三陰交は経絡の流れのなかで 腎経(泌尿生殖器系)、脾経(消化吸収系)、肝経(ホルモン代謝系) の交点で、あまり交わる事の無い経絡の中でも3つの交点を持ち、かなりパワーを持つツボです。
なんたって 女性の三里 といわれるくらいですから…(余計分からないですね…。)
三陰交の場所はいろいろなホームページより探すことができるので、そちらを参考に…。
作用としてまずあげられるのが
①逆子の灸
三陰交は至陰とともに昔から逆子の治療穴として有名です。また安産灸の場所としてもとても有名です。最近の助産婦さんもよく知っていますから鍼灸院への来院も多いですよ。
逆子は28週を過ぎるとなかなか治らないので、28週を過ぎてはじめて逆子と診断されるのですが、30週を過ぎて逆子と診断された例でもココにお灸をする事で赤ちゃんがひっくり返る事があります。
うちの治療院は妊婦さんが最近非常に多いので、本当によく効くツボだと改めて思うところです。
多くの鍼灸師もそういう経験をしていることと思います。
ですからこのツボだけはその人の身体を見なくても”妊婦”というだけで施灸指示ができます。
★注意★ 妊娠中4カ月目までは施灸しない事。早めに使えば流産の危険があります。
②不妊
の方にも効果があります。
三陰交に加えて必用なツボがありますが、概ね 冷え取りが好転の兆しを作るために大切 ですので鍼灸院の門を叩く事も一計です。
③手足の冷え
手足の冷えには効果がありますね。
ただ、この時期(梅雨時)脾経が疲れ果てているのでこのツボを刺激すると疲れてしまうことがあります。ですからお灸をして良くないようでしたら鍼灸師に相談してください。
うまくいけば、温まるようになると思います。
④消化器系
…胃腸を元気にします。
脾経は栄養を運ぶ手伝いをする経絡なので、下痢や便秘を繰り返す人にも効果があります。
⑤生理の調整
にも大変良いツボです。
ただ、長い期間、足が冷えて、お腹が冷えているような人で、敏感な人の中には、このツボを温灸で軽く温めただけでもめまいや吐き気のような、胸に込み上げてくるような感じがする場合があります。
これは三陰交が脾経(消化器系ですね)上にあり、おなかが温まって腸がうごきはじめるからです。
このような症状がでる場合、よいからといってつらい症状がでるのに無理して使わない方がよいですね。
★やり方★ 千年灸等で温かくなるくらいで取ります。熱いのに我慢するのは逆効果です。
次回は臨床で失敗した三陰交のつかい方について…書いてみたいと思います。
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