良い汗をかきました^^
さて、前回の続きです。
U値が1.7程度の窓になってくると
冷輻射がほとんどないだけでなく、
温度差による気流の発生、床付近への
冷気たまりもほとんど解消されると
UA値が同じで断熱強化する場合、
熱的に弱いところから強化したほうが費用的にも
熱環境的にも極めて合理的であることが
読み取れましたね^^
話は変わりますが、人間にとって快適な温度は、
頭部が22℃程度です。それに対し、
足元は26℃程度と言われています。
窓強化型と断熱材強化型の床付近(特に床から1cm以内)
の空気温度の差は、窓で冷やされた空気が床にそのまま
降りてきて薄く広がっていると仮定して単純計算すると、
17-14=3℃になります。
ただ、実際にはそこまでの差にはならないと考えられます。
しかし、このわずかに見える差を足元は如実に感じ取ります。
窓の断熱強化がきちんとできたら、次は床の温度をいかに
高く保つかという点が重要になってきます。
国際標準化機構(ISO)では室内上下温度差を3℃以内と規定していますが、
次世代省エネ基準の住宅でエアコン暖房した場合、
これを満たすのは少々難しいです。
次世代省エネ基準ではおおよそ3~4℃くらいの
部屋内上下温度差は生じます。人間の生理現象から
考えた場合の足元の理想的な温度は頭部温度+4℃
であるのに対し、7℃も乖離してしまうことになります。
では具体的な対処方法は?
そう...続きは次回^^
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