春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

天皇陛下中国の習近平国家副主席と会見される

2009年12月15日 14時29分44秒 | 皇室

天皇陛下、来日中の中国・習近平国家副主席と皇居・宮殿で会見される
天皇陛下は15日午前、来日中の中国・習近平国家副主席と皇居・宮殿で会見された。
習副主席は15日午前10時35分、皇居に到着した。
外国との行事の責任者である宮内庁の式部官長が出迎える予定だったが、到着が予定より10分早かったため、急きょ式部副長が出迎え、握手をした。
その後、会見は、宮殿の「竹の間」で予定通り午前11時から行われた。
今回の会見をめぐっては、鳩山首相の指示のもと、日中関係の重要性を理由に特例的に設定されたため、宮内庁長官が陛下の政治利用につながる懸念を表明し、14日に民主党の小沢幹事長が「辞表を提出したあとに言うべきだ」と厳しく批判するなど、異例の事態となっている。
(12/15 12:48)


今回の事について宮内庁長官が、
天皇陛下の政治利用であると言って、政府を批判したそうであるが、
ここで政府の出した決定に対して、反対を表明して政府を批判する事こそ、
天皇陛下を政治利用していると言えるのではないだろうか?

天皇との会見を申し込むには、一ヶ月前まででなければならず、
10日ほど足りなから受けかねると、
日本政府が一旦は断りをいれたのに、尚何とかして欲しいと頼まれたのである。
それ程日本の天皇陛下にお会いしたと、思ってくれている隣国の要人の依頼なのだから、
天皇陛下のお体が大丈夫なら、何とか会見の運びに持っていこうと考えるのは、
日本の行政の責任者として、当然の判断であると思う。

庶民の間であっても、友人や知人に何か頼まれて一旦断っても、
重ねて依頼されたら断れなくなって、
「其処まで言うなら・・・・」と譲歩する事はしばしば有ることであると思う。
それは双方の間柄がどういう関係であるかによって、結論は変ってくるだろう。
これからも良好な関係を続けたいと思っている相手になら、譲歩して了承するだろうし、
此れを期に関係を考え直したいと思っている相手になら、
どんなに頼まれても断固断るのではないだろうか?

重ねての依頼を断ると言うことには、
それ位にきつい意味が含まれる事を考えて、
政府は天皇陛下の御健康が許すならば、会見に応じて頂きたいと依頼したのであろう。
此れを政治利用と言うのなら、
中国側の要請を頑固に撥ね付ける事も、
中国とはそんなに仲良くしたいとは思っていませんと言う意思表示になるから、
これも又政治利用と言うことになってしまうのではにだろうか?。

だから今回のことについて、
一ヶ月ルールを守らなかったと言って、批判している人達は、
中国と日本が親密になることを、阻止したい輩であると考えられる。
現政権の東アジア共同体構想に反対したいから、政府を批判しているのあって、
天皇陛下が大事だから批判しているのではないと考えられる。

という事で天皇陛下を政治利用しようとしているのは、
むしろ「天皇陛下の政治利用だ!」とクレームを付けている人々の方が、
より濃厚に天皇陛下を政治利用している人々である、と言えるのではないかと私には思えるのである。

こういう反対派の攻撃を覚悟で、中国政府の要請を受け容れたと言うことで、
鳩山政権は中国側に貸しを作れたと見れば、
今回の騒動も無駄ではなかったのかもしれない。

今回の事では天皇陛下の温かいお人柄が、国民にとって何よりの救いであったと思う。
此れでこそ日本国民の象徴であらせられると、尊敬の念を更に強くした次第である。