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天からの赤信号

2009年09月23日 14時51分45秒 | 海外情報

赤い世界になったシドニー
23日(現地時間)朝、シドニーの町が砂嵐に襲われた。町の空は真っ赤に染まり、ある住民は「火星に来てしまったと思った」と語った。

東部オーストラリアの町は、強風が内陸部の砂を運んでくる砂嵐にしばしば襲われる。しかし今回の砂嵐はかなり大規模で、Twitterなどによれば、これほどの砂嵐に会うのは生まれて初めてだという人が多い。おそらく、1983年2月にメルボルンで発生した大型砂嵐に匹敵するのではと推測されている。

オーストラリア東部では干ばつが13年にわたって続いており、それが砂嵐の激しさにつながったのではと見られている。同地域では1950年以来、気温が摂氏0.4度から0.7度上がっており、雨も減少している。

オーストラリア南部では、より激しい砂嵐が生じることがある。


この映像は夕焼けの映像ではない。
砂ぼこりで真っ赤になっているのだそうである。
オーストラリアは、山火事にしばしば襲われていると言いうニュースを耳にしていたが、
温暖化現象によって、旱魃が13年続いており、年間の平均気温も0・4℃から0・7度上がっているそうである。
その為この砂嵐もひどくなったのであろうと言われている。
(NHKニュースでは、此処70年間で最大の砂嵐だったそうである。)

そう言えば中国の黄砂も、近年猛烈になってきているそうである。
黄砂は昔から毎春日本にまで飛んで来ていたけれど、
近年はその量が異常に多くなっているようである。
此れは内陸部に雨が降らない為に、これまで草原だった所が砂漠化してしまっているためだそうである。
その一方日本のような島国や海の近くの町は、大雨が異様永くに続いたり、鉄砲水に襲われたりで水害が多発している。

地球環境の荒廃は、もう30年とか50年とか迄に何とかしよう等と、のんきな事を言っておられる時期は、とっくに過ぎているのではないだろうか?

シドニーの真っ赤な砂ぼこりは、
鳩山総理が主要産出国が協力してくれるなら、CO2を25%削減したいと国連で述べられた事を、「日本がきれいごとを言っている。」と聞き流して済ませる事態ではなくなっているのが、今の地球の現状であると示された、
天からの赤信号だったのではないだろうか?

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2 コメント

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何が「正常」なのか (隠居老人)
2009-09-24 12:04:22
天気予報士の人はよく「異常気象ですから」と言います。
私たち聞いている側も、「そうか」と分かったつもりになります。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
1年を通して正常気象だった年なんて、あるのでしょうか?
過去の平均値を計算しても、あまり意味がないと思います。

正常なんて、ない。暑くても寒くても雨が多くても少なくても
これが一切合財が全部私たちの「日常」なんだと思っていたい。
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隠居老人様 (和久希世)
2009-09-24 14:33:10
コメント有難うございます。
確かに、今の天候は、今現在にとっては今の天候以外の何物でもないと言うことかもしれませんね。
只、近年までの天候とかなり変って来ていると言うだけのことなのでしょう。

今頃からCO2を少々減らしたからと言って、
この今の天候がおいそれと、
昔の天候に戻る見込みは少ないでしょう。

言葉の不思議で、
「正常(気象)なんて無い」と言うことは、
「異常(気象)なんて無い」と同意語になってしまうのですね。

私達は今の気候を今の気候として、生きるしかないのかもしれませんが・・・・・
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