あんなにへこむの？アメリカイージス艦

フィリピン船籍の貨物船とイージス艦の事故、どのニュースで見てもへこみ過ぎじゃね？
という意見が多かった。中には横が弱いようだとか言うのもあったね。

あれってミリオタなら知っている事だけど、第二次世界大戦時の戦艦と違い、
基本装甲板は無い。ミサイル１発当たったら沈むくらいの弱さ。
戦艦大和は４０ｃｍの装甲板を持ち、敵の砲弾がはじき返したらしい。

アメリカのニミッツ級空母でも同じ。対艦ミサイル食らったら終わり。
だけど敵のミサイルを撃退するシステムを持っているイージス艦や駆逐艦を連れている。
ＶＬＳと言って縦にミサイルを搭載していて、敵のミサイルへ飛んでいく。

それでも打ち漏らしたら機関砲を掃射して撃ち落とす。
だから当たらない事を想定し、薄く軽くできている。

イージスシステムはレーダーの凄いのを搭載していて、おわん型に半径５００ｋｍの範囲の敵を発見する。
でもいつもそれを使う訳ではなく、平時のましてやそろそろ港に到着するって時は使用していない。
水中の監視はいつも潜水艦が行っている。

大型貨物船は人が見ていない自動航行中だったかも知れないそうだ。
バス釣りのボートでさえ舵を切ってもすぐには曲がらない。
この手の事故は過去にも数回起きている。

あの相手が小さな漁船だったりすると、一発で撃沈だ。
大きい船はそれなりに頑丈にできてるから。
恒久対策は、ちょっと難しいだろうね。