初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第200回】日本人の特性『感情の文化』

 お陰さまでこのブログも200回を迎えました。ご覧になっていただく方が
日に日に多くなっていただく幸せが、コツコツと一つの事に向かわせて戴いている
源泉なので、本当に感謝です。

 私は学生の頃、文化人類学を専攻していたことがあり、特に日本人の特性について
調べた事がありました。その中で日本人に論理性が欠けているのはなぜか?というのを
文化人類学的に解説するというレポートを書いた事を今でも覚えております。

 そして今、この事がとてもオーバーラップしてくる現象があります。

 お客様とお話をしている際に、言葉では伝えられない何かを感じ取る瞬間があります。
吸いたい空気が分るというか...←勝手に分ってる気になっていると思う時の方が多いののですが・・・
なんにしても、みなまで言うなという感覚です^^

 その空気感を社内で報告する際に、営業経験が長い我が社の猛者達はやはりその空気感
を汲んでくれてしまうのです。そこでどのようなやり取りがあったか、何が問題になっているのか
を瞬時に見抜きます。

 これって肌を合わせている人間のなせる技、つまり日本人の特性ですよね^^

 島国日本は、異文化が入ってきにくい環境です。文化が同じなので、特段議論する事も無く、
相手の言いたい事を察することが美徳とされている文化。つまり、論理的ではない、感情を汲む文化です。

 これとは逆に、多民族国家のアメリカ合衆国は異なる文化のぶつかり合いです。お互いの主張
を議論し合って分りあっていく文化です。こうなるとどこまで論理的に話が出来るかなど、話の組み立てが
大事になります。

 海外にで出た日本人が一番苦労するのは、言葉もあるでしょうが、その前にこの文化の違いに躓くとさえ感じます。

 そして、今この論理性は、どの分野の仕事であれ、とても重要な要素になっております。(自分達の
事を理解してもらうのに感情だけではお話できませんよね^^;)
 
 ですから、この論理的な思考を活用する上で重要なのは、「感情の文化」の壁をどう乗り越えるという事です。
続きは次回^^ 


 
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