「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

私の呼吸法。不安が続く方にもお勧めです!

2023年12月16日 | 健康

私のやっている呼吸法(10分程度)
※ もちろん鼻からでも口からでもいいですよ(^。^)
  1. 手をお腹に軽く当てる。
  2. 当てた手に気持ちを向ける。
  3. 置いている手が動いているのかいないのかわからないほど、ゆっくりと時間をかけて腹式呼吸をする。
  4. 特に吐く時はできるだけゆっくり丁寧に、お腹の底から吐いて吐いて吐き切るようにする。
  5. 吸う時は時間をかけなくても良いが、置いた手が唐突に動かないよう気をつける。

私の呼吸法。不安が続く方にもお勧めです!

強い不安が続くとかパニック障害等により、息が吐けなくなってしまったという経験を持つ方は少なからずおられるはずだ。かくいう私も30歳を過ぎて出た喘息での辛い症状は、理想と現実に戸惑っていた頃と重なっていたように思う。横になると決まって訪れる、息が止まってしまうのではないかいうあの苦しさ。眠れない辛さに外を徘徊していた記憶も今は懐かしい。

そんな不安を抱えている人には、意識して腹式呼吸をしてもらいたいと思っている。苦しくなってからだと腹式呼吸はできないので、体の機嫌の良い時に練習するのは言うまでもない。ということで私のやり方はこうだ。まずは手をお腹に軽く当てる。当てた手に気持ちを向ける。置いている手が動いているのかいないのかわからないほど、ゆっくりと時間をかけて腹式呼吸をする。特に吐く時はできるだけゆっくり丁寧に、お腹の底から吐いて吐いて吐き切るようにする。吸う時は時間をかけなくても良いが、置いた手が唐突に動かないよう気をつける。10分程度でも気持ちがリラックスするのでますます早く起きるようになってしまった。

この呼吸法で思い出した。歩きながらやるのもお勧めだ。例えば6歩で吐き切り2歩で吸うとか、もちろん吐き切る事ができれば4歩でもいいし7歩でも8歩でもいい。次の横断歩道までとか、終わりを決めると結構頑張れる。これだと外出時にできる気軽さがあるので、是非ともお勧めしたい。

そういえば、この歩きながらの呼吸だが、特に息が浅くなりがちな妊婦さんには昔から伝えてきた。陣痛の痛みも息を吐いている時は和らぐと聞き、普段から呼気の練習をしておく必要があると感じたからだ。やってもらうようになって、息苦しさが減ったとか、階段が楽になったとかだけでなく、胃腸がよく動くようになったとか、お通じが改善されたと言う方も多くいた。

ところで呼気は心身の動きとも密接に関わっている。古今東西どの健康法も吐く事から始まるのは、まさにその事を物語っている。私たちは心臓の鼓動を自らの意識で変えられないように、胃腸を動かす事ができないように、呼吸も無意識下でなされている。ただ、呼吸だけはこの自分の意思が関与できない自律神経支配にもよるし、自ら意思でコントロールできる唯一のもの。だから太古の昔より健康法に組み入れられて来たのではないだろうか。

毎朝呼吸だけを見つめると、気持ちが落ち着き、集中力が高まる感じがする。だから早朝より10分程度のこの呼吸法を始めたのだが、それで少し早く起きなくてはいけなくなってしまい、最近は3:45が起床時間だ。早朝より集中力を高めたいと思って始めたのだが「早く寝ないと」といった心配も生まれ、また一つ囚われるべき事象が生まれてしまったのが果たしてよいのか悪いのか。囚われない世界に行きたいと思っているのに、なんだか逆方向に進んでいるような気もしているが、手放せない私と格闘しつつ、もう少し様子を見てみようかと思っている。


【2023年9月のブログより】
人体で最も大きく、そして最も原始的な感覚器官である皮膚をどう扱うか、そこへの着目は東洋医学を生業とする私にとって当然の事だった。それに注目して鍼にお灸に自らに実践してきたからこそ、この年になってだが、ようやく喘息や皮膚炎等から悩まされる事が少なくなった。


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