<スイスインターナショナルエアラインの機内食>
モンブラン登頂記(6):ジュネーブへ:退屈な機内
(アルパインツアー)
2005年9月3日。
私たちはスイスインターナショナルエアラインズ成田発定刻10:10,LX169便,フランクフルト行に,10:00に搭乗した。満席である。
10:20,機長より英語,ドイツ語,フランス語,日本語の順に安全装備品の使い方の説明がある。
10:43,いよいよ出発である。飛行機はゆっくりと駐機場から滑走路の方に移動する。10:56,滑走路の端に到着する。私たちの飛行機の前に,何処へ行くのか分からないが,JAL,マレーシア航空と次々に飛行機が飛び立っていく。
11:02,いよいよ私たちの飛行機が滑走を開始する。「ポン,ポン」という合図の音が機内に響く。11:03,離陸。11;05,飛行機は太平洋上に出る。波崎の海岸だろうか,長い弧状の海岸に白い波が打ち寄せているのが見下ろせる。すぐに飛行機は右旋回する。そして,すぐに陸地の上を跳び続ける。
朝,起きるのが早かったせいか,ついつい眠くなる。20分ほどウトウトと居眠りをしながら過ごす。
11:30,スチュワーデスが飲み物を配り始める。私はオレンジジュースを貰う。
座席前の背もたれには,液晶ディスプレーが付いている。これを見ていると,現在飛行機がどの辺りを飛んでいるのか,外気は何度ぐらいあるのか,現地時間は何時かなど,いろいろな情報が分かる。私は自分の時計を,早々とジュネーブ時間に合わせてしまう。
今,ジュネーブ時間で,早朝,5:11(JSTで12:11)である。スチュワーデスが昼食を配り始める。主菜はポークシチューかスパイラルサラダの何れかを選択する。私は迷わずにポークシチューを貰う。小さなトレーの左手前にポークシチューを盛りつけた主菜が置いてある。ブロッコリー,ポテトピューレが添えてある。前菜はミックスサラダ,デザートはカスタードプリン,ロールパンである。
昼食後,機内の照明が暗くなる。窓際の乗客も窓のブラインドを自発的に降ろしている。
機内が暗くなった。私は,所在ないので,テレビゲームを楽しむ。
私の隣に座った消防署長が,私のゲームを覗き込んで面白がっている。ソリティァ,スキー,ゴルフ,神経衰弱など,備え付けてあるゲームを一通り確かめてみる。長い時間,座り続けているので,足が少しだるくなる。窓から下界を見下ろすと,人跡が全く見つからない平原の上空を,私たちの飛行機は飛んでいる。
尾籠ながら,何時ものように,飛行機に乗ると,機内の気圧が下がるせいか,あるいはジッとしているからか分からないが,無性に「おなら」がしたくなる。何時もならば,音が出ないように,適当に済ませてしまう。だが,今回は消防署長が隣の席に座っている。無臭ならばともかく,迷惑を掛けるのには忍びない。私は,身をよじりながら,「おなら」を我慢し続けた。
機内が少し暑い。
7:30頃,トイレに立つ。トイレ付近は大分涼しい。私はスチュワーデスに,私たちが座っている付近の気温が暑すぎると申し出る。トイレで思い切り「おなら」をする。「おなら」の音が便器にこだまする。私は,このときに,パンパンに空気を入れられた風船の気持ちが分かったような気がした。
席に戻った私は,スキー,ゴルフ,神経衰弱など,相変わらずテレビゲームで遊び続ける。
9:00,私の飛行機は相変わらず順調に跳び続けている。外気温はマイナス48℃である。
9:48,スチュワーデスがアイスクリームを配り始める。機内が乾燥しているせいか,とても美味しい。
その後も,テレビゲームに夢中でのめり込んだまま時間を過ごす。
11:22,足がだるくなる。席を立って,機内後方にあるトイレへ行く。ついでに,スチュワーデスのたまり場に顔を出して,キットカット2個とミルクティーを頂く。
12:09,おにぎり1個とお茶が配られる。おにぎりの中身は昆布である。少々冷たいが美味しい。
13:32,テレビのスクリーンに「目的地まで1716km」という表示が出ている。飛行機は対地速度914km/hで跳び続けている。目的地まで,あと2時間09分である。
13:35,再び機内の照明が明るくなる。
14:02,夜食が配られる。ロールパン,バナナ,トマトジュース,牛乳で夜食は終わりになる。
15:36,飛行機は,ようやく着陸体勢になる。機内放送によると,チューリッヒの天候は曇,気温25℃だとのことである。
15:44,チューリッヒ空港に着陸,15:46,駐機場に停止する。
15:52,ディッセンバーグ。
16:09,セキュリティチェックを済ませ,ジュネーブ行トランシットのため,A63ゲート待合室に向かう。そこで,待ちに待ったトイレへ向かう。またもや,際限のないガスの噴出に,自分で驚く。噴出すると同時に,下腹部が急速に軽くなる。大変な快感である。
17:30,ジュネーブ行スイスインターナショナルエアラインLX2810便に搭乗する。私の席は31B通路側である。
17:54,出発。
18:03,離陸する。
18:18,スチュワーデスがチョコレートを配る。
18:33,ジュネーブ空港に着陸。
18:36,駐機場に到着。
18:41,ディセンバーグ。
18:46,入国審査。係員にパスポートを示す。日本人だとパスポートの中身も見ない。
「アリガトウ」
と片言の日本語で,そのまま出ろとボデイランゲージで指示する。
19:03,バゲージクレイムを終える。
19:04,空港の外へ出る。現地旅行社のSさんが私たちを待っていた。ここで,大阪からの参加者で関西空港から来たT氏と初顔合わせをする。
(2010年注:その後,T氏とはニュージーランド,ペルーのピスコ山へ同行した.)
(つづく)
「モンブラン登頂記」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/df050925fa4b8e2cc19416aebc5a56a1
「モンブラン登頂記」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/2d74009b7324ff7c97d030459ede4e68
モンブラン登頂記(6):ジュネーブへ:退屈な機内
(アルパインツアー)
2005年9月3日。
私たちはスイスインターナショナルエアラインズ成田発定刻10:10,LX169便,フランクフルト行に,10:00に搭乗した。満席である。
10:20,機長より英語,ドイツ語,フランス語,日本語の順に安全装備品の使い方の説明がある。
10:43,いよいよ出発である。飛行機はゆっくりと駐機場から滑走路の方に移動する。10:56,滑走路の端に到着する。私たちの飛行機の前に,何処へ行くのか分からないが,JAL,マレーシア航空と次々に飛行機が飛び立っていく。
11:02,いよいよ私たちの飛行機が滑走を開始する。「ポン,ポン」という合図の音が機内に響く。11:03,離陸。11;05,飛行機は太平洋上に出る。波崎の海岸だろうか,長い弧状の海岸に白い波が打ち寄せているのが見下ろせる。すぐに飛行機は右旋回する。そして,すぐに陸地の上を跳び続ける。
朝,起きるのが早かったせいか,ついつい眠くなる。20分ほどウトウトと居眠りをしながら過ごす。
11:30,スチュワーデスが飲み物を配り始める。私はオレンジジュースを貰う。
座席前の背もたれには,液晶ディスプレーが付いている。これを見ていると,現在飛行機がどの辺りを飛んでいるのか,外気は何度ぐらいあるのか,現地時間は何時かなど,いろいろな情報が分かる。私は自分の時計を,早々とジュネーブ時間に合わせてしまう。
今,ジュネーブ時間で,早朝,5:11(JSTで12:11)である。スチュワーデスが昼食を配り始める。主菜はポークシチューかスパイラルサラダの何れかを選択する。私は迷わずにポークシチューを貰う。小さなトレーの左手前にポークシチューを盛りつけた主菜が置いてある。ブロッコリー,ポテトピューレが添えてある。前菜はミックスサラダ,デザートはカスタードプリン,ロールパンである。
昼食後,機内の照明が暗くなる。窓際の乗客も窓のブラインドを自発的に降ろしている。
機内が暗くなった。私は,所在ないので,テレビゲームを楽しむ。
私の隣に座った消防署長が,私のゲームを覗き込んで面白がっている。ソリティァ,スキー,ゴルフ,神経衰弱など,備え付けてあるゲームを一通り確かめてみる。長い時間,座り続けているので,足が少しだるくなる。窓から下界を見下ろすと,人跡が全く見つからない平原の上空を,私たちの飛行機は飛んでいる。
尾籠ながら,何時ものように,飛行機に乗ると,機内の気圧が下がるせいか,あるいはジッとしているからか分からないが,無性に「おなら」がしたくなる。何時もならば,音が出ないように,適当に済ませてしまう。だが,今回は消防署長が隣の席に座っている。無臭ならばともかく,迷惑を掛けるのには忍びない。私は,身をよじりながら,「おなら」を我慢し続けた。
機内が少し暑い。
7:30頃,トイレに立つ。トイレ付近は大分涼しい。私はスチュワーデスに,私たちが座っている付近の気温が暑すぎると申し出る。トイレで思い切り「おなら」をする。「おなら」の音が便器にこだまする。私は,このときに,パンパンに空気を入れられた風船の気持ちが分かったような気がした。
席に戻った私は,スキー,ゴルフ,神経衰弱など,相変わらずテレビゲームで遊び続ける。
9:00,私の飛行機は相変わらず順調に跳び続けている。外気温はマイナス48℃である。
9:48,スチュワーデスがアイスクリームを配り始める。機内が乾燥しているせいか,とても美味しい。
その後も,テレビゲームに夢中でのめり込んだまま時間を過ごす。
11:22,足がだるくなる。席を立って,機内後方にあるトイレへ行く。ついでに,スチュワーデスのたまり場に顔を出して,キットカット2個とミルクティーを頂く。
12:09,おにぎり1個とお茶が配られる。おにぎりの中身は昆布である。少々冷たいが美味しい。
13:32,テレビのスクリーンに「目的地まで1716km」という表示が出ている。飛行機は対地速度914km/hで跳び続けている。目的地まで,あと2時間09分である。
13:35,再び機内の照明が明るくなる。
14:02,夜食が配られる。ロールパン,バナナ,トマトジュース,牛乳で夜食は終わりになる。
15:36,飛行機は,ようやく着陸体勢になる。機内放送によると,チューリッヒの天候は曇,気温25℃だとのことである。
15:44,チューリッヒ空港に着陸,15:46,駐機場に停止する。
15:52,ディッセンバーグ。
16:09,セキュリティチェックを済ませ,ジュネーブ行トランシットのため,A63ゲート待合室に向かう。そこで,待ちに待ったトイレへ向かう。またもや,際限のないガスの噴出に,自分で驚く。噴出すると同時に,下腹部が急速に軽くなる。大変な快感である。
17:30,ジュネーブ行スイスインターナショナルエアラインLX2810便に搭乗する。私の席は31B通路側である。
17:54,出発。
18:03,離陸する。
18:18,スチュワーデスがチョコレートを配る。
18:33,ジュネーブ空港に着陸。
18:36,駐機場に到着。
18:41,ディセンバーグ。
18:46,入国審査。係員にパスポートを示す。日本人だとパスポートの中身も見ない。
「アリガトウ」
と片言の日本語で,そのまま出ろとボデイランゲージで指示する。
19:03,バゲージクレイムを終える。
19:04,空港の外へ出る。現地旅行社のSさんが私たちを待っていた。ここで,大阪からの参加者で関西空港から来たT氏と初顔合わせをする。
(2010年注:その後,T氏とはニュージーランド,ペルーのピスコ山へ同行した.)
(つづく)
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