マクドナルドが気の毒で・・・悪いのはアスリート社というＦＣ

＜マクドナルド＞４店舗でのラベル張り替え、ほぼ毎日
11月29日20時53分配信 毎日新聞

東京都内の４店舗で商品の調理日時のラベル張り替えや賞味期限切れの原料使用が
発覚した日本マクドナルドは２９日、この４店舗で０１年１２月からほぼ毎日、サ
ラダのラベル張り替えが行われていたとする調査結果を発表した。また、賞味期限
切れの原料使用は０４年１０月から、トマトなど３種類で行われていたことも判明
し、長期間にわたり恒常的に不正が行われていたことが明らかになった。　

マクドナルドは２７日の問題発覚後、フランチャイズとして早稲田、大塚駅前、新
大塚、本郷３丁目の４店舗を運営するアスリート社（東京）の社員とアルバイト計
７４人を対象に聞き取り調査を実施。その結果、サラダ２品目とヨーグルトで、ほ
ぼ毎日ラベルの張り替えが行われていたことが判明した。

賞味期限切れの原料使用は、トマトのほか「マックシェイク」とソフトクリームで
確認された。トマトは０４年１０月から年に３～６回程度。マックシェイクやソフ
トクリームの原料は０５年１月から月１～４回の頻度で賞味期限切れの原料が使用
されていた。

また、マックシェイクを作る機器を週に１回分解して洗浄する際、残った原料を店
によっては９５年から、そのまま使っていたことも判明した。

アスリート社の社員５人はいずれも不正を認識しており、アルバイトにラベルの張
り替えを指示していたことも認めた。しかし、同社の社長からの指示については否
定しているという。

・・・

フランチャイズという仕組みを知らない人も、世の中にはいらっしゃるでしょう。
誤解のないように、ＴＶ報道すべきだと思います。

マック直営店でのラベル張り替えや賞味期限切れの原料使用であったり、本部から
の指示だったりするのであれば問題ですが、

この問題は、アスリート社というフランチャイズでマック店舗を経営していた、
この会社の倫理観の欠如の問題ですよね。


アスリート社という会社は、自社の利益だけしか考えず、結局は真面目にきちんと
経営している全国の他のマックＦＣ店にまで被害（売上減少）を与えて、本当に迷
惑な会社だと思います。

アルバイトにラベルの張替えって・・・
いつか外部に漏れて、問題になるのは目に見えているじゃないですか。

マックの管理責任という問題もあるでしょうけど、
管理にも限界がありますよね。
コソコソと影で会社（アスリート社内）グルミで、従業員にラベル張り替えや賞味
期限切れの原料使用するように指示を出していたのを事前に突き止めるのは不可能
に近いことと思います。


アスリート社の社員５人は、社長から指示はされていなかったといっていますが、
ではなぜ１店舗ではなく、４店舗でなんでしょう。
４店舗の従業員が愛社精神？で、会社に利益をもたらしたいとでも思ったのでし
ょうか。

それとも、無駄が多いと会社から怒られるから、従業員は怒られるのが嫌で、身の
保身のためにやったのでしょうか。

それとも、まだ食べられるのでもったいない？と思ったのか。。。

いずれにしろ、ラベル張り替えや賞味期限切れの原料を使用するなんて考えを、
４店舗も揃ってやるでしょうかねェ。

何かしらの異常な圧力（ノルマのためか、上からの指示）があったのではないで
しょうか。

でないと、わざわざこんな手段を思いつきで雇われている立場の労働者（従業員）
が行ったりしないでしょう。
残ろうが無駄になろうが、もったいないとは思いますが、雇われ者には関係のない
ことですから。

・・・

万一、アスリート社の社長が本当に知らなかったとしても、
社長は「社長」なんですから自社の管理不足という責任は免れませんね。

・・・

たまにはマック本部から監査に訪れていたり、自主申告で報告させていたでしょう
けど、ＦＣ店であるアスリート社が会社グルミで行っていたのでは、従業員からの
内部告発がないことには表に出てこないでしょう。


結局、最後は信頼して任せるしかない・・・
信頼関係が大事だってことですね。

それを、自社の利益、自社の儲けのために信頼を踏みにじったアスリート社は、
社会制裁を受けてしかるべきでしょう。


マックに関しては、
雇用・労働問題では、「駄目な会社」だと、私は思っていますが、さすがに
このアスリート社というＦＣ店によるラベル張り替えや賞味期限切れの原料を使用
していたという問題では、「マックはお気の毒だなぁ」と同情しますね。

しかし・・・
世知辛いですね。人体への影響なんてどうでもいい。
人を「お金を運んでくるモノ」としか見ていないということでしょう。

それにしても偽装問題や期限切れのものの販売など、儲けしか考えていないという
ところからくる事件が多いですね。寂しい話です。