「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

公立の疎外感、困難に立ち向かう力

2023年05月16日 | 子育て
今日は天気がとてもいいですね。緑がとても映えます😃


昨日赤羽橋に用事があり、久しぶりに東京タワーを眺めました。


嬉しい、悲しい、辛い、悔しい経験をどうバネにするか、バネにできるようどんな伴走が親にできるか、そこが年長者の腕も見せ所だと思っているので、教育の全てを学校に任せようとする親の思考の浅ましさに無性に腹がたつ。


引きこもりやパラサイトシングル、ギャンブルや女性関係云々、子どもの未来を心配している方と子育ての話になった。公立はいろんな境遇の子がいると思うから、それに感化されて心配するかもしれない。だから中学受験をさせると言っていた。その子の成長だけを喜べば道を外すことは難しいといった話をしたのだが、どう感じてもらえたかはよくわからない。

ところでこの「私立受験一択に導く記事への評」というこのブログは「公立は悪、私立一択しか無い」という視点からのこの書き物への反発から書いたものだが、もちろんいろんな子どもが集まる公立校もトラブルは多い。思うに私立校での勉強との比較でかわいそうだと感じたのは、勉強する子への揶揄だった。

うちには一人勉強の好きな子がいたのだが、学校や近所の図書館で勉強していると、いつも誰かが寄ってきて勉強をさせてくれないといった不満を聞くことがあった。学校は荒れておらず、友達とも楽しくやっていたが、図書館で無視していたらガリ勉と揶揄される。だから友達が来ないような遠くの図書館によく遠征していた。そんな経験をしていたので、高校での普通に勉強する雰囲気がとても居心地よかったと言っていたのを覚えている。

勉強がかなり好きな子どもなら、私立中という選択肢はありだし、そうでなくても同じような子が集まる環境は居心地が良い。もちろん地元に帰れば誰か友達がいる、といった公立校の良さもある。公立校には本当にいろんな子がいる。それを親がどう捉えるかだが、受験したとしても必ず私立に行けるわけではないので、近くの中学校の雰囲気は調べておいた方がいい。とりあえずどこに行こうが勉強する子はする。うちの子も勉強が好きなのだろう、大学生になってもずっと何かを学んでいる。早くから準備していれば中学受験に受かっていたかもしれないが、私自身が中学受験に興味がなかったのと、やはり経済的な問題で、私立中という選択肢はあり得なかった。それは申し訳なかったが、その後与えられた環境で大いに頑張り、結果的には公立でよかったのではないかと思っている。そう、与えられた場所で頑張る力、それこそが将来役に立つと思うのだ。

だいたいにおいて、親のエゴと見栄を諦め、よその子と比べなければだいたいは大丈夫だと思う。そういう親の元で育てば、自分の置かれた環境を第一に考え、そこで精一杯生きようとする。公立校も、もちろん私立でも、そのための訓練だと思えば、どんな困難が起きても家族そろって立ち向かうといった姿勢を見せていれば、どこでも大丈夫なような気がする。例えば受験で言えば「あなたのために言っているの」「塾での順位が落ちた」「模擬試験でB判定がD判定になった」等、親のエゴと他人との比較、これが一番傷つく。事実は事実として、それをダイレクトに子どもに伝えるのではなく、その事実をやる気に結びつける言葉でくるんで子どもを癒しつつやる気スイッチを押す作業。年長者としてこれまでの人間関係で苦労して学んできたあれこれを総動員して子どもを育む。その子に良さそうな態度や言葉を使い、未来に羽ばたかせて欲しい。

そんな感じ(^。^)

応援しています。

がんばれ!!


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