「おおしたさん」のブログです

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子どもの興味にのるだけでいいと思う

2023年04月29日 | 子育て
いつも同じような話で恐縮なのだが、久しぶりに来院された患者さんと子どもの話になったので書きたくなった。少し前に起立性調節障害で学校を遅刻したり欠席したりしていたようだが、体調も良くなり元気に学校に通っているとの事。話を聞くと、高学年に入り身長がかなり伸びたという。体の大きな変化が体調を崩す原因になったのかもしれない。とりあえず、成長に心と体が合ってきているみたいだったので本当によかった。

親に話をしない子で、学校での出来事も言ってくれない。それでいて家での暴れっぷりと暴言に手を焼いているとの事。学校で頑張っている分、そのストレスを家で手加減することができない場合は多いとの話をしたが、現実は大変なのだろう、そして私の舌足らずの言葉も相まって、あまり響いていなように思った。とりあえず、子どもの興味に親が乗ると良い、といった話をしたが、マインクラフト以外はあまり興味が無いみたいだ。

子どもの興味がわからない。確かにそれを知るのは難しいかもしれない。ひとしきり話をしたあと、そういえばソロバンは楽しくやっていると話をしてくれた。ソロバンが好きなら例えば「10問だけタイムトライアル」をしてみるとか、時間を測るのを嫌そうだったら、時間をかけていいから10問だけを全問正解する「10問全問正解ゲーム」をしてみるとか。漢字の書き取りなら、漢字3つだけ時間をかけて綺麗に書いてみるとか、できたらお母さんとどっちが綺麗に書けるかといった感じで競争を煽るのもいいかもしれない。書けた漢字をお菓子でも食べながら評価し合うのも楽しいと思う。いつも隣にいてくれて、ゲーム感覚で付き合ってくれるお母さんがいる。それだけで安心すると思う。

あと、好きなゲームとか遊びとか、いつもは時間制限があるとの事だが、何月何日は一日中ずっとゲームをしていい日にするとか、8時間以上ゲームし続けなくてはいければいけない日を作るとか、そう煽るのもいいかもしれない。

子どもの興味を否定しない。隣で付き添うだけで子どもは安心して生きていける。たまに意味もなくムギュとハグをするものいい。「大好きなの、ハグしていい!」といった気持ちと言葉でハグされたら、嫌がるそぶりを見せたとしても。多分嬉しいと思う。あと、子どもって「息をしてくれているだけで有難い存在」なんだから、子育てを息苦しく感じたら「生きていてくれてありがとう」で良いと思う。


高卒の生涯年収は大卒に比べて相当低いと言われている。だから大学を目指すのは大切だと思う。でもせっかく東大に入ったのに早々と中退したとか、大手総合商社に就職したものの1年足らずで辞めたとか。もちろん学歴社会は相変わらずなので、大卒有利は変わらない。しかし大学進学が50%を超える今、そこそこの大学を卒業しても思う企業には入れない。今の世の中、大学を卒業したからと言って、安泰ではなくなった

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