秋田市の三皇神社近くに「大野踏切」がある。
羽後牛島駅を出てすぐの小さい踏切。
この踏切、線路面が高いため、丘みたいになっている。
羽後牛島駅を出てすぐの小さい踏切。
しかし、この踏切は「かまぼこ踏切」と勝手に呼んでいる。
理由はこれ。
この踏切、線路面が高いため、丘みたいになっている。
そのため腹を付いたり、待ち行列の坂道発進に気をつけないと事故になる。
そのため、近年までこんな標識がある。
何故かいまは取り外されたが、国鉄時代の設置で注意主体が変わったからか、古いからか。
(ストリートビューから切り出し)
ただ、小さい道だからかまぼこ云々でなく大きな車は少し先のアンパス経由のが出やすい。
また、三皇神社側の通りにも標識があったはず。
だけど、かまぼこが酷いのは土崎の「虎毛山踏切」や「飯田踏切」、楢山の「羽越楢山踏切」のような。
昔は近くのアンパスが無く、みなみ野や踏切名前である大野へ行くにはここか、少し手前のガードで大住小学校近くを抜けるしかなかったみたいである。
また、みなみ野自体が造成されて無く、大野は秋田市の番外地的存在として田畑や葦原と浄水場しか無かった時代。
仁井田大野地区にある、御野場中学校の校歌にある、
荒ぶる雄物川を治め 芦原を美田となせし
というまさに荒ぶる雄物川と葦原と美田がかまぼこ踏切のゴールみたいになっていた。
その大野や新中島も葦原→美田となり、いまは街になった。
アンパスも2箇所に敷設されて仁井田から茨島新屋が近い街となっている。
かまぼこ踏切が、仁井田開拓の歴史の生き証人であるが、もうその証拠は消えつつある。
参考研究:
(標識の美品あります)