初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第693回】足元が暖かいと...

先日は第2回、フルコートでのサッカー

良い汗をかきました^^


さて、前回の続きです。

U値が1.7程度の窓になってくると

冷輻射がほとんどないだけでなく、

温度差による気流の発生、床付近への

冷気たまりもほとんど解消されると

UA値が同じで断熱強化する場合、

熱的に弱いところから強化したほうが費用的にも

熱環境的にも極めて合理的であることが

読み取れましたね^^


話は変わりますが、人間にとって快適な温度は、

頭部が22℃程度です。それに対し、

足元は26℃程度と言われています。




窓強化型と断熱材強化型の床付近(特に床から1cm以内)

の空気温度の差は、窓で冷やされた空気が床にそのまま

降りてきて薄く広がっていると仮定して単純計算すると、

17-14=3℃になります。

ただ、実際にはそこまでの差にはならないと考えられます。

しかし、このわずかに見える差を足元は如実に感じ取ります。


窓の断熱強化がきちんとできたら、次は床の温度をいかに

高く保つかという点が重要になってきます。

国際標準化機構(ISO)では室内上下温度差を3℃以内と規定していますが、

次世代省エネ基準の住宅でエアコン暖房した場合、

これを満たすのは少々難しいです。

 次世代省エネ基準ではおおよそ3~4℃くらいの

部屋内上下温度差は生じます。人間の生理現象から

考えた場合の足元の理想的な温度は頭部温度+4℃

であるのに対し、7℃も乖離してしまうことになります。

では具体的な対処方法は?

そう...続きは次回^^
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