初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第95回】人間の本性を見つめる。

 本日も寒かったですね^^土地の下見に15件位廻った為、芯から冷えました。
まだまだコートが手放せません^^

 さて、前々回からの続きです。

 筋の良いコンセプトを構想する為に最も大切な事があります。
それは「コンセプトは人間の本性を捉えるものでなければならない」という事です。なんとなく
耳触りの良い「良い事」を羅列するだけではユニークなコンセプトになりません。

 人間の本性とは、要するに、人はなぜ喜び、楽しみ、面白がり、嫌がり、悲しみ、怒るのか、
何を欲し、何を避け、何を必要とし、何を必要としないのか、という事です。

 前々回ご紹介した【第92・93回】、アスクルの「明日香さんの救済」とかスターバックスの「第3の部屋」【第2回参照】
これらは人間の本性を捉えたコンセプトの好例です。短い言葉の背後に、人間の本性についての洞察が
込められております。このようにコンセプトは「切れば血が出る」というか、そういう生身の人間の気持ちや
動きを捉えるものでなければいけません。

 人間の本性、それは文字通り「本性」であるだけに、そう簡単には変わらないものです。勿論ビジネスを
取り巻く市場環境や技術、好不況といった基礎条件は常に変化しています。新しい市場が急成長したり、
新しい技術が生まれます。しかしこのような「今此処にある機会」を捉える事だけに終始し、肝心の人間の
本性を置き去りにしてしまっては、つまらないコンセプトしか出てきません。

 
 もりぞうのコンセプト【第31回参照】。

 如何でしょうか?本性を見つめておりますか?
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