中国メディアで、「中国に朝鮮(北朝鮮)を防衛する義務はない」とする寄稿が掲載されたそうである。
跳ね上がり者の北朝鮮が、アメリカに挑んで返り討ちに会うような事になるということになった時、かつての同盟国として、北朝鮮を死守すると言う事になると、米中戦争をせねば成らないことになる恐れがある。
アメリカは中国に対しても、日本に対して行っているのとはちょっと形は違うけれど、北朝鮮を利用して、政治的圧力をかけているのかもしれない。
さてもさても北朝鮮は、アメリカにとってなんと便利な国である事かな!
中国で賛否両論―「わが国に北朝鮮防衛の義務なし」
サーチナニュースY! 2009/03/14(土) 10:39
南方網など中国メディアは13日、「中国に朝鮮(北朝鮮)を防衛する義務はない」とする寄稿を掲載した。インターネットの掲示板には、賛否両論が続々と寄せられた。北朝鮮は国際社会の警告を無視して、「人工衛星ロケット」を発射する姿勢を崩していない。中国政府も、発射の自粛を求める姿勢を明らかにしている。
寄稿の作者は「胡参謀」のペンネーム。元職業軍人で軍事学院を卒業したと称している。朝鮮戦争休戦時の「朝鮮半島軍事停戦協定」をベースにその後の経緯を紹介。「停戦協定にもとづけば、わが国に朝鮮(北朝鮮)の共同防衛の義務はない」、「中国にとって朝鮮の位置づけは、かつての『血で築かれた盟友』から、通常の『友人』に低下している」などと論じた。
中国は朝鮮半島の平和を求めており、北朝鮮に対して行うべきなのは「道義上の支持、外交上の努力、友情にもとづく賛助」であり、「行き先不明の戦争にわれわれを引きずりこもうとしても、われわれには応じられないことだ」と論じた。同文章は2000文字以上で、かなりの長文だ。
中国では政治的な意見の表明を当局が監視している。同文章の内容は、共産党などが容認する範囲内と考えてよい。
同文章は多くのニュースサイトが転載した。付設した掲示板に寄せられた読者の意見は、「その通り」、「理屈が通っている」、「だれが戦争などしたいものか。他人ごとにかまっている余裕などない」などと支持するものがある一方、「唇滅んで歯寒しのことわざもある。この意見は無茶苦茶だ」、「1961年締結の中朝友好協力相互条約によれば、共同防衛の義務がある。朝鮮を失えば、資源豊富な東北地方も奪われる恐れがある」などの反対意見もある。反対意見の方がやや多い。
また「朝鮮が中国の一部になるなら、防衛してやってもよい」、「キーポイントは、中国に(米国に対抗して)防衛する能力がないことだ」などとする意見もある。(編集担当:如月隼人)
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