初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第907回】冷暖房しているのにストレスを感じる家

想像してみてください。

風も穏やかで、心地よい春の陽だまり。

木々の芽吹きと、どこからか聞こえてくる

小さなせせらぎの音。あるいは、吸い込まれ

そうなほど、どこまでも高い秋の空と、

長い光が映し出す木々の陰影。


個人差はありますが、多くの方がこのような

春や秋の気配と光景を「心地よい」「快適」

と感じます。


春や秋は、家の中にいても、どこか穏やかな

気分でいられることが多い、その理由について

考えてみたことはあるでしょうか?


いくつかある要因のなかでも、実は大きいのが

「温度差が少ない」ということです。

もちろん、人間が暑さや寒さを感じるのは

温度だけではなく、熱の放射・気流・湿度の

環境側要素や、着衣量・代謝量の人間側要素

などが影響します。

冬に暖房をつけていて、室温は20度ほどある

はずなのに、なんとなく寒さを感じる...

そんな経験はないでしょうか?

そうした経験は室温と人が感じる体感温度

に大きな差があることが原因で起こります。

顔ばかり火照るのに、足元の寒さが我慢

できないといった状態はかなりのストレスです。

人間の体も常に体温を放熱していて、そのとき

室内の壁や床、天井などの熱量の差が大きいと

「不快」と感じるのです。

続きは次回
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