初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第745回】ストーリィ

最近、子供の教科書を見る機会があり、

読み込んでいくと面白い事象がある。

昔であれば、a×800+1000=5000円

aの値を求めよ。

的な問題が多かったのですが、最近は

こんな感じです。

「よっちゃんは時給800円で過酷なアルバイト

をしている、そんなよっちゃんを

見かけたお客様が頑張れよと1,000円を

くれて1日の報酬が5,000円となりました。

さあ、よっちゃんは過酷な労働を何時間

したでしょうか?」




どうでしょう?よっちゃんの過酷なしごと

気になりません?そしてこれだけの文章でも

ストーリィを感じませんか?


しかし、初めはこんな誤解があったそうです。

『方程式で表した問題がもっとも簡単

であり、ストーリィで表した問題は

読解能力や方程式に置き換える能力

が必要になるので最も難しい』と...


ところが、ところがです。


実際に調査を行ってみたところ...

方程式で学ぶよりはるかに、ストーリィ化

してあげた方が成績が良いという事実が

そこにはあったという驚きです。


この調査が示唆しているのは、私達は

無味乾燥な方程式そのものをいきなり

教え込まれるよりも、まずは問題を

具体的に思い描き、直感的に理解して

いく経験を積んだ後で、方程式を

用い、抽象的な処理を学ぶ方が

より、学びやすいという事です。


これは、実際に大人になってから

さらに多く感じる学びで、どうすれば

よりよい結果が出るかのみを常に探し

続ける行動は、自分の腹にはおちて

来ません。しかし、ストーリィとして

会社を見た時、自分の仕事観に触れ合った

時、『パンっ』とはじけるものがあります。


↑↑ いっちゃっている訳ではありません^^;

つまり、仕事というストーリィを具体的に

思い描き、登場人物や状況に共感し、そこから

読み解いて学びとった、『方程式』を解いて

いく...

この連続が仕事を仕事として本質的に見れる

一つの方法なのかなと強く感じております。
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