京大、iPS細胞研究センターからiPS細胞研究所へ
「iPS細胞研究センター」を独立した研究所に"格上げ"とし、初代所長に就任予定の山中伸弥教授は、「一日も早い臨床応用を目指し、世界におけるiPS細胞研究の最高の拠点にしたい」と意気込んでいる。
地上5階、地下1階で延べ床面積は約1万2千平方メートル
総建設費は46億8千万円で、うち43億円は文部科学省が拠出
年間約20億円以上の予算が想定されている
「初期化機構研究部門」「増殖分化機構研究部門」「臨床応用研究部門」「規制科学部門」
主任研究員17人を中心に、約120人のスタッフ、2012年度には約200名の構成員となる見込み
教員枠の充実、安定的な研究所運営、引き続き大学院教育に協力する体制も構築する
iPS細胞の山中教授の研究が、必要な設備も整えられて、
4月から本格的に動き出す模様である。
iPS細胞は、患者本人の細胞から、どの臓器でも作り出す事ができる細胞なのだそうである。
これ迄の他人の臓器を移植した場合、避けられなかった拒絶反応の恐れが無いから、
臓器移植手術後、一生拒絶反応対策に薬を飲み続ける必要もなく、完全な健康体になることが期待できるという。
iPS細胞の研究が順調に進んで、他人の死を待って移植する必要がなくなったら、
長年の慣習に反した、脳死を人の死と決めるなどは、取りやめに出来るだろう。
一日も早い実用化が期待される。
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