JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

熊野の棚田 田畑の楽校2014A・B

2014-05-16 | 熊野の棚田 田畑の楽校
5月16日(金)~18(日)、6月20日(金)~22日(日)に
和歌山県那智勝浦町で行われた 「熊野の棚田 田畑の楽校」の報告です。
のべ13名の参加がありました。


各回の様子は、『田畑の楽校(はたけのがっこう)日記』活動ブログ
でも報告しています。ご覧ください。


参加者の声<A日程・5月16日(金)~18(日)>


今回参加を決めたのは,「新規定住者が約4割」,「棚田で田植え」という
二つが私を突き動かしたからです。過疎化が進む農山村でありながら,
新規定住者が人口の約4割を占める集落ではどのような取組みをしていて,
その土地にはどのような魅力があるのだろうか。ぜひとも見てみたい。
また,私自身,田んぼのにおいや泥の感触を得たい,
手作業で田植えをすることの達成感を味わいたいという思いもありました。

棚田では,まず約20センチに育った苗を適当な束にまとめ,
次にその苗をすべての田んぼに植えるという作業をしました。
また,地元の農家の方が連れてきた牛に道具を付けて代かきをするという
体験もできました。炎天下で汗が止まりませんでしたが,
何物にも代えがたい充足感を味わうことができました。
作業の合間には,地場野菜をふんだんに使った豪華な食事までいただきました。

夜には地元の方たちとの交流会があり,新規定住者の方ともたくさん
話すことができました。皆,今は軌道に乗っているけれど,
道のりは平たんではなかったと言いました。農業や田舎暮らしについて
熱く語っていると,あっという間に夜が更けていきます。

色川地区は,ほぼ全域が急な斜面に位置していて,
狭い田畑や細い道路が多くあります。よく見ると,昔は棚田だった場所が
今では杉林になっている所もありました。鉱山で栄えていた色川地区は,
閉山によって人口流出が深刻になったそうで,それがきっかけとなり
今の新規定住と就農の受入れを真剣に考えるようになったという経緯を聞きました。
もちろん,受入れがすべてうまくいっているわけではなく,
集落の暮らしにとけ込めない人の存在や,地区全体で団結して何かをする
という動きも鈍いようで,課題は多くありそうです。
そんな色川地区の取組みを,今後も微力ながら応援していけたらと思いました。




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