朝起きると外は雨。東京も結構降っています。
台風14号はお昼にも鹿児島上陸しそうな勢いで、注意しすぎるぐらい注意したいです。
で……
心にプラシーボ効果を上手く利用したいって話……です。
プラシーボは別名 「偽薬」 といいます。
本物の薬のように見える外見をしているけど、薬として効く成分は入っていないもの、つまり偽物の薬のことです。
ですがこれを薬と思い込むことにより実際の薬と同じような効き目が現れることがあります。
佐藤富雄先生が著書の中で
「人生は思い込みに支配されている」 と言っています。
その中の話です。
1970年代、UCLAの麻酔生理学研究室で親知らずの抜歯について実験が行われました。
それは対象患者の半数に鎮痛剤としてしてモルヒネを、残る半数の患者さんにはモルヒネではなく偽薬を投与しました。
その結果、モルヒネと信じて偽薬を服用した患者の6割近くに、強弱のの差は見られたものの、ちゃんと鎮痛効果があったようなのです。
その結果分かったことが
「与えられる薬剤が、強力な鎮痛効果を持つモルヒネである、と暗黙のうちにも信じている人、思い込んでいる人の脳内には、モルヒネに非常によく似た化学物質ができて、その物質が痛みを止めている。」
ということです。
私たちの体はどうやら
「自らの信じている結果を、体内化学反応系を介して作り出すようにできている」
らしいです。
偽薬効果が生まれるのは、人間が思い込むからです。
思い込みが進むと核心になりそれは信じているという言葉で表現される
ようになります。
これは体についてだけじゃなく、自分の未来にもいえるそうです。
佐藤先生は
「上手くいく……って信じきれた時、自分の中にある自動目標達成装置が働いて、本当にそうなる」 と言っています。
自分の夢を貫いた人の話や、世に成功といわれた人の話にもよくこの事は出てくるので、ほんとうの事だと思います。
その方法論は専門の人に譲るとして、成功するって心から信じた人だけが、例えばギリシャ神話にでてくる伝説の都市、トロイアを発見したシュリーマンのように、成功を手にする事ができるのでしょう。
「治る、良くなる、助かる、うまくいく」
と心から信じきることができたら儲けもんです。
変な宗教やいかがわしい治療が横行する中、確かな目を持って信じきることができればどんなに幸せになれるでしょうか??
信じることができない世の中だからこそ、自分を信じ、人を信じきりたいと”切に”思う今日この頃です。
佐藤富雄著 あなたが変わる「口癖」の魔術……言葉の心理学・生理学 より
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