「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

再び予防接種のこと…「ウィルスなめんなよ!」みたいな感じ^^;

2013年09月24日 | 健診・検査・予防接種

ワクチンについて、最近考えている事…

子宮頚がんワクチンについて、私の考え(再)

  2013年06月19日 | 婦人科・不妊


このような拙いブログでも、書いてみると色々と反響がありました。

ありがたいことですね。


ワクチンについて書いた記憶をたどってみると2005年に書いたものがありました。

その頃は日本で流行していない日本脳炎とか、接種の必要はないんじゃないかと思っていました。

日本脳炎の予防接種……やめたそうですね

  2005年07月20日 | 子育てについて


そんな中、大きな震災を経験して、考えも変化しました。

そして、学生時代に旅行したインドの事を思い出しました。

 

四半世紀前、何を血迷ったか初めての海外旅行がインドでした。

それまで飛行機すら乗ったことのない私でしたが、どこに行っても大丈夫、人が住んでるんだから大丈夫と、妙な自信だけでのインド旅行。

そうなんです、なぜだか自分は楽しく旅行ができると確信してたんです。


持ち物はこの小さなカバンに入るだけと決め、飛行機のチケットとパスポートにお金、トラベラーズチェック、着替え、あとは「地球の歩き方」で必要部分を抜き出して作ったメモ帳だけを持って飛行機に乗りこみました。

もちろんinとoutのチケットしか持っていないので、到着日のホテルも手配していませんでした。


空港に着くと…インド人が空港の外、ガラス越しにへばりついてます。

そこで”ハタ”と気づくわけです。

これはまずいところに来ちゃったと。

インド人のギラギラとした目だけが光るあの状況に本当に怖くなってしまい、外に出られなくなってしまいました。

 

でも暗くなってきて、外に出ないといけません。

なんとか意を決して外に出ましたが、なんだかわからないうちにインド人に腕を掴まれ、タクシーに乗せられ、どこだかのホテルに連行され、右も左もわからないままデリーで2,3日過ごしてしまいました。

今思えば高い授業料を払ったなぁ…と…。

 

outは45日後のカルカッタ。

そのままガンガーを下って南の方を旅する予定でしたが、NOと言えない私です、これまた複数のインド人に取り囲まれ、バスの手配人の言うがままに、カシミール地方のシュリナガルを目指すことに…。


結局大雨で道が流されバスではたどり着けないことになりました。

ここまで来たらシュリナガルに行くしか無い!

道中をともにしていた欧米の方と一緒に飛行機を使ってシュリナガルへ。

そこで出会った旅行者との交流は非常に楽しい思い出として残ってますが、シュリナガルは紛争地の近く、その頃は危険な香りのする所でした。


旅行中、いろんな人に出会いましたが、中でも感染症に罹患してると思わしき人に出会った時の衝撃的といったら…。

雑踏からいきなりハンセン氏病と思わしき鼻の無い女性が現れたり、足が胴体ぐらいに膨れ上がった象皮病の方が縁側でひなたぼっこしていたり…。

悪いと思っても、目を背けずにはいられません。


そうなんです、最近予防接種の事を考えると、その頃の事を思い出してしまうんです。

衛生状態を良くしたり、ワクチンを接種したり、お薬がすぐに手に入れられるような状況になれば防げるんだろうと。

 

海外渡航で検討するべき予防接種に黄熱、ポリオ、麻疹、日本脳炎、A型・B型肝炎、狂犬病、破傷風、ジフテリア等があります。

アフリカのある国では黄熱ワクチンの接種済み証明書を提示しないと入国できない場所もあります。

 

そこでまた”はた”と思うんです

予防接種全般を忌み嫌っている人は、海外へ子どもを連れて行かなければいけない時、予防接種はどうするんだろう?

 

「海外に行く場合、その都度必要なワクチンを接種する…」

ワクチンの危険性を声高に言っておきながら、いざそのような場所に行く時は接種するだなんて、ちょっとおかしいと思うんです。 

ワクチン接種には「ウィルスを拡散しない」「病気に罹らない」といった意味合いがあります。 

それは日本でも同じこと。

「海外ではウイルス拡散させないけど、日本では拡散させても誰も困らないよね?」

子どもに海外へは行かせないという強い意志でもあれば、納得もしてあげようかとも思うのですが、そうでなければ子どもが将来海外で勉強したい、働きたいといった気持ちを潰さないように考えているのであれば、ワクチン打った方がいいように思うのです。

「いや、日本ではずっと流行っていませんよ!!」

地震が今後起こらないとは思えません。

戦争が起きないとも思えません。

もしもあのような大規模災害がん夏に起き、ある種のウイルスが蔓延するようなことがあったら。

日本も一瞬で紛争国のような衛生状態に陥る可能性は十分あるわけです。

そうなったら真っ先にウイルスの餌食になるのは、接種していない人たちではないのかと想像してしまうわけです。

(どのワクチンを打っていなかったらそうなるんだよ!とかいった各論の話ではないので…)

 

熱いジメジメした時期と重なって、伝染病が蔓延したらどうなるか…

その流行ってしまった伝染病がワクチンを打っていれば容易に防ぐ事ができるものであったとしたら…

そしてそのワクチンが不足していたらどうなるのか。


「うちの子は免疫力上がっているから大丈夫!!」

そう言い切れるのでしょうか?

いや…感染源になる可能性もあるんです。

 

もう一度書きますが、途上国への海外旅行を家族でしなければいけないと仮定した時に、どうします?


「それでもワクチンは打ちません。」

「私はカクカクシカジカ、接種以外で対策を考えています。だからご心配なく。」

そうまで言われるのであれば

「気をつけて行ってらっしゃい!」

と言うしかありませんが、やはり何か違う気がするのです。

 

実際のところ、今の日本で打つ必要の無いワクチンがあるかもしれません。

ただ…、もしも日本がいきなり戦争等、有事に入った時、ワクチン不足により接種できないとなったら…

 

最近「ユーゴスラビア」の事とか読んで、日本が紛争等の例外でないと改めて思ったりしています。


 最近書いたブログです

宮崎駿監督が「ユーゴ」について話されたので、思っていることをチョットだけ

  2013年09月11日 | 読書・映画・ドラマ・音楽

フリーダム・ライターズ、よかったです

  2013年09月13日 | 読書・映画・ドラマ・音楽

 

もしもの時に生き延びる事ができるように…

そういった視点も必要だと思うわけです。

 

もちろんワクチン接種により問題が起きる可能性は無いとは言い切れません

ただ、ワクチンを接種しないことで起きる問題もあるかと思うのです。

 

大自然の中で体を健全に動かしつつ年中薄着で早寝早起き。ストレスが無い生活を毎日していれば、ウイルスに弄ばれないかもしれません。

(大自然の方がウイルスだけでなく寄生虫等も含めて恐ろしいですが…)

しかし実際は難しいかと思うわけです。

 

あと、自然な生活を言うのであれば、とりあえずは子沢山である必要はあるかもしれませんね。

子どもが淘汰される可能性も考えて…


まあ…、子どもが多いとそれなりに色々あります。

うちは4人しか子どもがいませんが、それでもいろんなことがありました。

生まれて来なかった子もいますし、大きな怪我で大変な思いをさせてしまた子もいます。

いまだに大変なこと…色々と現れてきますが、子育て真っ最中ですので現在進行形で色々あります。


何事もなく生き延びるのがどれだけ大変な事か…

のんきな事は言ってられません。

覚悟は必要です。

 

ということで、前はワクチン接種に問題があると考えていたので、それを忌み嫌うのもわからないわけではありません。

だけどあまりがんじがらめに考えないほうがいいかと思うわけなんです。

 

とりあえず言っておきたい事がひとつあるとすれば…

 

「ウィルスなめんなよ!」


といったところでしょうか?


あともう一つ、予防接種拒否で育児をするのもありかとは思います。

ありかとは…。

それこそ個人の自由ですから。


感染することで免疫をつけていく子の方も多いわけですし。

 

そういう子にとって予防接種は無意味どころか問題になるというのもわかります。

だけど、流行して問題になるのは妊婦さんとか老人とか、身体が弱くて命を脅かされる子ども達なんです。

 

特に丈夫でない子ども達…

先天性の問題を抱えているとか、免疫力が極端に落ちている子どもとか…


「そういう子は隔離しとけばいいじゃない!」

確かにそうなのですが…

 

自分の子どもは大丈夫、予防接種を打たなくても自然に免疫力をつけるように工夫するから大丈夫。

他人の子の事なんてどうだっていい!


なんだか上から目線で言っているように聞こえてしまうんです。

 

予防接種も他の人のため…といった側面があると思います。

皆が平等に幸せに暮らせるよう、少しでも広い視野を持ちたいなぁ…なんて思う次第です。

 
製薬会社の途上国での人体実験を暴く…
とても良かったです。

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