「自己責任」ですか・・・
投資だけでなく、雇用も、何もかも。
提供される情報が虚偽で、それで騙されたとしても、これまた「自己責任」と
いう言葉で、片付けられてしまうんでしょうね。
・・・
近未来通信に「金返せ」、投資家から36件4億7千万
投資家から事業資金を募りながら、配当が滞ったまま本社を閉鎖したIP電話会社
「近未来通信」(東京都中央区)が、解約を希望する36の個人・法人から少なく
とも総額約4億7000万円の返金を求められていることが、同社の内部資料で分
かった。このうち個人3人と2社は、同社や経営陣に計1億円余りの損害賠償を求
め、東京地裁などに提訴していることも判明。週内にはさいたま地裁などにも訴え
が起こされる予定で、同社への訴訟は拡大する様相を見せている。
内部資料によると、読売新聞が8月末、同社がIP電話の利用料から投資家に配当
するとうたいながら、実際には投資家の資金を配当に充てていた疑いがあることを
報道してから約1か月間で、投資した31人、5社から解約と返金を求める要求書
が内容証明郵便で届けられた。ほかに、同社を直接訪れて返金を求める投資家もお
り、返金要求額はさらに膨らんでいるとみられる。
(読売新聞) - 11月21日8時47分更新
・・・
この「近未来通信」なる社名を初めて知ったのは、「リクナビNEXT」でした。
-------------------------------------------------------------------------
2006.11.21現在、さすがにリクナビNEXTで「募集中」とはなっていませんが、
株式会社 近未來通信
■事業内容: ●インターネットを利用した国内・国際電話サービス
●インターネットを利用した各種情報サービス ●インターネット電話網の構築
●インターネット電話プリペイドカード製作販売
●各種通信機器販売 主要取引先/NTT東日本、NTT西日本、KDDI、他
■事業所: 本社/東京都中央区日本橋浜町 東北支店/宮城県仙台市青葉区
(06年4月開設) 中部支店/愛知県名古屋市中村区名駅 関西支店/大阪府
大阪市西区南堀江 九州支店/福岡県福岡市博多区博多駅南 ソウル
■設立: 1997年12月
■代表者: 代表取締役社長 石井 優
■従業員数: 150名
■資本金: 6000万円
■売上高: 181億円(2005年7月期)、
126億円(2004年7月期)、80億円(2003年7月期)、42億円(2002年7月期)
※ 現在リクナビNEXT上で募集を行っていない企業も、過去1年以内にリクナビ
NEXT上で募集があった場合は続けて表示します。「この求人情報をクリップす
る」ボタンをクリックすると、この企業が新たに募集を開始した時にメールでお知
らせします。
--------------------------------------------------------------------------
と、まぁ、リクナビNEXTの求人広告を見て、転職していった方々も多いのでは
ないでしょうか。
しかし、リクナビNEXTの運営会社㈱リクルートは何の責任も取らず、何も感じ
ないでしょう。
私は、webサイトの「カーセンサー」で掲載されていた販売店の自動車を買いまし
たが、代金全てを払ったのち、納車されず、十数台あった車も無くなっており、
建物はモヌケノのカラといった、いわゆる「詐欺」にあったという苦い経験があり
ます。
カーセンサーは㈱リクルートが運営しています。
ネット画像を保存していましたので「ナンバーの前に取り付けた『カーセンサー』」
のプレートのついた写真等、車検証のコピー、領収書など、資料の全てを愛知県
警に提出し、某本署の知能課の刑事さんのご活躍で逮捕されました。
自社で自賠責や任意保険を掛けようと、車検証のコピーをもらっていたため、
私が買おうとした車だけ、置き去りにされており、その車があったため、他の方
は特定できない状態(例えば、ウィンダムでも全国に何十万台もあるから、車体番
号を控えておかないと、夢を見ていたのではと言われれば・・・)でしたが、詐欺
事件だと分かったのです。
残されていた車の窓の隙間に・・・
「どこへ行った!納車はまだか。」
「訴えるぞ!」
「払った代金を返せ!」
という紙が挟まっていました。
まるで、ミナミの帝王の映画のようでした。。。
その後・・・その容疑者はきちんとお金を返すという約束で、私は訴えを取り下
げましたら、その後、きちんと2年間かけて毎月返金してもらえました。
(泣き寝入りだと思っていましたが、助かりました。)
刑事事件にした場合、代金回収どころではない・・・と判断しました。
それなら、どんな仕事でもして働いてもらい、返してもらおうと思ったのです。
・・・
しかし、容疑者が行方不明のなか、㈱リクルートにいくら事情を説明しましても、
何の対応もしませんでした。
ようは「はぁ・・・はぁ・・・」と、話を聞くだけで、「大変でしたね。お気の
毒です。」のような、「お言葉」だけの対応でした。
ようは「広告掲載料さえもらえればいい」というのが㈱リクルートの姿勢です。
現車の写真や車検証のコピー、建物の写真など、色々あっても知らぬ顔です。
カーセンサーに掲載していた自動車を買おうとして、詐欺にあっても「知ったこ
とではない」ということでしょう。
真に受けた私が悪いのかなぁ・・・
何度も、他県から仕事が終わった後、警察署に行き、手間も時間もいっぱい
かかりました。
顔写真15~6枚ある中から、「この中に容疑者はいますか?」と刑事さんに
聞かれ、一度しか会っていなかったのですが、一発で当てたときには、刑事さ
んも「その通り!正解!」と喜んでいました。ちょっと、ドキドキしました。
また、当時売買の話をした、事務所の中の様子も覚えていました。
(パソコンの位置、応接セットの位置、お互いが坐った位置関係、応接セットの
テーブルの上にはセントラルファイナンスのメモ帳があったなど)
私は、運良く代金を回収できましたが、民事訴訟なんていくら勝訴しても、相手
が騙し取ったお金や賠償金を払えるだけの返済能力がなければ、一生回収できな
いでしょう。
投資にしても、売買にしても、雇用にしても・・・
騙されるほうが悪いような扱いです。
「自己責任」は「泣き寝入りしなさい」ということなのでしょう。
寂しい時代ですね。。。
<追加>
今TVニュースで見ました。「4000万円出資した」「1200万円」
「1000万円」「1380万円」など・・・
40年間貯めたお金、老後の資金、退職金・・・で投資した方が大勢映って
いました。
新聞広告も大きく一面広告で、派手にたくさん出していたみたいです。
追加2006.12.4
(まとめ含む)
----------------------------
設立: 1997年12月
売上高7億円(1998年7月期)
売上高11億円(1999年7月期)
売上高17億円(2000年7月期)
売上高20億円(2001年7月期)
売上高42億円(2002年7月期)
売上高80億円(2003年7月期)
売上高126億円(2004年7月期)
売上高181億円(2005年7月期)
今期は、
売上高245億円(2006年7月期)
---------------------------
「老後の収入のため退職金をはたいた。なのに、詐欺だったのか」。近未来通信に
約1800万円を投資したさいたま市の無職男性(56)は、取材に肩を震わせ
た。今年1月に投資し、配当はまだ、ゼロ。「警察の捜査は当然だ」と憤る。
新聞広告の「中継局オーナー制度」に関心を持ち、中央区の同社ビルであった説明
会に参加した。石井優社長は「IP電話市場はもっと大きくなる。海外のなかで
も、とくに中国への事業展開はうまくいくでしょう」と展望を語った。
そして、個別相談を希望する参加者だけが、応接室に移る途中、ビデオデッキのよ
うな機械20~30台を収納した棚のある部屋を、ガラス越しに見た。「あれが中
継局です」。幹部社員は「月に50万円は配当がある。投資金は3年で回収できま
す」と熱っぽく語った。
契約書によると、自分が「オーナー」になった中継局は埼玉県川口市のワンルーム
マンションの一室にある。11月下旬に訪ねたが、呼び鈴に応答はなく、中の様子
はうかがえなかった。「本当に中継局などあるのか」。不信は募った。
東京都足立区の無職男性(51)は約2年前、実家の土地を売った1200万円を
投資した。「先行きが明るい業種だし、『オーナー』という言葉に事業に参加する
気持ちになった。配当金を頼りに、母親の介護に専念したかった」と話す。
(毎日新聞) - 12月4日14時57分更新
これは・・・有りもしない話で勧誘し高額の所得を手にした社員にも責任がありま
すね。
しかし・・・150名の社員に1億円ずつ責任をとってもらっても150億円・・・
売上高の1.65%しか通信料収入が無く、残りは投資家から集めたお金が売上
計上されていたということは・・・
過去全ての売上高の合計約729億円のうち、投資された資金の合計は、
約717億円位まで上るのではないでしょうか。
大変な詐欺事件です。
投資だけでなく、雇用も、何もかも。
提供される情報が虚偽で、それで騙されたとしても、これまた「自己責任」と
いう言葉で、片付けられてしまうんでしょうね。
・・・
近未来通信に「金返せ」、投資家から36件4億7千万
投資家から事業資金を募りながら、配当が滞ったまま本社を閉鎖したIP電話会社
「近未来通信」(東京都中央区)が、解約を希望する36の個人・法人から少なく
とも総額約4億7000万円の返金を求められていることが、同社の内部資料で分
かった。このうち個人3人と2社は、同社や経営陣に計1億円余りの損害賠償を求
め、東京地裁などに提訴していることも判明。週内にはさいたま地裁などにも訴え
が起こされる予定で、同社への訴訟は拡大する様相を見せている。
内部資料によると、読売新聞が8月末、同社がIP電話の利用料から投資家に配当
するとうたいながら、実際には投資家の資金を配当に充てていた疑いがあることを
報道してから約1か月間で、投資した31人、5社から解約と返金を求める要求書
が内容証明郵便で届けられた。ほかに、同社を直接訪れて返金を求める投資家もお
り、返金要求額はさらに膨らんでいるとみられる。
(読売新聞) - 11月21日8時47分更新
・・・
この「近未来通信」なる社名を初めて知ったのは、「リクナビNEXT」でした。
-------------------------------------------------------------------------
2006.11.21現在、さすがにリクナビNEXTで「募集中」とはなっていませんが、
株式会社 近未來通信
■事業内容: ●インターネットを利用した国内・国際電話サービス
●インターネットを利用した各種情報サービス ●インターネット電話網の構築
●インターネット電話プリペイドカード製作販売
●各種通信機器販売 主要取引先/NTT東日本、NTT西日本、KDDI、他
■事業所: 本社/東京都中央区日本橋浜町 東北支店/宮城県仙台市青葉区
(06年4月開設) 中部支店/愛知県名古屋市中村区名駅 関西支店/大阪府
大阪市西区南堀江 九州支店/福岡県福岡市博多区博多駅南 ソウル
■設立: 1997年12月
■代表者: 代表取締役社長 石井 優
■従業員数: 150名
■資本金: 6000万円
■売上高: 181億円(2005年7月期)、
126億円(2004年7月期)、80億円(2003年7月期)、42億円(2002年7月期)
※ 現在リクナビNEXT上で募集を行っていない企業も、過去1年以内にリクナビ
NEXT上で募集があった場合は続けて表示します。「この求人情報をクリップす
る」ボタンをクリックすると、この企業が新たに募集を開始した時にメールでお知
らせします。
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と、まぁ、リクナビNEXTの求人広告を見て、転職していった方々も多いのでは
ないでしょうか。
しかし、リクナビNEXTの運営会社㈱リクルートは何の責任も取らず、何も感じ
ないでしょう。
私は、webサイトの「カーセンサー」で掲載されていた販売店の自動車を買いまし
たが、代金全てを払ったのち、納車されず、十数台あった車も無くなっており、
建物はモヌケノのカラといった、いわゆる「詐欺」にあったという苦い経験があり
ます。
カーセンサーは㈱リクルートが運営しています。
ネット画像を保存していましたので「ナンバーの前に取り付けた『カーセンサー』」
のプレートのついた写真等、車検証のコピー、領収書など、資料の全てを愛知県
警に提出し、某本署の知能課の刑事さんのご活躍で逮捕されました。
自社で自賠責や任意保険を掛けようと、車検証のコピーをもらっていたため、
私が買おうとした車だけ、置き去りにされており、その車があったため、他の方
は特定できない状態(例えば、ウィンダムでも全国に何十万台もあるから、車体番
号を控えておかないと、夢を見ていたのではと言われれば・・・)でしたが、詐欺
事件だと分かったのです。
残されていた車の窓の隙間に・・・
「どこへ行った!納車はまだか。」
「訴えるぞ!」
「払った代金を返せ!」
という紙が挟まっていました。
まるで、ミナミの帝王の映画のようでした。。。
その後・・・その容疑者はきちんとお金を返すという約束で、私は訴えを取り下
げましたら、その後、きちんと2年間かけて毎月返金してもらえました。
(泣き寝入りだと思っていましたが、助かりました。)
刑事事件にした場合、代金回収どころではない・・・と判断しました。
それなら、どんな仕事でもして働いてもらい、返してもらおうと思ったのです。
・・・
しかし、容疑者が行方不明のなか、㈱リクルートにいくら事情を説明しましても、
何の対応もしませんでした。
ようは「はぁ・・・はぁ・・・」と、話を聞くだけで、「大変でしたね。お気の
毒です。」のような、「お言葉」だけの対応でした。
ようは「広告掲載料さえもらえればいい」というのが㈱リクルートの姿勢です。
現車の写真や車検証のコピー、建物の写真など、色々あっても知らぬ顔です。
カーセンサーに掲載していた自動車を買おうとして、詐欺にあっても「知ったこ
とではない」ということでしょう。
真に受けた私が悪いのかなぁ・・・
何度も、他県から仕事が終わった後、警察署に行き、手間も時間もいっぱい
かかりました。
顔写真15~6枚ある中から、「この中に容疑者はいますか?」と刑事さんに
聞かれ、一度しか会っていなかったのですが、一発で当てたときには、刑事さ
んも「その通り!正解!」と喜んでいました。ちょっと、ドキドキしました。
また、当時売買の話をした、事務所の中の様子も覚えていました。
(パソコンの位置、応接セットの位置、お互いが坐った位置関係、応接セットの
テーブルの上にはセントラルファイナンスのメモ帳があったなど)
私は、運良く代金を回収できましたが、民事訴訟なんていくら勝訴しても、相手
が騙し取ったお金や賠償金を払えるだけの返済能力がなければ、一生回収できな
いでしょう。
投資にしても、売買にしても、雇用にしても・・・
騙されるほうが悪いような扱いです。
「自己責任」は「泣き寝入りしなさい」ということなのでしょう。
寂しい時代ですね。。。
<追加>
今TVニュースで見ました。「4000万円出資した」「1200万円」
「1000万円」「1380万円」など・・・
40年間貯めたお金、老後の資金、退職金・・・で投資した方が大勢映って
いました。
新聞広告も大きく一面広告で、派手にたくさん出していたみたいです。
追加2006.12.4
(まとめ含む)
----------------------------
設立: 1997年12月
売上高7億円(1998年7月期)
売上高11億円(1999年7月期)
売上高17億円(2000年7月期)
売上高20億円(2001年7月期)
売上高42億円(2002年7月期)
売上高80億円(2003年7月期)
売上高126億円(2004年7月期)
売上高181億円(2005年7月期)
今期は、
売上高245億円(2006年7月期)
---------------------------
「老後の収入のため退職金をはたいた。なのに、詐欺だったのか」。近未来通信に
約1800万円を投資したさいたま市の無職男性(56)は、取材に肩を震わせ
た。今年1月に投資し、配当はまだ、ゼロ。「警察の捜査は当然だ」と憤る。
新聞広告の「中継局オーナー制度」に関心を持ち、中央区の同社ビルであった説明
会に参加した。石井優社長は「IP電話市場はもっと大きくなる。海外のなかで
も、とくに中国への事業展開はうまくいくでしょう」と展望を語った。
そして、個別相談を希望する参加者だけが、応接室に移る途中、ビデオデッキのよ
うな機械20~30台を収納した棚のある部屋を、ガラス越しに見た。「あれが中
継局です」。幹部社員は「月に50万円は配当がある。投資金は3年で回収できま
す」と熱っぽく語った。
契約書によると、自分が「オーナー」になった中継局は埼玉県川口市のワンルーム
マンションの一室にある。11月下旬に訪ねたが、呼び鈴に応答はなく、中の様子
はうかがえなかった。「本当に中継局などあるのか」。不信は募った。
東京都足立区の無職男性(51)は約2年前、実家の土地を売った1200万円を
投資した。「先行きが明るい業種だし、『オーナー』という言葉に事業に参加する
気持ちになった。配当金を頼りに、母親の介護に専念したかった」と話す。
(毎日新聞) - 12月4日14時57分更新
これは・・・有りもしない話で勧誘し高額の所得を手にした社員にも責任がありま
すね。
しかし・・・150名の社員に1億円ずつ責任をとってもらっても150億円・・・
売上高の1.65%しか通信料収入が無く、残りは投資家から集めたお金が売上
計上されていたということは・・・
過去全ての売上高の合計約729億円のうち、投資された資金の合計は、
約717億円位まで上るのではないでしょうか。
大変な詐欺事件です。
新しい通信ビジネスの新局設置費用を負担していただくことにより、その中継局から生まれた利益を継続的に配分する、事業パートナーを募集します。
オーナーの利益は、所有の中継局を経由したユーザーからの発信料と着信料です。
パソコン・通信の知識や営業活動などは全く必要ありません。
■加盟金 210万円。 (税抜き価格200万円、消費税10万円)
※その他 サーバー等、設備資金が必要です。
・・・
「知識」「経験」 「技術」は一切必要なし
所有設備が利益を生み出す新システム
と謳っています。
「何もせず、まとまったお金を出しただけで儲かる」というようなこのような呼び込みに惹きつけられたのですか・・・
不労所得を得たいがために、また老後の資金を働かずに増やしたいために、コツコツ貯めた資金でこのようなシステムに手を出したのですか・・・
新興のハイリターンな儲け話をする企業には、本当のお金持ちは手を出さないものです。正真正銘の「お金持ち」は、銀行員時代に見てきましたが、ものすごく用心深いです。
このような商品に手を出す方は、自己資金の90%~100%(全財産)をつぎ込んでしまう傾向があります。
手を出す人は、1~6千万円程度の、少し生活に余裕のある方々です。
本当のお金持ち(億単位)は、リスクは広範囲に分散させていますので、1商品にせいぜい数%~10%(10%も掛けていないでしょうね)の自己資金を投じる程度です。
いくら日々の生活にゆとりが出てきて、貯蓄も人並み以上に貯まってきたからと言って、決して「本当のお金持ち」さんの真似をしてはいけません。
この中継基地局のオーナー募集の獲得要員だったのですね。
怖いです・・・
<沿革>
平成 9年 12月 株式会社 近未來通信設立
東京~名古屋~大阪~福岡にてテスト通話開始
平成10年 3月 海外通信会社と提携し、通話プリペイドカード「グローバルカード」発売
平成11年 9月 関西支店設立
平成11年 12月 米国法人 KINMIRAI TSUUSHIN OF U.S.A. INC.設立
ロサンゼルス局開設
平成12年 7月 ハワイ局開設
平成12年 9月 香港法人 近未來通信香港有限公司設立
香港局開設
平成13年 1月 韓国法人 KINMIRAI TSUUSHIN OF KOREA INC.設立
平成13年 2月 ソウル局開設
ソウル支店設立
平成13年 4月 釜山局開設
済州島局開設
平成13年 7月 ニューヨーク局開設
平成13年 8月 ロンドン局開設
平成13年 10月 シンガポール法人 KINMIRAI TSUUSHIN OF SINGAPORE PTE LTD.設立
シンガポール局開設
平成13年 11月 九州支店設立
平成14年 2月 シドニー局開設
平成14年 6月 携帯電話ダイヤラー「Pocketline(ポケットライン)」発売
平成14年 12月 IPテレビ電話「TVfone(ティーヴィーフォン)」発売
平成15年 2月 台湾法人 台湾近未來通信有限公司設立
台湾局開設
平成15年 4月 フィリピン局開設
平成15年 7月 長春局開設
平成15年 12月 通話リチャージブルカード「グローバルカード・リローデッド」発売
平成16年 1月 IP電話アダプター「IPfone(アイピーフォン)」発売
平成16年 2月 サンフランシスコ局開設
平成16年 3月 フランクフルト局開設
平成16年 6月 IPテレビ電話「TVfone evo(ティーヴィーフォン エヴォ)」発売
平成16年 6月 通話リチャージブルカード
「グローバルカード・リローデッドKOREA JAPAN」発売
平成16年 7月 通話リチャージブルカード「グローバルカード・リローデッド 03」発売
通話プリペイドカード「グローバルカード 03&092」発売
平成16年 8月 IP電話アダプター「IPfone」無料レンタル開始
平成16年 11月 IPテレビ電話「TVfone adomo(ティーヴィーフォン アドモ)」無料レンタル開始
平成16年 11月 テレビ電話事業部を株式会社近未來ビデオコムとして子会社化
平成16年 11月 北京局開設
平成16年 11月 インドネシア法人 PT. KINMIRAI TSUUSHIN INDONESIA 設立
平成16年 12月 サンパウロ局開設
平成17年 1月 バンクーバー局開設
平成17年 2月 通話プリペイドカード「コリアジャパン動物カード」発売
平成17年 4月 カスタマー営業部 人形町オフィス開設
平成17年 5月 中部支店設立
平成17年 5月 中国法人 君悦通訊技術有限公司設立
平成17年 7月 大連局開設
平成17年 7月 通話プリペイドカード「グローバルカード・電(DEN)」発売
平成17年 8月 ワシントンD.C.局開設
平成17年 8月 IPテレビ電話「TVfone adomoⅡ(ティーヴィーフォン アドモ ツー)」無料レンタル開始
平成17年 11月 本社を浜町センタービルに移転
平成17年 11月 上海局開設
平成17年 11月 通話プリペイドカード「グローバルカード・モバイル」発売
平成17年 12月 シアトル局開設
平成17年 12月 通話プリペイドカード「グローバルカード・エリアトップ」発売
平成18年 1月 通話プリペイドカード「Fun Fun Card(ファンファンカード)」発売
平成18年 4月 東北支店設立
平成18年 5月 青島局開設
平成18年 6月 パリ局開設
まさか・・・
加盟金105万円 (税抜き価格100万円、消費税5万円)
エリアエージェントの業務はユーザーの獲得、中継局オーナーへの事業説明及び開拓となります。
研修を通じて丁寧に指導し、通信のプロを育てますので専門知識なども不要。ノルマもありません。
開業が決定すれば本部がサポートいたします。名刺やパンフレット、営業キットなども用意されていますので、自宅で電話一本あれば、すぐにスタートできます。
初期費用は加盟金105万円のみ。
電話一本で即開業できます!
<業務>
ユーザーの開拓営業、中継局オーナーの開拓、代理店開拓、 及びサポート業務
●中継局オーナー開拓マージン
●開拓中継局の稼動継続マージン
●プリペイドカードの卸小売益
「エリアエージェント代理店」って、横文字でカッコいいですけど・・・
ただ単に、何の実物の商品を提示することなく、饒舌に商品の説明と儲け話をして、その気にさせ・・・
お金を出資する者を獲得したら、エージェントは高額なバックマージンを親玉の近未來通信からもらう・・・
明らかに「マルチ商法」の王道ではないでしょうか!?!?
騙す人は、悪い。確かに悪いです。
しかし、いくら言葉巧みにと言えども、このようなシステムの下で動いているマルチ商法の組織に引っかかるとは・・・申し訳ないですけど「自ら引っかかりに飛び込んでいったようなもの」のように思います。
しかし、このような苦い教訓も、「自ら課した課題」「生きる目的を今一度考えるための試練」であるということになるのでしょうね。。。
不透明な経営が明らかになったIP(インターネット・プロトコル)電話会社「近未来通信」(東京都中央区)で、投資家が購入した通信用サーバー2466台のうち、わずか7台しか稼働していないことが30日、総務省の調べで分かった。
同社の2005年7月期の売上高約181億円のうち、電話利用に伴う通信料も約3億円しかなく、投資家からの資金が売上高のほぼ全額を占めていたことも判明。「投資家には通信料から配当する」と繰り返してきた同社の説明が虚偽だったことが、具体的な数字で裏付けられた。
総務省が、同社への立ち入り検査の結果として公表した。今後、通信サービスの休廃止時には電話利用者に周知するよう、同社に行政指導する。(読売新聞) - 12月1日8時51分更新
・・・
美味い話を聞かされて投資した皆さんの「資金=お金」は、簿記の「勘定科目」でいうと「売上」なんですか。
投資した資金は資本の部となるわけでもなく、また借入金でもない。。。どういう仕組みなのか興味を持ちますね。
しかし、投資されたお金を「売上」っていう自体非常に怪しい仕組みですよね。
(営業社員)甘い投資話をして→投資家から入金されたお金→「売上」って、売上の詳細な内容となると「話術代」ですかね。
なんで預った投資の資金が収益勘定になるのか・・・私も、まだまだ勉強不足。しかし、不思議です。ヤバそうな臭いがぷんぷんしますけど。
業務概要 近未来通信グループが提供するサービスのシステム再構築、Pマーク取得のための社内ネットワーク再構築。
雇用形態 正社員
勤務地(都道府県) 東京都
勤務地(住所) 本社(中央区日本橋浜町)
【転勤の可能性】ありません
勤務時間 10:00~19:00(実働8時間)
【残業について】各自の裁量にお任せします。
交通 ・都営新宿線「浜町」駅徒歩1分
・東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町」駅徒歩8分
・東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅徒歩10分
給与 年俸制500万円以上
※経験・能力・前給を考慮の上、さらに優遇します。
待遇・福利厚生 年俸改定年1回、各種社会保険完備、通勤交通費全額支給
休日・休暇 完全週休2日制(土・日)、祝日、夏期・年末年始休暇、有給休暇、慶弔
募集年齢 21~40歳
応募資格 ●学歴不問、25~38歳位まで
●ルータ、スイッチ、インターネットセキュリティ、インフラ等の知識がある方
●VPN、VoIPに興味のある方。
●過去に中規模程度のネットワーク構築経験のある方。
●社内、社外のネットワークエンジニア経験を問わず、社内ネットワーク構築経験のある方。
【あると望ましい経験・能力】●CISCO、Firewall等のコンフィングを設定することができる方。
●ネットワーク運用ポリシーを定められる技術を持つ方。
※実務経験が浅い方でも、考え方や潜在能力が高いと思われる方は積極的に採用させていただきます。
-------------------------------------------------------------------------------
中途採用の求人広告を見て、この会社に入社した方々の中には営業社員のような加害者だけでなく、被害者もいます。
きちんと当該企業の調査もせず、広告掲載料欲しさに中途採用の広告を掲載していた転職情報誌の発行元にも、重大な責任があると思います。
12月21日1時52分配信 読売新聞
IP電話会社「近未来通信」について東京地裁が20日、破産開始を決定したことを受け、被害対策弁護団は同日会見し、これまでに投資家214人、31億円余りの被害を確認したことを明らかにした。既に477人から委任を受けており、被害額は60億円を優に上回るとみている。
弁護団によると、配当できる原資は、今のところ石井優社長(50)の自宅や近未来通信の銀行口座の預金など1億円にも満たないという。弁護団では「少なくとも数億円は回収しなければ、配当自体ができない」としている。
・・・
なぜ、配当自体できないのか。
それは、青森住宅供給公社の巨額横領事件を見てみると、わかってきます。
約14億5000万円にのぼる被害のうち、回収できたのは約1億4860万円で、訴訟費用などを除くと約5480万円にとどまっています。
それは、
チリでの弁護士費用額だけで約6440万円かかっているからです。(この事件の場合は、海外にまで及んでいますので、かなり掛かっているのでしょうど)
・・・
ようは、弁護団の弁護士費用が大変かかり、また1億円程度しか配当原資がないのに、被害者に残金を分ける作業や手間などを考えると、返すものが無くなってしまうということです。
「我々弁護士がお助けしましょう」=「無報酬」というわけではないですから。
・・・
まさに、世知辛い世の中の教科書のような悪循環です。
1月23日3時4分配信 毎日新聞
IP電話会社「近未来通信」(東京都中央区、破産手続き中)を舞台にした投資詐欺事件で、同社の石井優社長が、警視庁捜査2課による家宅捜索直前の昨年11月、2億5000万円を持ち出し海外へ出国していたことが関係者の話で分かった。捜索時、同社の銀行口座には残高が数百円しかなかったことも判明、同課は資金の流出経緯などを調べている。【永井大介、鳴海崇】
関係者によると、石井社長は昨年11月17日、羽田空港から出国したことが確認できているが、出国先やその後の行方はつかめていない。一方、同課は昨年12月4日、詐欺容疑で本社などを捜索。この時点で、同社の銀行口座の残高は数百円だったことが分かった。
関係者によると、石井社長が海外に出国する2日前の11月15日、石井社長側に約3億円が振り込まれていた。この約3億円は石井社長が一昨年10月に都内の会社社長に資産運用を依頼して預けていたもので、その後、石井社長が昨年10月に全額を返還するように要求していたという。
約3億円のうち、5000万円は会社の口座に、残り約2億5000万円は石井社長名義の口座に振り込まれた。石井社長はこの2億5000万円を海外出国の際に持ち出した可能性が高いという。
また石井社長は、振り込みのあった日に役員会を開き、会社の口座の5000万円は返金を要求する投資家らへの当面の対策費として使うよう指示していた。家宅捜索時には残高が数百円しかなかったことから、ほぼ全額が引き出されたことになるが、資金の行方は不明だという。
被害対策弁護団によると、投資家への配当に充てることができる原資は、川崎市にある石井社長の自宅などがあるが、総額1億円に満たない。
近未来通信は、IP電話事業の一環として、電話回線とインターネット網をつなぐ中継局の通信用サーバーの設置費用を投資家から募集。1台当たり約1100万円を集め、「1年後には100万円近い配当がある」などと説明していた。全国約2000人から総額約400億円を集めたとされる。しかし、昨年11月の総務省の立ち入り検査などから、通信事業の実態がほとんどなく、投資家の資金をそのまま配当に回す自転車操業だったことが判明している。
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残っていた資産は、運用しようとしていた3億円程度しか残っ
てなかったのですか。
ヒドイ話です。石井氏自身は、身の危険を感じて逃げ出すなんて。しかも動かせる資産のほぼ全額の残金を持って。