初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第2923回】正しい施工が大切な理由(わけ)

朝晩が気持ちの良い季節となりました、、

さて、前回の続きです。

 

まず基礎断熱の場合、基礎が

完成した後、1階の床を

構造用合板でふさいでしまうと、

基礎の中の空気が動かなくなり、

コンクリートから出てくる

水蒸気が中で溜まり、

カビが生える可能性が高いのです。

 

それを防ぐための対策が必要なのですが、

それを知らずに普通の床断熱

と同じ工程で進めると、

基礎内部や1階の床下地の裏面にカビが

生える可能性大です。

 

そして基礎断熱は、基礎の空気を

家じゅう循環させるので、

基礎内部にカビがあると

大問題となるのです。

 

そんなことを知らずに、基礎断熱を

している住宅会社も残念ながら

存在する訳です。

 

更に基礎断熱の場合、防蟻剤の

選定が重要です。

 

基礎の内部と室内を同じ空間として、

空気を循環させますから、

防蟻剤は農薬系のものを

使ってはいけないのです。

 

ところが人体への安全性という、

最も重要なことを理解せず、

基礎断熱なのにも関わらず、

使ってはいけない防蟻剤を使っている、

素人住宅会社も存在するのです。

 

しかもその会社、年間数百棟やっている

会社だったりします。

 

悲しいかな、それが業界の現実なのです。

 

本当にレベルが低いのです。

 

こういう会社を退場させるために、

しっかりと勉強し、真面目に家づくりを

している住宅会社がもっと受注し、

たくさんの家を建てるように

ならないといけません。

 

情弱エンドユーザーは、

大幅値引きする住宅会社の

施工品質に疑問を持たず、

結果として施工品質が悪い住宅に住み、

住んだ後、多くの問題を

抱えることとなるのです。

 

レベルが低い住宅会社を退場させ、

情報収集と分析力が高い

エンドユーザーを増やしていく。

 

その方向に少しでも進んでいけるよう、

今後共、邁進してまいります。

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