JUON NETWORK イベント報告

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風の谷 森林の楽校2013夏

2013-06-08 | 風の谷 森林の楽校
6月8日(土)~9日(日)に
岐阜県揖斐川町で行われた
「風の谷 森林の楽校」の報告です。


20名(内地元4名)の参加がありました。


参加者の声


山や森の緑の匂い。土の湿った匂い。
普段は東京におり、なかなかまとまった自然に触れる機会はありません。
だからふとその匂いを嗅ぎに、圧倒的な自然の中に入りたくなります。
そんな気持ちのピークを迎えているとき、
「風の谷 森林の楽校」を知り、すぐに申し込みました。
大好きな森のために何かできることが嬉しく、移動も、
1人参加も、未経験者であることの不安も何も気になりませんでした。

が。集合場所に着いてみると、東京からの参加者は私しかおらず、
周りの方々は見るからに経験者の方で、久々の再会を喜び合い、
先日行ったどこそこの現場の話で盛り上がっています。

えっ!一気に不安になりました。気軽に参加したのはまずかった…。
そんな気持ちを抱えたまま、腰に鋸をつけ、ヘルメットをかぶり、軍手を装着し森へ…。
どきどき。

ですがその不安は、枝打ち作業が始まってすぐに楽しさへ変わりました。
まっすぐな木材にするため、下枝を切り落としていく作業。丁寧なご指導のあと、
ハーネスを腰に装着し、木と自分の体を固定し、はしごに上り、幹を傷つけないよう、
枝を残さないようひたすらギコギコ。被りなれていないヘルメットの重み、
汗で曇るゴーグル、飛んでくる木くず、段々動かなくなってくる腕。
でも楽しい!汗びっしょりの顔に吹いてくる風が最高に気持ちいいのです。

夕食交流会では、お手製ローストビーフやスモークチーズ、
桑の実酒などが持ち寄られ、また、林業の現場でのお話などを伺い、
とても素敵な時間を過ごしました。酔いがまわった頃に外へ。

真っ暗な中で見るホタル。星空とカエルの大合唱。
昼間とはうってかわった夜のひんやりとした匂い。

翌日は、作業のあとに山の中を歩いてまわりました。
歩きながら誰ともなくそこにある木や植物のレクチャーが始まります。
杉と檜の違い、「尾根マツ、谷スギ、中ヒノキ」の意味、
クロモジを噛んでみたり、ソヨゴの名前の由来を聞いたり、
プロペラ葉っぱを走ってまわしたり。

「緑の匂いを嗅ぎたい欲」から始まった今回の林業体験。
慣れない道具を装備したことも、はしごの上で感じた風も、
ごはんのおいしさも、廃校で泊まったことも、
自然にちょっぴり詳しくなったことも、
何より森を守ろうと同じ思いで集まった参加者さんたちとの交流も、
その全てに大満足です。さて次はどこに行こうかな。




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