賃貸住宅の市場でも同じように考えられています。賃貸住宅は建設費に対する
利回りで進められますが、その中には減価償却による節税効果が巧みに利用
されております。
建てて20年も経ち減価償却の効果が薄れると、上手に建て替えて回転させた方が
良くなります。
この時に、やはり同じ言葉が聞かれるのです。
『20年もすれば、建物の価値はゼロみたいなもの・・・』と。
実は、日本で建てられている新築住宅の過半数は賃貸住宅です。賃貸などの事業用
の住宅としては、やはり消費財である方が都合が良いのです。
実際に事業用の住宅のシェアの多くは、年間1000棟近くを手掛ける住宅メーカー
にあって、普及に貢献してきました。
しかし、戸建て住宅では地域の住宅ビルダー企業が7割以上を建設しております。
まるで消費財としての家は住宅メーカーが建て、耐久財としての家を地域のビルダー
が建てているという縮図のようにも見えます。
今や耐久財として社会ストックになる事が求められる時代になりました。
それどころか住宅が耐久財でなければ、国が豊かになれないという試算もあります。
戸建住宅を検討する時には、耐久財としての住宅の資産価値を真剣に考えておく必要が
ありそうです。
皆様、くれぐれも、TVCMには騙されないでくださいね。。
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