孫ちゃん一日一日を目一杯楽しんでいる!
その一所懸命さに癒される毎日です(๑>◡<๑)
今回はこの2016年に書いたこのブログから考えたことや、最近考えている事をい書いてみたいと思います。
この話、知り合いや患者さんで東大→官僚の何人かと話しをした
— おおしたさん (@taketakeyosi) January 29, 2023
医者の友だちも含め、大学までストレート組男子はそれ多いかも、、って、
子ども男子の親御さん官僚、中学受験をやるにしろやらないにしろ、その負荷の掛け方(特に睡眠)には気をつけると思う、って、、 https://t.co/c8efvUgUbn
早熟な子がいれば歩みの遅い子もいる。その子の歩みに寄り添い育てたいとは思うが、思うようにはいかないものだ。
受験ともなると子を急かせる事が多くなる。だから空回りすることもしばしばだ。でも私の思いは一つだけ、その子のその「歳」を焦らせないということ。1歳は1歳をしっかり育む、10歳は10歳をちゃんと楽しむ。しかし受験は年齢関係ない。歩みの速い子も遅い子も皆同じ年齢で受験する。
少しでも先んじて学習させたいというのはよくわかる。それに耐えられる子ならともかく、そうでない歩みがゆっくりな子にそれを強要したら、それはもう地獄でしかない。
そういえば治療院の場所柄もあり官僚と話す機会も結構ある。その中でストレートで東大に入り、官僚になるような人に背が低い人が多いとの話があった。もちろん統計を取ったわけではないし、出会った人がたまたま低いだけだっただけかもしれない。だが何人かとその話をして、そう思っている人が意外といるのには驚いた。やはり成長期の勉強、それに伴う睡眠不足が原因として大きいのではないかとの結論に至ったわけだが、確かに多感な成長期に受験勉強で睡眠を削ることが問題の一つになるのはなんとなくわかる。実際6年生にもなると少しでも勉強をさせなくては、との焦りが親子共々働くのは言わずもがなである。「寝る子は育つ」と言わんばかりに12時間ぐらい平気で寝る子どもたちだ、この時期の睡眠が大切なのは言うまでもない。
で、合格したらしたですぐに塾が始まる。もちろん塾が悪いというわけではない。塾での学びや友達とのコミュニケーションがとても楽しかったという人は多いのだから。そして公立校でよくある勉強をする子をいじめるといったことも無いので勉強が好きな子にはたまらないとは思う。でも、である。睡眠を削らないと授業についていけないようであれば、少し考えた方がいいと思うのである。実際知り合った官僚のほとんどが、中学受験をするとしても、睡眠を削るまでは絶対しないしさせないし、削らず行けるくらいの学校にすると言う。
だから睡眠を削らないと勉強できないようであれば、志望校を変えるとか、そもそも受験をやめるとか、そんな感じで考えてもいいのではないかと思うのである。
我が家の話であるが、中学受験は一人だけ経験した。この子は塾に通わなくても勉強ができていたが、本人が中学を受験したいと言ったのが6年生。受験勉強の始まりはかなり遅かった。でもそのやる気に絆されて私も一緒に頑張った。
2017年に書いたブログより
ここで言いたいのは受験に消極的な私でさえ遅くまで頑張る子どもを応援したく、睡眠を削らせてしまう結果になってしまったということだ。なので世の親御さんがもうちょっともうちょっとと頑張らせるのは痛いほどよくわかる。
少しでもいいところに入れたいというのも良くわかる。でもギフテッドとまではいかなくても、呑み込みの早い子とか数字に強い子は世の中五万といる。患者の中に塾に通わず学校の勉強だけで東大に合格したとか、ピアノやバレエもできて医大に現役合格とか、芸能人からスポーツ選手から、名前をフルネームですぐに覚えてしまう人とか、とんでもなくすごい能力の持ち主が何人もいる。そんな人たちと戦うわけだ。理解力も大切だが、暗記の世界でもあるこの世界、どれだ頑張っても太刀打ちできない人はたくさんいる。だから子どもをよく観察し、その子が好きなことを揶揄せず見失わないように寄り添う。子どもの可能性を受験ごときの小さなことで潰さず、色々な選択肢とともに、受験にのぞんでもらいたいと思う次第である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます