「吉備国際大学大学院 知的財産学研究科(通信制)」弁理士試験
科目の一部免除も可能!
2010年6月15日(ダイヤモンド社 編集委員)
今回紹介するのは「知財」を専攻とする大学院、しかも通信制の
修士課程である。吉備国際大学大学院 知的財産学研究科(通信制)は、
日本初の知財の通信制大学院であり、しかも弁理士試験の一部免除が
可能になる注目の学校である。
岡山県にあるこの学校の知名度は、県内・近県以外ではさほど高くないかも
しれない。とはいえ地元での知名度は圧倒的。運営主体である学校法人
高梁学園は、九州保健福祉大学や順正短期大学、専門学校、社会福祉法人
までを含む加計グループの中核。財務体質も健全であり、学校運営には
積極的な姿勢が有名だ。
吉備国際大学は、学部では看護、理学療法、作業療法をふくむ保健科学部
がひとつの看板。そして2008年に誕生した新しい大学院は、意欲的な大学
の姿勢を象徴的に示すものだ。通学エリアに拘束されない通信制の、
しかも大学院は、全国レベルで注目される。実際、この大学院のスクーリング
は岡山と東京の2カ所が会場。初手から知財ニーズの高い首都圏を意識して
いるのは慧眼である。岡山のスクーリングも駅前のサテライトを使い、
近畿圏、また九州からもアクセスは良い。スクーリングは土日祝日に集中
させている。
カリキュラムは特許・実用新案法、著作権法、意匠法、商標法などを必修の
基礎科目として中心に置き、選択の専門科目は国内法/国際法、国内制度/
国際制度をバランス良く配置したもの。専門家不足が言われる知的財産の
「学」を、真正面から受け止めている。
修了要件は34単位。面接授業を行なう必修科目はぎりぎりに絞り込まれており、
社会人の修学の負担は少ない。そもそもこの分野を研究しようとする社会人が
多忙でないわけはないことを理解していることが判る。なお、要件には修士
論文が課されていることに注目されたい。
いっけん負担が多いように思えるが、修士論文を書き、工業所有権審議会に
よる分野適合の審査を受ける事で、その分野に相当する弁理士試験2次(論文式)
の選択科目が免除されるというシステムに対応しており、大きなメリット
なのである。このいわゆる「修士・博士・専門職学位に基づく選択科目
免除資格認定」について興味のあるかたは、特許庁のホームページを熟読
玩味することをお勧めする。
弁理士試験ではこの他、修了後2年間は1次試験(短答式)の「特許法・
実用新案法」「意匠法」「商標法」「工業所有権に関する条約」が免除になる。
短答対策の必要が半減する試験準備上の特典もあるわけだ。
授業料は、初年度の入学金(15万円)、スクーリング費(5万円)込みで
88万円(20年度の例)。通信制の大学院の中ではモデレートなレベルだろう。
とはいえ、自宅で学べる有形無形のメリットは、社会人には何物にも
替えがたい。
・・・
我が第一の母校、吉備国際大学も色々なことを考えて学生集めをやって
いますね。
=通信制 修士課程(修業年限2年)=
研究科 専攻 募集定員
吉備国際大学大学院 社会福祉学研究科 社会福祉学専攻
吉備国際大学・九州保健福祉大学
連合国際協力研究科 国際協力専攻
吉備国際大学大学院 保健科学研究科 理学療法学専攻、 作業療法学専攻
吉備国際大学大学院 環境リスクマネジメント研究科
環境リスクマネジメント専攻
吉備国際大学大学院 知的財産学研究科 知的財産学専攻
=通信制 博士課程(修業年限3年)=
研究科 専攻 募集定員
吉備国際大学大学院 心理学研究科 臨床心理学専攻
吉備国際大学・九州保健福祉大学
連合社会福祉学研究科 社会福祉専攻
通信教育で、修士課程5研究科、博士後期課程2研究科と
かなり大きな規模で、あれこれ通信制大学院を開講している
ことを知りました。
・・・
知的財産学研究科 知的財産学専攻=弁理士試験一部免除ですか。。。
弁理士自体、「理系の弁護士」と呼ばれるくらい難関国家資格
ですので、一部試験免除してもらっても、なかなか合格するのは
難しいのでないでしょうか。
それなら、税理士試験免除のための法学、商学、経済学、経営学
の通信制大学院開講で学生集めをしたほうが良いように思いますけどね。
岡山理科大学、倉敷芸術科学大学、九州保健福祉大学、千葉科学大学
も吉備国際大学と同様に加計氏のグループ学園です。
まぁ、私は九州保健福祉大学と千葉科学大学に2つの薬学部を創った
ことはニーズにマッチしていて良かったと思っています。
6年制になって学費収入も2年間分プラスで確保できますし。
しかし・・・
登録販売者というドラッグストアや薬局などで一般用医薬品
(かぜ薬や鎮痛剤など)の販売ができる資格が出来て、薬剤師も
ドラッグストアに勤めて薬だけでなく文具や雑貨を扱いながら高給を
取るといった道が消えていく分、6年も大学に通うメリットとの
駆け引きがあるでしょうね。
定員割れの薬学部も出てきているようですし。
・・・
母校が消えてしまうのは、寂しい話ですので
「大学生き残りのため」に是非とも頑張って学校経営をし続けて
欲しいです。
科目の一部免除も可能!
2010年6月15日(ダイヤモンド社 編集委員)
今回紹介するのは「知財」を専攻とする大学院、しかも通信制の
修士課程である。吉備国際大学大学院 知的財産学研究科(通信制)は、
日本初の知財の通信制大学院であり、しかも弁理士試験の一部免除が
可能になる注目の学校である。
岡山県にあるこの学校の知名度は、県内・近県以外ではさほど高くないかも
しれない。とはいえ地元での知名度は圧倒的。運営主体である学校法人
高梁学園は、九州保健福祉大学や順正短期大学、専門学校、社会福祉法人
までを含む加計グループの中核。財務体質も健全であり、学校運営には
積極的な姿勢が有名だ。
吉備国際大学は、学部では看護、理学療法、作業療法をふくむ保健科学部
がひとつの看板。そして2008年に誕生した新しい大学院は、意欲的な大学
の姿勢を象徴的に示すものだ。通学エリアに拘束されない通信制の、
しかも大学院は、全国レベルで注目される。実際、この大学院のスクーリング
は岡山と東京の2カ所が会場。初手から知財ニーズの高い首都圏を意識して
いるのは慧眼である。岡山のスクーリングも駅前のサテライトを使い、
近畿圏、また九州からもアクセスは良い。スクーリングは土日祝日に集中
させている。
カリキュラムは特許・実用新案法、著作権法、意匠法、商標法などを必修の
基礎科目として中心に置き、選択の専門科目は国内法/国際法、国内制度/
国際制度をバランス良く配置したもの。専門家不足が言われる知的財産の
「学」を、真正面から受け止めている。
修了要件は34単位。面接授業を行なう必修科目はぎりぎりに絞り込まれており、
社会人の修学の負担は少ない。そもそもこの分野を研究しようとする社会人が
多忙でないわけはないことを理解していることが判る。なお、要件には修士
論文が課されていることに注目されたい。
いっけん負担が多いように思えるが、修士論文を書き、工業所有権審議会に
よる分野適合の審査を受ける事で、その分野に相当する弁理士試験2次(論文式)
の選択科目が免除されるというシステムに対応しており、大きなメリット
なのである。このいわゆる「修士・博士・専門職学位に基づく選択科目
免除資格認定」について興味のあるかたは、特許庁のホームページを熟読
玩味することをお勧めする。
弁理士試験ではこの他、修了後2年間は1次試験(短答式)の「特許法・
実用新案法」「意匠法」「商標法」「工業所有権に関する条約」が免除になる。
短答対策の必要が半減する試験準備上の特典もあるわけだ。
授業料は、初年度の入学金(15万円)、スクーリング費(5万円)込みで
88万円(20年度の例)。通信制の大学院の中ではモデレートなレベルだろう。
とはいえ、自宅で学べる有形無形のメリットは、社会人には何物にも
替えがたい。
・・・
我が第一の母校、吉備国際大学も色々なことを考えて学生集めをやって
いますね。
=通信制 修士課程(修業年限2年)=
研究科 専攻 募集定員
吉備国際大学大学院 社会福祉学研究科 社会福祉学専攻
吉備国際大学・九州保健福祉大学
連合国際協力研究科 国際協力専攻
吉備国際大学大学院 保健科学研究科 理学療法学専攻、 作業療法学専攻
吉備国際大学大学院 環境リスクマネジメント研究科
環境リスクマネジメント専攻
吉備国際大学大学院 知的財産学研究科 知的財産学専攻
=通信制 博士課程(修業年限3年)=
研究科 専攻 募集定員
吉備国際大学大学院 心理学研究科 臨床心理学専攻
吉備国際大学・九州保健福祉大学
連合社会福祉学研究科 社会福祉専攻
通信教育で、修士課程5研究科、博士後期課程2研究科と
かなり大きな規模で、あれこれ通信制大学院を開講している
ことを知りました。
・・・
知的財産学研究科 知的財産学専攻=弁理士試験一部免除ですか。。。
弁理士自体、「理系の弁護士」と呼ばれるくらい難関国家資格
ですので、一部試験免除してもらっても、なかなか合格するのは
難しいのでないでしょうか。
それなら、税理士試験免除のための法学、商学、経済学、経営学
の通信制大学院開講で学生集めをしたほうが良いように思いますけどね。
岡山理科大学、倉敷芸術科学大学、九州保健福祉大学、千葉科学大学
も吉備国際大学と同様に加計氏のグループ学園です。
まぁ、私は九州保健福祉大学と千葉科学大学に2つの薬学部を創った
ことはニーズにマッチしていて良かったと思っています。
6年制になって学費収入も2年間分プラスで確保できますし。
しかし・・・
登録販売者というドラッグストアや薬局などで一般用医薬品
(かぜ薬や鎮痛剤など)の販売ができる資格が出来て、薬剤師も
ドラッグストアに勤めて薬だけでなく文具や雑貨を扱いながら高給を
取るといった道が消えていく分、6年も大学に通うメリットとの
駆け引きがあるでしょうね。
定員割れの薬学部も出てきているようですし。
・・・
母校が消えてしまうのは、寂しい話ですので
「大学生き残りのため」に是非とも頑張って学校経営をし続けて
欲しいです。
しかし、この合格者のM氏は、昨年春に入学し、その直後の短答式、論文、口述の全てに合格したので、1年を終了した時点で自ら退学している。こんな研究科で殆んどが素人のような教官の指導論文なんて世間で通用するものでないし、時間も納入金ももったいないからである。
ここの大学院で一部免除の必要なんかないからである。
それをこの大学では、いかにも大学院の指導によって合格したかのような誇大広告を作り上げているが、これは犯罪に等しいのではあるまいか。
知的財産学で、「不正競争防止法」を教授するところが、「不正競争」を行っているような笑い草だ。
文部科学省の監督も悪い。
なるほど。
このM氏は「自分のチカラ」で弁理士に合格したわけで、大学院で学んだから合格できたというわけではないのですね。
しかも、すでに退学しているとなると、この大学院で学ぶ意義さえどうなんだろう・・・ということだったというようにも感じられますね。
しかし、インタビューで、このM氏もあれこれ答えていますけど、何で修了せずに退学する者がわざわざインタビューに答えたんでしょうね。
私なら「この大学院のおかげで合格したわけじゃないし、辞めるのでお断りします」と断りますけどね。
その辺りが、1年で退学した者のとる行動なのかが理解出来ません。
良く分かりません。。。