介護 孤立しがちな男性の全国ネット発足 切実な声、続々
3月8日21時11分配信 毎日新聞
男性介護者の“駆け込み寺”として相談や交流、政策提言にあたる初の全国組織
「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」(京都市上京区、荒川不二夫代表)発
足会が8日、京都市北区の立命館大であった。約150人が集まり、男性介護の現
場を巡る切実な声が続々と上がった。
男性介護者とは、在宅で妻や親を介護する夫や息子ら。在宅介護者の3割を占め、
女性よりも孤立しやすいとされる。発足会では事務局長の津止正敏・同大学産業社
会学部教授が「介護のため職場を失い、追いつめられた末の殺人も後を絶たない。
男性介護者の声を集め、身の置き所を作り、八方ふさがりの状態に風穴を開けた
い」と強調した。
リレートークで「認知症を発症した妻は『なぜ私が。神様助けて』と嘆いたが、何
をしていいか分からなかった。先輩男性の体験を共有する場ができてうれしい」な
どの声が出た。事務局(075・811・8195)。
・・・
<祖母放置死>「就職活動うまくいかず介護も嫌気」逮捕の孫
3月8日23時33分配信 毎日新聞
祖母を風呂に入れたまま放置して死なせたとして、警視庁荻窪署は8日、杉並区南
荻窪1、無職、飯島貴幸容疑者(23)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、7日午後1時半ごろ、自宅1階の風呂場で祖母のミネさん(92)を
風呂に入れ、1人では浴槽から出ることができないのを知りながら約3時間半放置
し死なせたとしている。飯島容疑者は「就職活動もうまくいかず介護にも嫌気がさ
した」と容疑を認めている。
同日午後5時ごろ、2階から下りてきた飯島容疑者が浴槽内でぐったりしているミ
ネさんを発見し119番。ミネさんは病院に搬送されたが死亡した。
飯島容疑者はミネさんと50代の母親と3人暮らし。2日に1回、飯島容疑者と母
親のどちらかがミネさんを風呂に入れていた。母親は、1階の理髪店で勤務中だっ
たという。
・・・
本来、殺人者(犯罪者)になるような人でない者が、殺人者になってしまう。
「介護と孤独」という問題は、大きな社会問題だと、私もそう思います。
特に、男性には、自分の親であっても妻であっても、お風呂に入れたり
下の世話をするのは、かなり抵抗があると思います。
相手が最愛の人であっても、いざ我が身が介護者という立場になった場合、
果たして、その現状に立ち向かえるかと自問自答してみますと、
いくらなんでも、キツイなぁ・・・やっていけるのかなぁ・・・
と思ってしまいます。
仕事は行けなくなるし、在宅介護だと引きこもりがちにもなるし。
いくらヘルパーさんの訪問介護の支援を受けても、数時間手が
空くだけで、結局のところは実質24時間付きっきりとなるのは
必定ですよね。
「自分の親が介護が必要となった際、果たして自分は介護生活を乗り越え
られるのか」と考えると、自信がありません。
いつ、上記の飯島貴幸容疑者(23)のように嫌気が差し、介護を放棄して
しまうとも限りません。
他人事のようで、とても他人事とは思えない「介護疲れ」「介護に嫌気が差し・・・」
が要因の事件記事です。
孫がお祖母ちゃんの介護ですか。。。
家庭環境からの事情もあることでしょうけど、23歳の若者には
キツイなぁ。
介護疲れで無理心中という記事もよく見かけますが、天涯孤独の人よりも
家族がいる人のほうが圧倒的に多いわけですから、ほとんどの人が、遅かれ
早かれ、介護問題と向き合わないといけなくなりますから、やっぱり
他人事では済まされない問題です。
みんなに囲まれて、そしてみんなに看取られて「この世を去る」
という、ごく当たり前のようなことでさえ、実はとても幸せで有難いこと
なんだなぁと、つくづくそう思いました。
このまま生きていくと、私が母親の介護をすることになると思います。
それはそれでよい。
ただ、自分がこの世を去るときには、出来れば孤独死したとしても、
次の日くらいには発見して欲しいものです。
でないと、やっぱり・・・寂しいもんです。
今の世は、
「死ぬ瞬間」「死に方」までも気にしながら生きないといけないのか・・・
と思うと、おちおち死ぬことも出来ません。
老人ホームとかとは別に、また薬や注射漬けの病院とかではなく、
共同で「静かに看取る場」のような場所(そういう専用の貸家とかマンション)
があれば、すごく勇気づけられたり、介護者のメンタル面もサポート出来たり
すると思うのですけどね。
そのようなマンションがあることは、仕事柄、実際に訪問して知っていますが、
とにかく「お金がかかり過ぎる」「民間運営だから、お金持ちしかそのような
サービスが受けられない」という感じでした。
有料でも国民年金くらいで、「安らかに最期を送れる場所」を提供出来ないもの
なんでしょうかね。
看護師さんを常駐させたり、24時間ホームヘルパーさんが待機しているという
ところは、高くて当然。
私にお金があったなら、
安い賃料(2万円くらい)で、同じ境遇の介護者と介護される人とが、一箇所に
集まって、お互いがお互いを見守りつつ生活できるような場所を提供したいもの
です。
それなら「孤独」「寂しさ」などから開放されますしね。
やっぱり、運営していくだけの採算でさえ取れないから、そういった安価なところ
がないのでしょうかね。
地元を離れたくないとか、介護者の仕事(収入を得る場)がないとか、
田舎に共同体を作っても入居者集めも難しいものなんでしょうね。
「介護支援」って
出口の見えない大きな社会問題ですね。。。
3月8日21時11分配信 毎日新聞
男性介護者の“駆け込み寺”として相談や交流、政策提言にあたる初の全国組織
「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」(京都市上京区、荒川不二夫代表)発
足会が8日、京都市北区の立命館大であった。約150人が集まり、男性介護の現
場を巡る切実な声が続々と上がった。
男性介護者とは、在宅で妻や親を介護する夫や息子ら。在宅介護者の3割を占め、
女性よりも孤立しやすいとされる。発足会では事務局長の津止正敏・同大学産業社
会学部教授が「介護のため職場を失い、追いつめられた末の殺人も後を絶たない。
男性介護者の声を集め、身の置き所を作り、八方ふさがりの状態に風穴を開けた
い」と強調した。
リレートークで「認知症を発症した妻は『なぜ私が。神様助けて』と嘆いたが、何
をしていいか分からなかった。先輩男性の体験を共有する場ができてうれしい」な
どの声が出た。事務局(075・811・8195)。
・・・
<祖母放置死>「就職活動うまくいかず介護も嫌気」逮捕の孫
3月8日23時33分配信 毎日新聞
祖母を風呂に入れたまま放置して死なせたとして、警視庁荻窪署は8日、杉並区南
荻窪1、無職、飯島貴幸容疑者(23)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、7日午後1時半ごろ、自宅1階の風呂場で祖母のミネさん(92)を
風呂に入れ、1人では浴槽から出ることができないのを知りながら約3時間半放置
し死なせたとしている。飯島容疑者は「就職活動もうまくいかず介護にも嫌気がさ
した」と容疑を認めている。
同日午後5時ごろ、2階から下りてきた飯島容疑者が浴槽内でぐったりしているミ
ネさんを発見し119番。ミネさんは病院に搬送されたが死亡した。
飯島容疑者はミネさんと50代の母親と3人暮らし。2日に1回、飯島容疑者と母
親のどちらかがミネさんを風呂に入れていた。母親は、1階の理髪店で勤務中だっ
たという。
・・・
本来、殺人者(犯罪者)になるような人でない者が、殺人者になってしまう。
「介護と孤独」という問題は、大きな社会問題だと、私もそう思います。
特に、男性には、自分の親であっても妻であっても、お風呂に入れたり
下の世話をするのは、かなり抵抗があると思います。
相手が最愛の人であっても、いざ我が身が介護者という立場になった場合、
果たして、その現状に立ち向かえるかと自問自答してみますと、
いくらなんでも、キツイなぁ・・・やっていけるのかなぁ・・・
と思ってしまいます。
仕事は行けなくなるし、在宅介護だと引きこもりがちにもなるし。
いくらヘルパーさんの訪問介護の支援を受けても、数時間手が
空くだけで、結局のところは実質24時間付きっきりとなるのは
必定ですよね。
「自分の親が介護が必要となった際、果たして自分は介護生活を乗り越え
られるのか」と考えると、自信がありません。
いつ、上記の飯島貴幸容疑者(23)のように嫌気が差し、介護を放棄して
しまうとも限りません。
他人事のようで、とても他人事とは思えない「介護疲れ」「介護に嫌気が差し・・・」
が要因の事件記事です。
孫がお祖母ちゃんの介護ですか。。。
家庭環境からの事情もあることでしょうけど、23歳の若者には
キツイなぁ。
介護疲れで無理心中という記事もよく見かけますが、天涯孤独の人よりも
家族がいる人のほうが圧倒的に多いわけですから、ほとんどの人が、遅かれ
早かれ、介護問題と向き合わないといけなくなりますから、やっぱり
他人事では済まされない問題です。
みんなに囲まれて、そしてみんなに看取られて「この世を去る」
という、ごく当たり前のようなことでさえ、実はとても幸せで有難いこと
なんだなぁと、つくづくそう思いました。
このまま生きていくと、私が母親の介護をすることになると思います。
それはそれでよい。
ただ、自分がこの世を去るときには、出来れば孤独死したとしても、
次の日くらいには発見して欲しいものです。
でないと、やっぱり・・・寂しいもんです。
今の世は、
「死ぬ瞬間」「死に方」までも気にしながら生きないといけないのか・・・
と思うと、おちおち死ぬことも出来ません。
老人ホームとかとは別に、また薬や注射漬けの病院とかではなく、
共同で「静かに看取る場」のような場所(そういう専用の貸家とかマンション)
があれば、すごく勇気づけられたり、介護者のメンタル面もサポート出来たり
すると思うのですけどね。
そのようなマンションがあることは、仕事柄、実際に訪問して知っていますが、
とにかく「お金がかかり過ぎる」「民間運営だから、お金持ちしかそのような
サービスが受けられない」という感じでした。
有料でも国民年金くらいで、「安らかに最期を送れる場所」を提供出来ないもの
なんでしょうかね。
看護師さんを常駐させたり、24時間ホームヘルパーさんが待機しているという
ところは、高くて当然。
私にお金があったなら、
安い賃料(2万円くらい)で、同じ境遇の介護者と介護される人とが、一箇所に
集まって、お互いがお互いを見守りつつ生活できるような場所を提供したいもの
です。
それなら「孤独」「寂しさ」などから開放されますしね。
やっぱり、運営していくだけの採算でさえ取れないから、そういった安価なところ
がないのでしょうかね。
地元を離れたくないとか、介護者の仕事(収入を得る場)がないとか、
田舎に共同体を作っても入居者集めも難しいものなんでしょうね。
「介護支援」って
出口の見えない大きな社会問題ですね。。。
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