マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

やはり時間が経つにつれ・・・被災者の公平性=金銭的負担の問題

2011年05月19日 21時53分20秒 | □私の気になる記事
<東日本大震災>二重ローン軽減「公費で」…全銀協
毎日新聞 5月19日(木)21時46分配信

全国銀行協会は19日、東日本大震災で自宅や工場の生産設備などを
失った被災者・中小企業の「二重ローン」問題の解決に向けて、民主
党に要望書を提出した。被災者らが抱える債務や土地を国が買い取る
ことが柱で、政府支援の拡充を求めたのが特徴だ。買い取りによる
支援を拡大すれば国の財政負担が膨らむうえ、被災者間の公平性確保
も課題となるため、政府・与党内の調整は難航しそうだ。

 ◇被災土地買い取り要望

「金融機関と債務者だけで片づく問題ではない。国が積極的に関与し、
金融機関、債務者、国がそれぞれリスクを分担することが必要だ」。
同日の会見で、全銀協の奥正之会長はこう語り、政府支援の必要性を
強調した。

震災で自宅などを失ったのに債務だけが残り、住宅の建て替えなどで
新たな債務まで抱える二重ローン問題では、被災者らの返済負担を
いかに軽減するかが課題だ。全銀協は、銀行側も元本返済の猶予や
金利減免に応じるべきだとの考えを提示した上で、国の支援を求めた。

震災や津波の被害で、ローンの担保となっていた土地や生産設備の
価値は、大幅に低下している恐れがある。全銀協は、国に対し、被災
前の評価額を参考にした「適切な価格」で土地や設備の買い上げを
求めた。また、民間金融機関による支援が困難な中小企業に対しても、
公的機関が債務を「適切な価格」で買い取ることも求め、被災者の
債務負担を軽減するよう要請した。

さらに公的機関が融資返済の際の利子を負担することや、融資に対する
信用保証制度などの拡充も提案。背景には、債権放棄などを極力回避し、
震災に伴う銀行の損失をできるだけ抑えたいとの思惑もある。

政府支援策を大幅に拡充すれば国が事実上、債務を肩代わりする格好
になる。阪神大震災など過去の大災害時でもローンの買い取りなどの
例はないため、政府内では「利子だけでなく、事実上、元本の減免まで
踏み込めば『徳政令』になってしまう」(財務省幹部)として、反対
の声もある。

「支援の拡充」と、被災者間の「公平性確保」をいかに両立するかも
課題だ。自宅などを失った被災者の中には、保険料を負担して地震保険
をかけていたケースや、すでに震災前にローンを完済したり、自己資金
だけで建設費などをまかなっていたケースもあるためだ。ローンのある
人だけを救済すれば、不公平感が生じる。

菅直人首相は今月1日の参院予算委員会で「ローンを積み増す形では
ない救済措置を検討したい」と述べ、抜本的な救済に乗り出す考えを
表明。政府内では被害を受けた土地を国や地元自治体が買い取る案や、
被災者に価格の安い公営住宅を提供する案などが浮上しているが、
国の負担の在り方などを巡って異論も出ている。

・・・

二重債務、二重ローンの問題が出てくるとは思っていましたが、

・毎日の生活を切り詰めて、年間一括掛けで地震保険に加入して
いた人

・ローンに頼らず、コツコツと貯蓄して、住まいを建てた人

・住まいの建物を大切にしてきて、そしてローンが終わったばっかり
だった人

そして、ローンまで組んでマイホームを買うことが出来なかった人。

・・・

たった数ヶ月、数年しかマイホームを味わえなかった人

数十年住んできて、マイホームでの暮らしの良さを味わって
きて、やっとローンが終わったばかりの人

・・・

考えれば、考えるほど「おカネの面で公平性を保つ」
というのは難しい課題だなぁと感じました。

ただ、マイホームを持っていたといっても、今や大津波に
流されて、ローンだけが残り、建物が無い人の救済という
のも、確かに考えてあげないといけない、でないと手かせ
足かせだけが残って、実(マイホーム)が無いのでは、今後
生活していく上で精神面でも大変なことだとは思います。

しかし、じゃぁ地震保険を掛けていて日々の生活費を抑え、
万全の対策を打っていた人は、ローンはチャラ(債務免除)
で保険金は受け取れるのかというと、返済能力があるわけ
ですから、ローン返済へ充当させられるに決まっていますよね。

だいたい、金銭消費貸借契約書を金融機関と交わしている
以上、金融機関が債権を放棄しない限り、ずっと失った建物
のローンはついて来ますもんね。

・・・

住宅ローンもそうですが、水没した自動車のマイカーローンの
返済はどうなるのでしょう。

TV報道で、被災者の方が「まだ車のローンだってあるのに・・・」
と言っているのを見ました。

住まいは、高額負債だから支払免除で、自動車は普通国産車なら
高くても400万円~600万円だから、車自体無くても返済し
てくださいね、というのもおかしな話になって来るように思います。

公平性や平等を唱えるのであれば。

・・・

国の税金で、価値の無くなった土地を買えというのも、
どうなんでしょう。

日本全体が、このような大地震と大津波に襲われたら、
その時も同じように救済してくれるのでしょうかね。

・・・

どこでも起こり得る自然災害。
明日はわが身。

他人事ではありませんから、真剣に議論する必要があると
思います。


「原発事故で精神的苦痛」と都内男性が提訴 東電は争う姿勢
産経新聞 5月19日(木)12時42分配信

東京電力福島第1原子力発電所の事故を巡り、不十分な情報公開
などで不安が増大し、精神的苦痛を受けたとして、東京都内の臨床
心理士の男性(46)が東京電力に10万円の慰謝料を求めて東京
簡裁に提訴していたことが19日、分かった。同日開かれた第1回
口頭弁論で、東電側は争う姿勢を示した。

男性は訴状で、東電の情報公開について「正確な情報を得られず、
恐怖感や不安が高まった」と主張。「事故が起こらないよう十分な
対策を講じるべきで、対策が不可能であれば原発建設を断念すべき
だった」としている。

東電は、原発事故を引き起こした東日本大震災は「関東大震災とは
比較にならない規模」であり、「異常で巨大な天災地変について、
対策を講ずる義務があったとまでいえない」として、請求棄却を
求める答弁書を提出。また、男性の居住地である都内については
「人体に被害が生じるレベルの危険性はない」とし、都民が「『極度
の不安感、恐怖感』を持つような状況には至っていないことは明らか」
と主張している。

・・・

東京電力側も、ここまで広範囲な提訴を受けるんですね。

この口頭弁論で、
「関東大震災とは比較にならない規模」であり、「異常で巨大な
天災地変について、対策を講ずる義務があったとまでいえない」

と言った、この言葉こそ、本音でしょうね。

味噌も糞も混ぜこぜにされて、
「被害を被った」「カネをよこせ」
では、東京電力も、本音を言わざるを得ないでしょう。

「俺たちだって、こんなになるなんて思いも寄らなかったよ」

「事が起こってから、アレコレ言うけど、皆だって、こんな大きな
地震や津波が起こったりするなって思っても見なかっただろ」

「俺(東電)だけ吊るし上げかよ」

「みんなに電気を供給して、何とか停電にならないように
色んな策をやってきたのに・・・」

と言いたくなるもの分かりますよね。

・・・

こう言い方をするのは極論過ぎますが、
以前から地震が来る!必ず来る!と言われて地域なんだから
「『20mの塀で囲んだ鉄筋コンクリート造の住まい』を
なぜ建てなかったの?TV見てると日本家屋の木造が大半
じゃないの?地震保険?当然入っていないといけない地域
じゃないの」と言われたら、

言われた方も辛いでしょう。
そういうもんです。

・・・

誰が悪い、どこに責任がある、カネはどこから出るのか、
貰えるのか・・・

今の震災報道では、そういう面ばかりが見えてきて
「やっぱり、世知辛い世の中だなぁ」と思ってきます。

・・・

以前、ブログにも少し書きましたが、亡き最愛の彼女の件で
4千万円を超える保険金の受け取りを、私は放棄しました。

私が私自身に掛けていた保険で、特約が付いていて保険金が
下りたわけですが・・・

もちろん、保険会社に返ったわけだはなく、行くべきところ
本来受け取るべき方のところへ行きました。

別に、私はお金持ちでも、たくさん貯金を持っているわけ
ではありません。

ただ、もしも万が一「あの世」という世界があったならば、
きっと亡き彼女は褒めてくれる,私自身も「どうだ!偉かっ
ただろ」と言える,そんな気がして、その万が一のときの
ことを考えて、私なりが考え採った行動でした。

「お前、変わってるわ」とか、
「自分が自分で入って掛けてた保険料だろ?」
とか友人から言われたこともありました(数人の親しい友人や
同僚、そして自分の親に話をしました)


でも、
「うけとるべきおカネ」
って、本当の本当は、自分自身で分かっている、分かるもの
だと思うんですよね。私は。

金銭を受け取る,受け取らない
いくら貰い、それが妥当なものなのかどうか

なかなか金額で、コレだ!とは、確かに明確には言えません。

しかし、自分自身の内面や心の内を見つめてみて、心の中に

「欲っぽいことを考えてないかどうか」

この一点に絞って、自分自身を見つめてみると
人には言えない、自分自身の本性(素の自分)が
見えてくるはずです。

そこで、自我の欲と理性との問題や葛藤となってくるのでは
ないでしょうか。

・・・

カネは天下の回りもの

成るようにしかならない

それでいいんじゃないでしょうかね。

・・・

1万人を超える死者のことを思えば、いくらカネを積んだところで
1人として、この世には帰っては来れないわけですから、
まずは、自分の身が可愛いのであれば、生き残ったことへの感謝で
しょうね。

・・・

私は、死んで無になるとは思っていません。
それは、このブログの内容の通りです。

私だって、聖職者や仙人ではないので、欲だってあります。
でも、それも私は何か見えない存在に試されている試練だと
捉えてみると、

せいぜいこの世で生きて100年前後。

それなら、あの世という世界があって精神や意識体(魂)は
生き続けるということがあったなら、その世界で、
「俺はこう生きたぞ」と胸を張って言えるほうが、いいな
と思うのです。

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