初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第185回】長寿命の家

 コアバリュー2つ目の長寿命をの家を実現する為には、湿気・結露の建物への影響を考える必要が出てきます。

 家そのものの寿命を短くするのは、床下の空間で発生する「結露」が原因です。床下に結露?
と思われるかもしれませんが、実際に起こっています。結露は"カビ"、"腐敗"、"シロアリ被害"
をもたらし、家の寿命を短くします。  ↓これです。





一般的には、基礎換気口による床下換気や、基礎パッキンによる全周換気が想定されていますが、
複雑に入り組んだ床下構造では換気ムラができ、淀んでしまいます。立地によっては床下に風が通り抜けにくかったり、
湿気や虫も侵入することが考えられます。




      ↑これです。


もりぞうでは、「湿気を入れない」、「除湿をする」、「空気の流れをつくる」ことで、床下結露を防ぎます。


もりぞうのベタ基礎は、冬には冷たい空気や夏には湿気の多い空気が入る恐れのある基礎換気口や基礎パッキンを使用せず、
完全に密閉します。また布基礎のように土壌を露出させないうえ、防湿シートにより土から絶縁することでも、
外部からの湿気の流入を防ぎます。(因みに一体打ちベタ基礎です^^)

 ↓こちらが、湿気を入れない基礎のイラストです。





 ↑こちらが、一体打ち基礎の写真です。ベースと立ち上がりが打ち継ぎ無くしあげられます^^

【第35・36回参照】


このような事を施したうえで「浪漫」では、床下(天井)循環換気システムを搭載しました。

室内換気の際に、床下や小屋裏へ空気を運び、外へ排気します。
目の行き届かないところまで空気の流れをつくり、湿気の滞留からくる腐敗等を防ぎます。
1階床下や2階天井裏に室内温度と同じ空気が流れることで上下の温度差緩和に役立て、
夏の天井からの輻射熱、冬の床の底冷えを緩和します。  

  これです。↓




地震対策として、適材適所の構造部材選定、工法選定により、まずしっかりした構造で耐震性を高め、
さらなる地震対策として制震システムを採用しています。

地震エネルギーを揺れに応じて吸収し、そのエネルギーを熱に変えて放出する特殊ゴムを内蔵した
制震ダンパーを使用。それによって、繰り返しの地震(余震)、揺れの加速度の低減、
地盤制限への対応を行っています。
大切なご家族の命と家財を末永く守る100年住み継ぐ家の基本です。



 まさしく、熟成を楽しめますね^^
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