どこにでも入り込んで嫌われることの多いカタバミだが
そろって咲いていると、可憐だし、きれいだ。
古くから親しまれた花であることは、多数の紋章が存在することからも明らかだろう。
どれも素敵な紋章だと思う。
(2019-05 神奈川県川崎市 道端)

俳句でもなじみの花だ。「かたばみが咲いてボンペイ遺跡かな 加藤世津」など、感じが出ている。
「かたばみを引きのこしたる庭の隅 上村占魚 球磨」の句は、カタバミの根絶しにくさをよく表現している。作者がカタバミを好きなのかもしれないが。
そろって咲いていると、可憐だし、きれいだ。
古くから親しまれた花であることは、多数の紋章が存在することからも明らかだろう。
どれも素敵な紋章だと思う。
(2019-05 神奈川県川崎市 道端)

カタバミ
カタバミ(酢漿草、片喰、傍食、学名: Oxalis corniculata)はカタバミ科カタバミ属の多年草。日本の地方名には「かがみぐさ」、「すいば」、「しょっぱぐさ」、「すずめぐさ」、「ねこあし」、「もんかたばみ」などがあり、『日本方言大辞典』[4]には180種以上が記録されている。中国では「三葉酸草」、「老鴨嘴」、「酸味草」、「満天星」などの別名がある。
日本では近年、よく似たオッタチカタバミという帰化種が急増している[5][6]が、古い図鑑には掲載されていないため、カタバミと誤認されていることもある。
形態・生態
地下に球根を持ち、さらにその下に大根のような根を下ろす。匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がる。このため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草である。
葉は球根の先端から束に出る。葉は、ハート型の3枚が尖った先端を寄せ合わせた形。三出複葉だが、頂小葉と側小葉の区別はつきづらい。マメ科のクローバー(シロツメクサなど)とよく間違われるが、クローバーは葉の形状が丸く白い線があり、全く異なる植物である。しかし、ロゴマークなどで葉の形状を誤解してハート型で描くことでクローバーのつもりでカタバミとなっているケースがある(ももいろクローバーZのロゴ[7]など)。クローバー同様、カタバミにも四葉、六葉といった多葉変異体が発生する。クローバーに比べて環境耐性が高いためか、発生率はクローバーのそれに比べて低いとされている[要出典]。
春から秋にかけ黄色の花を咲かせる。花びらは5弁。日向では花を出すが、日陰に咲いてしまうと花がしぼんでしまうのが大きな特徴である。
果実は円柱状で先が尖り、真っ直ぐに上を向いてつく。成熟時には動物などが触れると、自ら赤い種子を勢いよく弾き出す。最大1m程度までの周囲に飛ばすことができることも繁殖に有利となっている。
カタバミ(酢漿草、片喰、傍食、学名: Oxalis corniculata)はカタバミ科カタバミ属の多年草。日本の地方名には「かがみぐさ」、「すいば」、「しょっぱぐさ」、「すずめぐさ」、「ねこあし」、「もんかたばみ」などがあり、『日本方言大辞典』[4]には180種以上が記録されている。中国では「三葉酸草」、「老鴨嘴」、「酸味草」、「満天星」などの別名がある。
日本では近年、よく似たオッタチカタバミという帰化種が急増している[5][6]が、古い図鑑には掲載されていないため、カタバミと誤認されていることもある。
形態・生態
地下に球根を持ち、さらにその下に大根のような根を下ろす。匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がる。このため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草である。
葉は球根の先端から束に出る。葉は、ハート型の3枚が尖った先端を寄せ合わせた形。三出複葉だが、頂小葉と側小葉の区別はつきづらい。マメ科のクローバー(シロツメクサなど)とよく間違われるが、クローバーは葉の形状が丸く白い線があり、全く異なる植物である。しかし、ロゴマークなどで葉の形状を誤解してハート型で描くことでクローバーのつもりでカタバミとなっているケースがある(ももいろクローバーZのロゴ[7]など)。クローバー同様、カタバミにも四葉、六葉といった多葉変異体が発生する。クローバーに比べて環境耐性が高いためか、発生率はクローバーのそれに比べて低いとされている[要出典]。
春から秋にかけ黄色の花を咲かせる。花びらは5弁。日向では花を出すが、日陰に咲いてしまうと花がしぼんでしまうのが大きな特徴である。
果実は円柱状で先が尖り、真っ直ぐに上を向いてつく。成熟時には動物などが触れると、自ら赤い種子を勢いよく弾き出す。最大1m程度までの周囲に飛ばすことができることも繁殖に有利となっている。
俳句でもなじみの花だ。「かたばみが咲いてボンペイ遺跡かな 加藤世津」など、感じが出ている。
「かたばみを引きのこしたる庭の隅 上村占魚 球磨」の句は、カタバミの根絶しにくさをよく表現している。作者がカタバミを好きなのかもしれないが。
かたばみの花
かたばみが咲いてボンペイ遺跡かな 加藤世津
かたばみに雨ぴちぴちと雀の子 矢島渚男
かたばみの花うつほどの雨ならず 竹内素風
かたばみの花に波音休暇村 木村蕪城
かたばみの花の宿にもなりにけり 乙二
かたばみの花の淋しきかぎりかな 高澤良一 素抱
かたばみの花の混み合ふ仏通寺 垪和久仁子
かたばみの花より淋し住みわかれ 三橋鷹女
かたばみの花大足が踏んで過ぐ 河野友人
かたばみの花見るものの無ければ瞰る 高澤良一 素抱
かたばみの草に秘めある黄の花 高木晴子 花 季
かたばみの黄が喚ぶ詣憶滅びし家 木村蕪城 寒泉
かたばみや古都の果なる小漁港 池上樵人
かたばみや隣家の電話鳴りつづく 谷 和子
かたばみを引きのこしたる庭の隅 上村占魚 球磨
かたばみを捨てて電話に出でにけり 高澤良一 随笑
かたばみを掃きいぢめたる箒かな 辻桃子
かたばみを見てゐる耳のうつくしさ 横山白虹
かたばみ草閉ぢ大門の鍵かける 堀田晴子
まわるまわる黄色いスカートかたばみ咲く こしのゆみこ
酢漿草の種の手に飛び顔に飛び 佐藤 耶重
酢漿草にとどく子の文妻の文 新谷ひろし
良寛の桑門の道酢漿草より 高澤良一 寒暑
かたばみが咲いてボンペイ遺跡かな 加藤世津
かたばみに雨ぴちぴちと雀の子 矢島渚男
かたばみの花うつほどの雨ならず 竹内素風
かたばみの花に波音休暇村 木村蕪城
かたばみの花の宿にもなりにけり 乙二
かたばみの花の淋しきかぎりかな 高澤良一 素抱
かたばみの花の混み合ふ仏通寺 垪和久仁子
かたばみの花より淋し住みわかれ 三橋鷹女
かたばみの花大足が踏んで過ぐ 河野友人
かたばみの花見るものの無ければ瞰る 高澤良一 素抱
かたばみの草に秘めある黄の花 高木晴子 花 季
かたばみの黄が喚ぶ詣憶滅びし家 木村蕪城 寒泉
かたばみや古都の果なる小漁港 池上樵人
かたばみや隣家の電話鳴りつづく 谷 和子
かたばみを引きのこしたる庭の隅 上村占魚 球磨
かたばみを捨てて電話に出でにけり 高澤良一 随笑
かたばみを掃きいぢめたる箒かな 辻桃子
かたばみを見てゐる耳のうつくしさ 横山白虹
かたばみ草閉ぢ大門の鍵かける 堀田晴子
まわるまわる黄色いスカートかたばみ咲く こしのゆみこ
酢漿草の種の手に飛び顔に飛び 佐藤 耶重
酢漿草にとどく子の文妻の文 新谷ひろし
良寛の桑門の道酢漿草より 高澤良一 寒暑