FMEN式雑記

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追分三叉路(前編)

2021-04-21 16:32:23 | 地理・土地・郷土
7号なら秋田市下浜、13号なら秋田市河辺から来て、市内や北部土崎を通過すると秋田市はもうすぐ終わりにさしかかる。

このまま進むと、浜田もしくは和田から続いた長い長い2車線がたたまれ、2つに分かれる交差点に差し掛かる。

秋田交通の要衝、「追分三叉路」である。
追分といえばあちこちにあるが、どこも街道の分岐であり、このポイントも右手の羽州街道、左手の男鹿街道にわかれる。
なので、このあたりは「追分」とよばれる。

しかし、この追分は3つの街から形成された複雑で面白いポイントなのだ。


この地図を見て欲しい。
すべての色がくっつくポイントが追分三叉路で、それぞれの「追分」があるのだ。

オレンジ=金足追分(秋田市金足追分、金足下刈地区)

国道の東側近辺の街。
このあたりは小字に「追分」をもつ場所も。
JR追分駅のお膝元であり、農協や郵便局もある。
2018年の「金農旋風」でお馴染みな金足農業高校もこの地域。
駅前にはスナック街もあり、「金農が優勝すれば無料」とか「甲子園応援のため休みます」なんてこともあった。
後述する秋田西高校や県立大学とならぶ学生街の姿も。

紫=中野追分(秋田市下新城中野、飯島堀川地区)
おもに三叉路南から新城川付近までの区域。
中野と呼ばれやすいが、追分店とか追分地区とかいうことばが出てくる地域。
車屋がたくさんあるが、琵琶沼踏切の記事にもあるようにつぶれた店もある。
今村病院や県立大学のお膝もとであり、県立大学の坂周辺の斜面には学生アパートも立ち並んでいる。


赤=天王追分(潟上市天王追分、追分西、長沼地区)
ここだけは秋田市では無いし、だったこともない、いわゆる「隣町」。

秋田西高校や教育センターやポリテクセンターがあり、銀行やナイス、たくさんのコンビニもある。
長沼地域は野球場や墓地公園もあり、一見すると秋田市なんでは?な地域なんだが秋田市ではない。

あまりにも長くなりすぎました。

後編つくります。








秘境!琵琶沼踏切

2021-04-21 16:01:32 | 鉄道
今日はお休み。
いろいろ行こうと思って一度見たい「秘境」へ行ってみた。

その場所は、秋田市の北部下新城中野にある。




国道から一見すると見落としがちな場所に、細い道が?
(緑屋根のVの店は、昔潰れたホンダベルノの跡地らしい)
その小径を、歩く。
丈が長くなりだした草ダートで資材置き場をかきわけて発見した!



その名は「琵琶沼踏切」である。
住所が下新城中野琵琶沼というからだろうが、よほどの鉄分があるか土地勘が無いと知らない踏切であろう。
車止めの標識と補助標識の味わいがいい。
それでも警報機はあるから、亡き臨海鉄道の踏切よりはグレード高い。
急に昭和40年代〜50年代に来たような気が。

此の先はこんなんであり、先続きのない行き止まり。

目立たない踏切や自動車禁止踏切は秋田市内にはいくつかあるが、不可逆移動な踏切はここぐらいなはず。

ジブリ映画みたいな雰囲気です。

老人と子どもを… セキスイ看板は語る

2021-04-20 22:11:08 | 道路・交通
最近、秋田では中学生以下の子供が巻き込まれる事故が多い。
昨日から今日にかけて、由利本荘市と北秋田市で事故があり前者は7年振りになる中学生以下死亡、後者はスクールバス追突だった。
それを憂慮してか県警で緊急会議が開かれたとか。

さて、秋田ではこんな看板が町中に貼られていたりする。

老人と子どもを交通事故から守ろう!というセキスイハウスが昔貼っていた看板である。
竿燈まつりなんで、たぶん秋田ローカル。
下にはセキスイハウスのロゴ。

更に昔に貼られた別バージョンもある。

こちらは竿燈まつりではない。
状態は相当悪い。
ちなみに上のセキスイハウスロゴは新ロゴで、これは旧ロゴである。

状態が美品で旧ロゴ竿燈という珍しいものがある。

色が黒い竿燈祭り側があせて白くなるが、他は残っている。
たぶん掲載順番で、竿燈無しの新ロゴは見た記憶がないから、2番め→3番目→1番めかと。
3番めは過渡期で塗料や制作を異ならしてるから無事なのかも。
何れにしても、かなり減りつつある看板である。
特に1番あたらしいはずな1番めの美品はもう見た記憶が…
むかしはあちらこちらでしつこく貼ってたような気がする。

県警がわざわざ緊急まで出すような事態。
春の陽気だがカンバンの願いに答えないとならない。

看板から見る秋田市のタクシー地図

2021-04-19 22:43:39 | バス・タクシー・その他陸海空運
まずは、次の3枚の写真を見ていただきたい。






これは、秋田市内で見つけたタクシーの案内標識。
GPSがない時代に呼ぶ客、来る車が確実にいえを探すために作られたツール。
一番上は高尾ハイヤー。仁井田の会社である。
2枚めは褪せているが国際タクシーという秋田市中南部の会社。
3枚めは廃業したグランド交通。

もう存在意義が小さくなり、見なくなってきている。
高尾は仁井田の奥まった町内、国際はようやく発見して撮影・保存している。
市内には他の会社のもあるとか。
ほかのブログで似たような記事を見たかもしれませんが論文で言う先行研究。
受け売りすみません、そしてありがとうございます。

廃業した会社もあるので、1988年職業別タウンページ2021年秋田市ハイタク日めくりで、秋田のタクシー事情を調べた。

1988年の会社=あさひ、安全秋田観光、合同、秋田、秋田中央、新屋、勝平、キング、グランド、グリーン、国際、昭和、新和、ゼネラル、ダイヤ、高尾、宝、双葉、三吉、港キング、和田
2021年の会社=あい、あさひ、秋田中央、浮田、梅田、グッドラック、合同、県都、こまち、勝平、キング、国際、新昭和、高尾、みなと交通

会社の数が歴然である。
新昭和は運営主体の変わった会社(ちなみに秋田市扱いでないが、追分で展開してるので記す)、梅田は宝のことでこれも運営変化。

また、合併も増え、
高尾ハイヤー=高尾+和田+新屋(和田は昔から行灯や塗装名だけが違っていた)
みなと交通=みなとキング+観光。

ここで、2021年にある「あい」とはなんのことかというと、先行研究やその他で調べた情報では秋田市内の共通グループを統合させた会社とのこと。
正式の社名は「タクシーセンターあい」(本社は新屋松美ヶ丘)

もともとおなじ無線系列と思われる
勝平(新屋寿町)
ダイヤ(中通)
双葉(土崎)
三吉(山王)
のうち、勝平以外が合併とのこと。
たしかに、広告も同じであった。
勝平だけは参加しなかったらしいが、東京の無線グループではそういうのがあるあるらしい。
土崎駅の古いバスターミナル写真をネットで見ると、いまも黒塗りなみなとキングの他にのし紙みたいな水引塗装をした車がとまっていた。
【追記】日航機や政府専用機の昔の塗装に似ていた。
いまは土崎駅はみなと交通とあいなので、たぶんこれは双葉タクシーかと。
また知らない事実がわかり良かった。

1988年タウンページは今後も利用する資料になりそうなんで、お楽しみに。

ほかの斜体は廃業したものと思われる。
グランド交通は柳原新田。
いまは卸町でまるごと市場のあるあたり。
会社亡きいまも標識だけを残している。

いまも存続してる会社があるが、日産のガス車両が廃止になってしまい、当時とは違う雰囲気なとこもある。
国際タクシー本社が違っていたり、違う場所に意外な拠点をもっていたり。
さらに、高尾やキングは田舎の廃止バスの代替までやるようになった。

コロナで飲みに行く方が少ないいま、タクシーは大変かもしれないが果たしてその行く末は?

参考研究:広く浅く「タクシーを呼ぶ数字」https://blog.goo.ne.jp/taic02/e/75868712c30462e39a7abd8c185733d3
梶ノ目トランシス「1985年土崎駅前のT130系コロナタクシー」(そこにいる紅白タクシーが「双葉タクシー」?)

参考文献:NTT「タウンページ1988秋田版」




秋田発・秋田ゆかりのアナウンサー

2021-04-18 20:09:20 | 放送・芸能・マスコミ
秋田県はNHK受信料納付率がかなり高い県であり、人が集まる場所のテレビはたいていNHK、職場や店舗もNHKラジオなんていうぐらいNHK好きな県である。

そのためか、有力有望なアナウンサーがでてくると秋田に派遣されてきて出世局だといわれることがあり、実際そんなブログ記事もある。

正午→ニュース7→おはよう日本→シブ5時とずっと一線にいる阿部渉アナとか、歴史番組やラジオニュースに出てくる顔が長い内藤啓史アナあたりが有名である。
最近まで土日の文芸や歌謡、夏休み科学電話相談をしていた杉原満アナとか、ラジオで土日の朝にたまに出てくる山田貴幸アナや近藤敏之アナも秋田勤務があったらしい。
しかも山田アナは2回目。近藤アナは秋田に来る時にアナを外れて副局長になり、去る時にアナに戻ってるから厳密にはアナではない。

ただ、最近は西日本出身や西日本勤務が長いアナが重用されてきて秋田出世伝説がかげりだしてる感もある。
枠の削減で人員や経験を踏みにくいのもありそう。

それでも、今後の出世枠みたいなアナウンサーもいないわけでない。

○中川安奈アナ
2016年から2019年まで勤務。
秋田は初任で赴任早々からニュースをばんばん読んでいた即戦力。
中川安奈と見ると昔こんな女優さんがいたが自分は余り印象ない。
そちらの方もNHKFMで番組を持っていたが安奈アナ入局前に亡くなってしまっている。
長年の吉田さやかキャスターが辞める時期や金農旋風の時期、秋田では長年女子アナ配置が無かったためかなりの話題で迎えられたし、注目された感。
秋田を去り広島に赴任した夏、お盆に瀬戸内海を直撃した台風のニュースで広島からニュースを読んでいたのを覚えている。
いまは東京であさイチやバラエティ中心みたいだけどコロナ緊急自体なときには代理でラジオニュースを読んだりしてた。

○三輪洋雄アナ
2013年から2017年まで勤務。
初任でなく、さまざまな転勤で秋田に来たアナ。
必ず1人配置されるスポーツアナで、高校野球やハピネッツの実況を担当していた。
あと相撲の担当であり、奇数月になると相撲班に入り場所を担当している。
相撲で人員が不足すると土日645や平日845が仙台や東京から応援が来る場合もあった。
相撲では順調に出世コースであり、秋田からは大阪→東京と幕内の重要な実況や人気の北の富士勝昭や荒磯親方と組むこともある。
幕内まで来れないアナも入ることをかんがえたら。
ちなみにテニスや他のスポーツも担当し、五輪でもなんらかの担当ではないかと予想。
競泳はやらないようで、miwaと結婚した萩野公介の実況を見たかったもんだが。

さて、なぜ他のブログのパクリみたいな記事にしたかといえば今年度は秋田生まれが日曜を固めることになったから。

なにかといえば、午後のニュース。

総合担当は横手市出身の佐藤誠太アナ、ラジオ担当は鹿角市出身の谷地健吾アナに

○佐藤誠太アナ

横手市出身の35歳。自分と同じ年。
さまざまなニュースをやっていて去年から土曜日の午後を担当。
同期の合原明子アナが身重(のちに年度内に産休入り)で日曜のみもあり祝日は彼がやる場合が多かった。
今年度は土曜日は中山果奈アナ(広島出身)が担当し、日曜のみ。
中山アナは独身なためゴールデンウイークはどうなるか。

○谷地健吾アナ
鹿角市出身のベテラン。
過去は休日総合テレビ午後担当。
東日本大震災のときは仙台から情報を伝える。
箱男というあだ名を持っている。
仙台のあとは東京でラジオ朝ニュース→松山に赴任して今年度から久々に東京。

どちらも秋田勤務はないはず。
ちなみに大災害になると総合テレビ優先になるため、日曜は佐藤アナが担当する。

なかなか無い秋田生育地固めはどう転がるだろうか。
そして、秋田放送局は3月に去った倉沢アナの代わりは誰がくるのだろうか。


参考研究:広く浅く「出世するアナウンサー?」https://blog.goo.ne.jp/taic02/e/c819494daea0d90b5ef28309cfc5ee05