初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第724回】呼吸する家

本日は、勝野木材店にお客様と一緒に

行ってきます^^

勝野社長のパワーを沢山頂いて、山梨

に持ち帰ってきます^^


さて、前回からの続きとなります。

出来る限り機械に頼らないで、快適な

湿度をコントールするにはどうしたら

良いでしょうか。

その答えは、前回もお伝えした通り、

呼吸する家をつくる事です。

呼吸すると言っても昔のような、スースー

風が抜けるような家では困ります。

そうではなくて、素材が呼吸する家です。

具体的には無塗装の木材や障子や襖の紙、

珪藻土などの室内壁、これらは昔から

呼吸をする材料として有名です。


呼吸すると言っても、生きて成長している

ものではありません。木材や紙や塗り壁

などの表面には細かい気孔があって、

空気中の水蒸気を吸ったりはいたりして

いる材料です。

つまり、呼吸するというのは、水蒸気

の出入りがある材料という事ですね^^

空気の中に水蒸気量が多ければ、素材が

吸収して、湿度を下げてくれます。

逆に水蒸気が少なければ、素材から放出

して湿度を上げようとします。

呼吸する家にはジメジメもカサカサも

おきにくいということになります。


高気密・高断熱で性能に優れた住宅

になればなるほど、湿度には敏感になります。

そのような住宅こそ、本来は呼吸する材料

を選ぶのが好ましいのです。


湿度という曲者を扱いこなすためにも

素材への知識をしっかりと持つ事が大事

ですね^^

真壁工法で柱を出し、檜の羽目板で珪藻土

などは最高ではないでしょうか^^;
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