先日、ネットでラーメン屋さんの
倒産が増えている、という記事を
見ましたが、小麦など原材料の
価格高騰に加え、電気・ガスと
いった光熱費の値上げ、
人件費の高騰により、
ラーメン1杯あたりの粗利益額が
激減しているそうです。
アメリカに目を向ければ、
チップの高騰
(今の飲食店だと20~30%)で
チップが払えない方もいて、
チップを廃止したら、
という声まで起こってきているそうです。
世界的なインフレにより、
これまで起こり得なかったことが起こり、
市場は大きく変化しています。
こうした中、コストが上昇した分
を売価に反映しても
お客様に支持される企業・お店は
収益体制をより強固にし、
外部環境の変化に適応していく
ことが可能ですが、
価格に反映できない会社は、
赤字に転落し、財務内容が
一気に悪化していくのです。
安くしなければ、選んで
いただけない経営を
してきたのは、紛れもない
自分なのです。
それまで安売りしてきた企業は、
こういう外部環境が急激に
変わっていく時に
本当にもろさを発揮します。
人口が減り続ける日本。
特に地方都市は高齢化が
もの凄いスピードで進むので、
実質的な消費者の数は、
人口が減る以上に減っていきます。
だから数でカバーというのは、難しい。
適正価格で販売しても
選んでいただける企業・お店でなければ、
これからの時代、生き残っていけないのです。
適正価格で選んでいただける企業・
お店になるためにも、
マーケティング力を高め、
コツコツ発信し、更には
しつらえ感のUP、接客力の向上など、
やるべきことは多々、あるのです。
安易な安売りに逃げず、
適正価格でも選んでいただける
企業・お店を目指しましょう!