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自灯明法灯明

「自らを灯(ともしび)とし、拠り所として、他を灯とすることなかれ。」

Tektronixの2445Bの修理(1)

2017年05月23日 | 日記


テクトロのオシロの2445Bを一年程使わないでいた、一昨日Ampの特性を見る為にオシロに灯を入れた。
観測波形はちゃんと出て来るが、輝線のゼロ点調整をしようとすると、輝線がポンポンと飛んで合わせられない。
以前勤めていた会社で使っていたが、なにせ高価で一台は新車と一台と同等位する。
リタイア後自分で色々と作ったり修理したりしていると、非常に使い勝手が良いオシロなので
中古品をヤオフクで買いました。
所が調子が悪く真面に観測出来ないので、修理することにしました。
と言っても、治るかどうかは定かでは有りません。
例によってNetを検索します。
先ずは電源回路の不具合修理の記事が出て居たので、バラして電源回路の電解コンを外して容量を計って見ると、すべてOK。
他の記事を探しても目的のものは見つかりません。
不具合に関係するツマミの基板から出て居るフラットケーブルの行き先の基板をしげしげと見て居ると何か錆びているチップ部品。
あっな~んだ、四級塩の電解コンデンサーの腐食で電解液を吹きだして周囲の部品を腐食させる
とんでもないコンデンサーが原因の様です。
しかし、困った事に錆びて焼けている部品は、その値が消えていて配線図が無いと分かりません、PDFのマニュアルをやっと探し出した所、英語版(オシロの製造元は米国)です。
400ページに渡ってびっしり書いて有ります。
この続きはマニュアル解読作業が終了し修理が終わってから書きます。


何でも無かった電源基板


4級塩腐食 1箇所目


4級塩腐食 2箇所目
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2 コメント

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Unknown (風師庵)
2017-05-24 08:18:58
さすがプロですね、4級塩などという言葉初めて知りました。
電解コンデンサーの液漏れってどの電解コンデンサーですか、写真に矢印を入れていただければ分かるのですが、チップコンが黒くなっていますが、チップコンは電解コンデンサーじゃ無いですよね、それともチップコンにも電解液は入っているのですか。
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昔の電解 (ezekiel1)
2017-05-24 10:49:36
書き込み有難うございます。
netの物知りによりますと
この種のコンデンサーは「第四級アンモニュウム塩」と言う電解液が封入されされているそうです
電気製品には1988~2000年頃のものに使って有る事が多いとの事です。
写真(矢印は面倒なので略)の右上の丸っこいアルミの筒の小さなチップの電解コンデンサーです。
長方形の燃えたか?、腐食の様な感じのものは電解以外のチップコンデンサーかチップ抵抗です。
4級塩は強アルカリで液漏れを起こすと、周囲のパターンや部品間のショートが発生し焼損させるそうです。
風さんのTNCが壊れたのも、これが原因です。
同じような電解コンデンサーが使われていましたよ。
とにかく厄介なのは部品を腐食させ、焼損やスルーホール断線等、二次的被害を引き起こす事です。
コンデンサーメーカーもこの電解に付いては、表向きには出してない様で、喉に引っかかった小骨の如きものの様です。

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