【第412回】売り手の事情

返済中の病気やケガによる収入減が心配なら

従来からある、「住宅ローン支援保険」の方

がお勧めです。病気やケガで働けなくなった

時、免責期間（一般的に30日）を超えたら、

3年間、ローン返済額を保険でカバーすると

いう商品です。保障対象は広い割に、3年間

の返済額だけを補償するものなので、保険料

の負担は重くなりません。金融機関が古くから

取り扱っている商品ですが、疾病保障保険が

登場してからは、積極的に案内する事が少なく

なりました。店頭で勧められなくても、取り扱

っている事が多いので、窓口で確認をとってみる

のも一つです。

その他、みずほ銀行は「8大疾病」の保障に

「その他の病気全般とケガ」を加えた、

「8大疾病プラスという」という商品を販売

しております。

この商品だと、病気を限定せず「働けない状態」

の時の返済額をカバーし、1年間以上続いた時に

ローン残高も0になります。その割に保険料は

それ程高いわけでもありませんので注目商品です。

また、一部の地方銀行では、ガンだけが対象の

「ガン保障保険」があります。ガンだけが対象

なので、保険料が金利プラス2パーセントで済みます。

尚、千葉興業銀行では、上乗せの保険料を取らずに

このガン保障保険を無料としています。

凄いですよね＾＾

こうした、疾病保障保険の販売が盛んな背景には

金融機関の住宅ローンシェア争いの中で、商品に

目新しさが必要という「売りて事情」があるのです。

チェックしておいて損はありませんよ＾＾