<シャモニー市街散策>
モンブラン登頂(8):すてきなホテル
(アルパインツアー)
第2日目:2005年9月4日(日) 快晴。
昨夜シャモニー入りをした私たちは,ホテルプレオレで始めての夜を過ごした。
私は,同行のフクロウと同室である。
時差のため,夜中に目が覚めてしまう。トイレに行く。現地時間で,丁度,夜中の12時。寝がけに洗濯した下着類は,まだ生乾きである。いくら速乾性に優れたポリエステル製の下着とはいえ,干してから3時間程度では乾かないのは重々承知しているが,朝までに乾くかどうか気になる。そこで,生乾きの下着をお腹の上に載せて,再び寝る。体温で乾かそうと思ったからである。
早朝,4時頃,隣に寝ていたフクロウが起き出す。
「日本時間では,もう昼間の12時。目が覚めちゃってダメ」
とフクロウが言う。私も同感。
二人とも早速起き出す。
当然の事ながら,外は真っ暗である。開けっ放しで寝ていたテラスへのドアーから,朝の冷気が部屋の中へ流れ込む。この冷気がとても気持ちがよい。
改めてホテルの室内を眺める。
それほど高級なホテルではないが,装飾がなかなかシックで,洒落ている。
照明は白熱灯である。柔らかい白熱灯の光が木製の壁をじんわりと明るくしている。
繊細な模様のカーテンがシックである。決して豪華ではないが,何ともオシャレでシックな雰囲気が素敵である。序でながら,右側の写真が,このホテルの外観である(明るくなってから外へ出て撮した)。
6時頃,所在なくテレビを見る。放送はドイツ語。全く内容が分からない。
6時30分,モーニングコールの電話が鳴る。
いつの間にか,外は明るくなっている。私はテラスに出て,大急ぎで,外の風景をスケッチする。テラスからは,一番右に山頂が槍のように尖ったエギューデグーテ,その左にドームデグーテ,さらにモンブラン山頂付近,エギューデミディの山々が氷河を抱いて屹立しているのが見える。
「あんなに高い山へ登れるのかな」
と少々不安になる。
7時丁度,グランドフロアー(つまり日本式で1階)のレストランで朝食を摂る。バイキング方式である。時差のためどうも食欲が湧かない。仕方なくオートミールを主食にして,ハム少々,バナナ1本,オレンジジュースなどを適当に食べる。7時40分頃,一旦,部屋に戻る。
8時04分,ノシイカ,フクロウ,私の3人はホテルのロビーで落ち合う。これから,近くのパン屋まで行って,今日の行動食を仕入れるのが目的である。
ホテルの前の下り坂を,ほんの20メートルほど下り,十字路を左折する。そこはシャモニーの繁華街である。早朝のためにほとんどの店がまだ閉まったままである。それにも関わらず,何人かの観光客が散策している。繁華街を,ほんの4~5分進むと広場に出た。その広場を再び左折すると,パン屋が開いている。フランス語ができない私は,片言英語とボデーランゲージを使って,フランスパンを1つ仕入れる。
そのまま繁華街の裏通りを通って,8時30分に自分の部屋に戻る。
これから,9時00分までにホテルをチェックアウトして,メールドグラス氷河散策に向かう予定である。
(つづく)
「モンブラン登頂記」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/2d74009b7324ff7c97d030459ede4e68
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