初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第82回】ブランド

 
 我が社もりぞうには、絶対的なブランドが存在します。
それは木曽ひのきです^^ 類まれなしなやかさと強さを併せ持ち
木肌は美しく、その存在故、かつての権力者がこぞってこの材に魅せられてきました。

 織田信長・豊臣秀吉は勿論、聖徳太子の時代までさかのぼっても木曽ひのきは
珍重されており、特別な建造物には全てと言ってよいほど使われておりました。

 法隆寺五重塔・名古屋城本丸御殿・伊勢神宮内宮・外宮などなど日本の歴史的建造物を見ても
それを物語っております。

 木曽ひのきが生育されている御嶽山は、噴火で出来た山で、山肌は荒れております。
そのほとんどが岩盤で木の根が表面を這う”根走り”というのがこの山で見られる光景です。

 そして、わずかに土がのっているという痩せた土壌(専門用語でポドソル土壌というらしいです)に
雨が降ると面白い現象が起こります。急斜面という事もあり、雨水がサーっと流れるのです。
木々が光合成を行う夏、この現象を想像してみてください。

 環境は2000m級の山々に挟まれ北側でひっそりとたたずんでいるのでとても寒く、日照時間が極めて短いのです。
木が成長するには過酷過ぎるのです。ですから1センチ幅に10本もの年輪が詰まったキメの細かい見事な材が仕上がるのです。

 夏場の水分をほとんど含んでいない、この希少材は乾燥をかけても、よじれ、たわみが少なく、無垢材として
世に送り出す最も難しい難題を軽くクリアしてしまいます。

 そして、なんと言っても芳しい香りです。檜の香りはご存知かと思いますが年輪の詰まった木曽ひのきの香り
をご存知ですか?健康グッズに木曽ひのきの精油が使われている事を思うと、我がモデルハウスで思わず
深呼吸したくなるお客様の気持ちがよ~く分かります。

 このような世界に誇れる日本の建築素材をもりぞうは、長野県木曽郡の老舗林業家との提携により、
木曽御嶽山北斜面に広がる国有林で伐採された木曽ひのきのなかから、さらに厳選された最高級の木曽ひのきを
優先的に入手しております。【第28~30回・57回参照】

 これを ”ブランド”と言わずして何と言いましょうか? 

 これこそ真のブランドでしょう!  もりぞう最高です^^





 

 
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