「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

(15)悪阻の治療で基本的な考えと気をつけていることについて

2013年01月31日 | 安産・逆子

おおした鍼灸院 TEL 03-3401-8918

 

 こんにちは~朝から多忙でこの時間。数ある治療院のなかで私を選んでくれて皆さんありがとうございます!!

 ということで画像アップもままならないのですが、時期を見つけてパソコンに取り込みます!

 

 本日は悪阻(つわり)の続きです。悪阻もいろんな症状がありますが、治療する時に気をつけている事と基本的な事です。これをメインに症状に合わせて治療している…って感じです。では時間がないので簡単に…

 

 悪阻の治療をする場合、流産癖がある人には左側の腎経を使うのは危ないとのこと。左足は下げるとかの意味合いがありますからね。ですから副証で腎がくる場合ももちろんですが、本証が腎の場合は特に気をつけるようにしております。左右の観点のない経絡治療家の方々も左右は注意して治療を行った方がいいかもしれません。経絡も上手く入るとドンと変化があるので、一度で治すことを考えずにチョット変化をつけるぐらいにとどめるのも有りだと思います。とりあえずはこの時期の妊婦特有の脈が細になることは無いようにしないとね!

 流産癖のある人に悪阻治療をする場合、肺や心包を重点において治療すると良いとも伺いました。これは妊娠期の気の旺気と関連付けて考えるといいかと思います。あれですあれ…ええっと…出処今度探しておきますが、つまり妊娠1,2ヶ月は肝が旺気し3,4ヶ月は心が旺気し……9,10ヶ月は腎が旺気するというアレです。この考えからすると悪阻の時期は肝と心が旺気しますよね。このような観点からもいつも以上に相克経絡との関係を見据えつつ治療したいところです。脈に関して言えば細、沈、遅はよくないです。また肺の虚も心配になることがあるので、脈がこんな感じだと安静にしててね!って感じです。はい。そんなこんなで初診でこういう妊婦さんが来るときついので、初診の妊婦さんはこの時期は扱わないようになりました。継続されている方はわかってるからガンガン治しますよ~!

 本治法以外だと裏内庭のお灸は価値あり!実際にこの場所に施灸しお灸を熱く感じない妊婦さんはホボ効果有りです。熱く感じるまで施灸してください。 酔い止め治療に使う内関というツボを使うのもいいですね。脈を診て沈遅になるまで金粒等をつけてみる。一日つけてもらったこともありますが、特に問題を感じたことはありません。ただ経絡治療家として脈の変化を診るのは面白いですし、短い時間で効果でるので、脈が診れたら沈遅になる手前で取るようにするといいですよ~!!

 

ではでは~

も少しがんばります! 

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