あたたかくなってきた昨日、のらじょが久しぶりに顔を見せました。

イブちょのくーん声が聞こえると、すぐに分かります。
こっそり隣の部屋から覗くと。

バレてる。
逢瀬をなるべく邪魔したくないので、そのまま静かに見守る。

見つめ合って、イブちょはまたまた腰くだけ。

けれどやっぱりこの後、のらじょはいつものごとく網戸バンバン!!
さらに網をガブ~~~ッ!!
「これこれ、やめなさい」
これさえしなければずっと放っておいてあげるのに。
一度言ってもやめないので、仕方なく近づく。

じゃあね、って顔して、ぽってぽって去って行きました。
のらじょには、イブちょもしろちゅも警戒しないんだよなぁ。
ちなみに、他の猫が来たらこんな感じ。

二人とも、しっぽぷっくぷく。
しろちゅの背中が逆立ってますね~。
外の猫は見えませんでしたが、たぶん最近この辺をブラブラしている、上品で綺麗なグレーのトラ猫ちゃんだと思います。
あのヒョウ柄みたいな怖いヤツだとレッツバトル!ですからね
今日のお散歩で、実はそのグレーのトラ猫ちゃんに会いました。
たまたまイブちょは森でまどろみ中で、ヒモは届かないので離していたんです。
そんなときに、のんきにトラ猫ちゃん、近づいてきちゃって。
あっという間に決死の追いかけっこの始まり始まり。
ヒモをつけたまんま、イブちょはトラ猫ちゃんを追いかけて近くのおうちの庭へ消えて行きました。
ああああ、どうしよう……
猫に隠れられるとこちらはお手上げで。
ひたすら道路側からイブちょ~イブちょ~と呼びかけながらぐるりと歩いて回り。
車は通るし家の周りしかたぶん土地勘ないだろうし。
冷や汗をかきながら、とにかく迷子はいけないと声をかけ続けました。
二度、家に戻ってみました。
すると、みゃあお、と、心細げな声がして。
お隣の庭まで、イブちょ、戻ってきてました。
あまり遠くまで行かなかったのか、庭伝いに戻ってきたようです。
どこにもヒモがひっかからずに帰ってこれてよかった~~~
いろんなゴミを体にひっつけて、帰ってきました(笑)。
もう~~~、怖かった~~~。
急にどこか行っちゃわないでよ。

-ボク、猫だからそんなの無理だも~ん。
-は~ごろごろ。

-ボク、ちゃんと帰ってこれるよ。

なによ~、戻ってきたときちょっとビビってたくせに。

-そんなの知らな~い。
-猫はね、過去のささいなことはすぐに忘れるんだよ。
それはある意味うらやましいけどさ。
お願いだから脱走だけはやめてね。
それに、あっちの猫ちゃんのほうが小さいんだから、いい子みたいだし、怪我させたりしちゃだめよ。
はぁ、お散歩には危険もつきものです。
さて、久しぶりに今日の風景写真です。
熊野古道を少しだけ歩いたときの、忘れられない場所、です。

天空の茶畑です。
熊野古道の中辺路ルートのハイライトの場所です。

素晴らしい場所でした。
どこからどう行ったのか、あんまり覚えてないんですが(すみません)、ネットで改めて探してみると、どうやら伏拝王子というところの近くだったようです。
朝の連ドラ「ほんまもん」のロケ地だったとか。
たまたま茶畑の横の民家にお住まいの方がいろいろと話をしてくださり、写真まで撮ってくださいました。
杉の森の中をずっと登ってきて、とてつもなくでっかいご褒美でした。
しばらく下ってくると、こんな看板がありました。

果て無しとはすごい名前ですね。
そんな山の稜線を見ながらの古道歩きはとても気持ちよかったです。
蟻の熊野詣でと言われるほど、一時はたくさんの人が歩いたこの道。
きっとその人たちと同じ山脈を見て、歩いているんだなあと、ちょっと感慨深かったです。
すっかり下ってきて、熊野本宮大社を参拝すると、向かったのは大斎原(おおゆのはら)。

ここは、もともと熊野本宮大社があったところで、まつろわぬ民と呼ばれた朝廷に従わなかった人たちの魂を封じ込めた場所でした。
明治22年に起こった大水害で、社が流されてしまい、現在の少し高いところへ移動したのです。
大きくて黒々していて怖い迫力がある大鳥居。
その真ん中には、足が三本の八咫烏(やたがらす)の紋。
サッカー日本代表のユニフォームにもこれが付いていますね。
社跡と河原で、手を合わせて冥福を祈りました。
ちなみにこの熊野本宮大社が発行している熊野午王神符(くまのごおうふ、午は牛と書かれる場合も)は、『おからす(烏)さん』とも呼ばれています。
これには様々な厄よけ(病気平癒や火事よけなど)の力があるとされてきました。
で、本で読んだ怖い話ですが、この裏に誓った約束事を書くと、もしそれを破った場合、熊野権現様への誓いを破ったとして、八咫烏が一羽死に、破った人も血を吐いて死ぬと信じられていたそうです。
そのため、ぜったいに破らないと約束するときに、よく使われたようです。
おからすさんは、ほんとうに来たんでしょうかね。
こわやこわや。
それにしても、ここも長谷寺と同じ、牛ですね~。
そして厄よけなのも同じ。
高田崇史さんの本によると、大きな厄があった人たちを祀り上げることで、『厄除け』の加護をくれる神様とする、
神社の成り立ちのいくつかには、そんな逆のからくりがあるとの説で。
子供に恵まれなかった、もしくは出産・子育てまつわる不幸があった人(人々)を祀り、『子宝』の神としたり。
日本では古来より、自然信仰と共に『死ねばみな仏』という思想があります。
こういう考え方も、この神社の成り立ちの話とかぶるなぁと、考えます。
あれ、えらく硬い話になってしまいましたね。
今回はこのへんで。
また次回お会いしましょう~~

イブちょのくーん声が聞こえると、すぐに分かります。
こっそり隣の部屋から覗くと。

バレてる。
逢瀬をなるべく邪魔したくないので、そのまま静かに見守る。

見つめ合って、イブちょはまたまた腰くだけ。

けれどやっぱりこの後、のらじょはいつものごとく網戸バンバン!!
さらに網をガブ~~~ッ!!
「これこれ、やめなさい」
これさえしなければずっと放っておいてあげるのに。
一度言ってもやめないので、仕方なく近づく。

じゃあね、って顔して、ぽってぽって去って行きました。
のらじょには、イブちょもしろちゅも警戒しないんだよなぁ。
ちなみに、他の猫が来たらこんな感じ。

二人とも、しっぽぷっくぷく。
しろちゅの背中が逆立ってますね~。
外の猫は見えませんでしたが、たぶん最近この辺をブラブラしている、上品で綺麗なグレーのトラ猫ちゃんだと思います。
あのヒョウ柄みたいな怖いヤツだとレッツバトル!ですからね

今日のお散歩で、実はそのグレーのトラ猫ちゃんに会いました。
たまたまイブちょは森でまどろみ中で、ヒモは届かないので離していたんです。
そんなときに、のんきにトラ猫ちゃん、近づいてきちゃって。
あっという間に決死の追いかけっこの始まり始まり。
ヒモをつけたまんま、イブちょはトラ猫ちゃんを追いかけて近くのおうちの庭へ消えて行きました。
ああああ、どうしよう……

猫に隠れられるとこちらはお手上げで。
ひたすら道路側からイブちょ~イブちょ~と呼びかけながらぐるりと歩いて回り。
車は通るし家の周りしかたぶん土地勘ないだろうし。
冷や汗をかきながら、とにかく迷子はいけないと声をかけ続けました。
二度、家に戻ってみました。
すると、みゃあお、と、心細げな声がして。
お隣の庭まで、イブちょ、戻ってきてました。
あまり遠くまで行かなかったのか、庭伝いに戻ってきたようです。
どこにもヒモがひっかからずに帰ってこれてよかった~~~

いろんなゴミを体にひっつけて、帰ってきました(笑)。
もう~~~、怖かった~~~。
急にどこか行っちゃわないでよ。

-ボク、猫だからそんなの無理だも~ん。
-は~ごろごろ。

-ボク、ちゃんと帰ってこれるよ。

なによ~、戻ってきたときちょっとビビってたくせに。

-そんなの知らな~い。
-猫はね、過去のささいなことはすぐに忘れるんだよ。
それはある意味うらやましいけどさ。
お願いだから脱走だけはやめてね。
それに、あっちの猫ちゃんのほうが小さいんだから、いい子みたいだし、怪我させたりしちゃだめよ。
はぁ、お散歩には危険もつきものです。
さて、久しぶりに今日の風景写真です。
熊野古道を少しだけ歩いたときの、忘れられない場所、です。

天空の茶畑です。
熊野古道の中辺路ルートのハイライトの場所です。

素晴らしい場所でした。
どこからどう行ったのか、あんまり覚えてないんですが(すみません)、ネットで改めて探してみると、どうやら伏拝王子というところの近くだったようです。
朝の連ドラ「ほんまもん」のロケ地だったとか。
たまたま茶畑の横の民家にお住まいの方がいろいろと話をしてくださり、写真まで撮ってくださいました。
杉の森の中をずっと登ってきて、とてつもなくでっかいご褒美でした。
しばらく下ってくると、こんな看板がありました。

果て無しとはすごい名前ですね。
そんな山の稜線を見ながらの古道歩きはとても気持ちよかったです。
蟻の熊野詣でと言われるほど、一時はたくさんの人が歩いたこの道。
きっとその人たちと同じ山脈を見て、歩いているんだなあと、ちょっと感慨深かったです。
すっかり下ってきて、熊野本宮大社を参拝すると、向かったのは大斎原(おおゆのはら)。

ここは、もともと熊野本宮大社があったところで、まつろわぬ民と呼ばれた朝廷に従わなかった人たちの魂を封じ込めた場所でした。
明治22年に起こった大水害で、社が流されてしまい、現在の少し高いところへ移動したのです。
大きくて黒々していて怖い迫力がある大鳥居。
その真ん中には、足が三本の八咫烏(やたがらす)の紋。
サッカー日本代表のユニフォームにもこれが付いていますね。
社跡と河原で、手を合わせて冥福を祈りました。
ちなみにこの熊野本宮大社が発行している熊野午王神符(くまのごおうふ、午は牛と書かれる場合も)は、『おからす(烏)さん』とも呼ばれています。
これには様々な厄よけ(病気平癒や火事よけなど)の力があるとされてきました。
で、本で読んだ怖い話ですが、この裏に誓った約束事を書くと、もしそれを破った場合、熊野権現様への誓いを破ったとして、八咫烏が一羽死に、破った人も血を吐いて死ぬと信じられていたそうです。
そのため、ぜったいに破らないと約束するときに、よく使われたようです。
おからすさんは、ほんとうに来たんでしょうかね。
こわやこわや。
それにしても、ここも長谷寺と同じ、牛ですね~。
そして厄よけなのも同じ。
高田崇史さんの本によると、大きな厄があった人たちを祀り上げることで、『厄除け』の加護をくれる神様とする、
神社の成り立ちのいくつかには、そんな逆のからくりがあるとの説で。
子供に恵まれなかった、もしくは出産・子育てまつわる不幸があった人(人々)を祀り、『子宝』の神としたり。
日本では古来より、自然信仰と共に『死ねばみな仏』という思想があります。
こういう考え方も、この神社の成り立ちの話とかぶるなぁと、考えます。
あれ、えらく硬い話になってしまいましたね。
今回はこのへんで。
また次回お会いしましょう~~

イブちょ嬉しそうにゃ
網戸にしてるってことは少し暖かかったのかにゃ?
他の野良猫が来た時しろちょの背中怒ってる~イブちょより怒り爆発中みたい
外での散歩 トラ猫追っかけていって怪我や事故がなくてよかった
散歩中野良猫と喧嘩になったら止めようとした人間が大けがもするからなぁ
ウルニャは野良と対面したらリードつけてる時は抱え家戻ります
間に合わず何回か追っかけていったことあったけど見つからないのよね
イブちょ無事セツさん家帰宅してホッとしたよ
私も 2、3度ノビが 野良ちゃんを追掛けて窓から飛び出て居なくなった事があるから 解ります。
イブちゃん 怪我もせず無事に帰って来れて良かったですね
イブちゃん あまりセツお母さんをハラハラさせないでねぇ~・・・
のらじょちゃん 暖かくなったらまた イブちゃん達に会いに来たのですね
とっても仲良しなんですね
スリスリし合ったりして。。。
網戸をカブリンコしたり 爪を立てたりしなきゃ良いのにね。。。
久しぶりですよね~のらじょ、元気そうで何より
イブちょ、散歩中に遭遇したのが<レッツバトルの怖いヤツ>じゃなくてよかったですね
しかしまぁ、ささいなことはすぐに忘れるんだよ。とは…
イブちょ、脱走はささいなことじゃないからね~
熊野古道も久しぶりですね
セツさんとご主人、仲がよさそう
黒い鳥居は威厳がありますね
烏のお話は興味深いです
セツさん、物知りですね~
テンプレートが変わってまたまたステキなブログに~
春らしくて とてもいいですね(#^.^#)
イブちょ 帰ってきて本当によかった~~
ハラハラドキドキで お疲れになったでしょう
お気持ち 痛いほど分かります=
熊野古道 天空の茶畑 すごい~~
大斎原の鳥居 仰天ビックリ 立派ですね
しかも八咫烏の紋が!
怖い話も いっぱいありますね(^_^;)
死ねばみな仏 ・・なんとなくわかる気がします
ご先祖さまのこと 仏さまと自然に言いますしね
本当にセツさんのブログは勉強になります!
素晴らしい写真もありがとうございました
のらじょ のこと書き忘れました~~
のらじょに会えてうれしいデス
元気そうで よかった(=^・^=)
しかし丸くてぽっちゃりしていて、栄養がいきわたって見えます。
ぼってぼって去って行きました、という感じがわかりますね。
しろちゅのあのシッポ、こうやって見るのは初めてじゃないかな。
何となく薄べったいような気がして・・・
イブちょに逃げられてドキドキヒヤヒヤでしたね。
でも我が家は知っていますよ~
天空の茶畑、大鳥居。日本ですね。
「死ねばみな仏」 僕もそう思います。
野良猫との遭遇は、散歩猫の宿命みたいなものですが、気をつけて見ていようと思います。
私も、抱っこできる時はさっとしていえに駆け込むのですが、今回は完全に気を抜いていましたね~。
あのトラ猫ちゃん、気配が薄いんですよ~(泣)。
イブちょの姿が見えなくなった瞬間から、いろいろ悪い想像が頭を駆け巡りました。
にゃあという声が聞こえた時、めちゃくちゃホッとしました。
どうもご心配をおかけしました。
のらじょはもう、堂々としたものですよ。
貫禄があります。
いつもイブちょの喜びっぷりが不思議です。
ここのところだいぶ暖かくなり、開けておく時間が増えて来ました。
しろちゅのしっぽは、まだしっかりぷっくり働いているようです。
背中の毛が見事にベッカムヘアー(笑)。
姿が見えなくなると、めちゃくちゃ怖くなります。
ノビちゃん、怪我なく帰ってきましたか?
野良猫を見るとどうしてあんなに追っかけて行くのでしょうね。
ナワバリから追い出したいのかなぁ。
のらじょ、そうなんです、暖かくなってまたひょっこり現れました。
ガブガブは困りますが、ああいう穏やかな訪問猫ばかりだと平和なんですけどね~。
あの顔を見るとなんとも癒されますね~。
キャー!レッツバトルのヤツだったら、今頃イブちょはとうなっていたか…(泣)
戻ってきた時はびびって後ずさりしていたくせに、いつもの散歩場所に戻った途端、ごろりんしまくりで。
なんなの~って感じでしたよ。
熊野古道、行かれたことがあるのでしたか。
いいところですよね。
今回のお話はみな本からの受け売りですので、知ったかぶりで恥ずかしいです。
春のテンプレート、とても気に入っています。
帰ってきたイブちょの声が聞こえた途端、ほんとに、心配させて~~~!と、泣き怒り笑いみたいになってしまいました。
あの茶畑は、ほんとうに綺麗でした。
見下ろす景色も空気もとても綺麗で、こんな空が近いところで住んでみたいなぁと思いましたよ。
八咫烏の話などは、何冊かの本からの得た知識なので、受け売りです。
面白い小説にして読ませて下さった作家先生が凄いです。
行ったときは、ここがあの…!と、とてもワクワクドキドキでした。