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代理出産の出生届 不受理と確定ですか。。。難しい問題ですね

2007年03月24日 01時50分16秒 | □私の気になる記事
<代理出産>向井亜紀さんの双子、最高裁が実子とは認めず
3月23日16時39分配信 毎日新聞


タレントの向井亜紀さん(42)と元プロレスラーの高田延彦さん(44)夫妻
が、米国での代理出産でもうけた双子の男児(3)の出生届を受理するよう東京都
品川区に求めた家事審判で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は23日、受理
を命じた東京高裁決定を破棄し、申し立てを退けた。出生届の不受理が確定した。
決定は「現行民法の解釈としては、女性が出産していなければ卵子を提供した場合
でも法的な母子関係は認められない」との初判断を示した。

決定は4裁判官全員一致の意見。代理出産の適否には言及せず「今後も民法が想定
していない事態が生じることが予想され、立法による速やかな対応が強く望まれ
る」と異例の言及をした。

夫の精子と妻以外の女性の卵子を使った「代理母」のケースでは、最高裁が05年
に法的な実の親子関係を認めない決定を出していた。今回は夫妻の精子と卵子を使
う「借り腹」と呼ばれる方法で、判断が異なる可能性もあったが、いずれも認めら
れないことになった。

・・・

どこまでが「親子」という線引きが難しくなるからでしょうか。
それとも、倫理の問題でしょうか。
後々の相続等の問題も絡むからでしょうか。

「子どもが欲しい」という夫婦の切なる思いと「規範を明確にしないと何がどうな
のかワケがわかならなくなる」という社会ルールの問題のどちらが重いのか、また
はどちらを優先すべきなのか、私には分かりかねますが、やはり日本は法治国家な
んだなということを、あらためて実感しました。

多様化する社会の変化に着いて来れていない法律でも、現行法であるならばその基
準によって明確に決められる。

法律には、原則と例外があり、私も多少は宅建や管理業務主任者の資格を取る際に
法律を学びました。

しかし、弁護士によってさまざまな違う見解などをTV番組で見たりしますと、
「原則」と「例外」以外に考えようによってはどのようにでも解釈できるような場
合も多いことを知りました。

法律って「人間」が創ったものですけど、なかなか変革を起こそうと思っても変え
られない、目には見えない大きな壁でもあるということを代理出産の問題で強く感
じました。


大儀(社会のルールを確立させる)ために、小儀(代理出産は認めない)を「悪」
ととるのか「良」ととるのかは難しいですよね。

ただ、私が思うのには、
「向井亜紀さんの気持ちは痛いほどわかる。」ということです。

向井さんに対して「日本では認められないのを知っていて、押し切った形での代理
出産だったじゃないか。身勝手じゃないのか。」という思いの方もいるでしょう。

でも、わたしは経験したことがないですけど、
「子どもが欲しい」と願っている人の気持ちは、「その切実な思いは当事者しか分
からない苦しみや切望」だと思います。


それに「生まれた子どもには罪はない。」です。

向井さん夫婦は、批難や中傷に対しても腹をくくっていることと思います。
代理出産に挑む前から。もちろん、当然、腹はくくらないといけない。

しかし、出生届が出せないと、子どもが教育を受ける上で困るでしょう。
じゃあ、生まれてきた子どもをどうしろというのでしょうかね。

損得勘定の物質主義で考えるなら、
少子高齢化の問題を抱える日本は、国益としても「子どもが増える」ことは、良い
ことですから、ただ出生届を「受け付ける」か「受け付けない」かの白か黒かのど
ちらか一つなんていう対応だけでなく、「但し代理出産による」などを付記して受
付ればいいのではないかと思います。
まぁ、そのためには法改正も必要でしょうし、その前に他の法制度との絡みも審議
しないといけないのでしょうけど。。。。国籍や選挙権云々も含めて。。。


スピリチュアルな視点から言えば、
「両親は世間の批難を浴びながらも、愛情をもって我が子を育てる。」
「色々な苦悩を乗り越えて、我が子を持つ」
「両親は、子どもを持てた幸せを人一倍かみ締めて生きていく。」
など、自ら高いハードルにチャレンジしていて、決して一概に「悪い」ということ
ではないと思います。

ただ、世間から見れば、
「カネがあったら、何をしてもいいのか。欲しいものは何でも手に入れたいのか。」
など、代理出産できる環境の人と、子どもが欲しくても経済面で貧しく代理出産な
ど到底頼むことが出来ない人という不平等・不均衡の問題があるから、容易には受
け入れられないのでしょう。


複雑な問題が絡み合う代理出産の議論には突っ込む気はありませんが、ただ一言
「子どもには罪はない。」ということを言いたいです。
そのことを一番に考えて答えを探っていけば、何かしらの結論が出るのではないで
しょうか。
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