夜中に雨が降ったようです。
寝苦しい夜から、涼しい朝を迎えました。
本来なら夏休みの時期ですね。
豊島区の小学校の夏休みは8月8日から23日まで。
短い夏休みになっています。
真夏の太陽の下で雑司が谷公園の清掃日でした。
私たちのグループは雑草を抜きました。
主に「ヤブガラシ」を抜きました。
つる植物で藪を覆って枯らしてしまう生育が旺盛な草です。
植栽のツツジやアジサイにも絡んでいました。
作業後に、雑司が谷で実った「江戸東京野菜」を頂きました。
「雑司が谷カボチャ」を植えたはずなのに、「瓜」ができました。
「雑司が谷ナス」とともに「雑司が谷カボチャ」は江戸東京野菜です。
大越瓜(おおしろうり)
江戸時代に現在の豊島区でも栽培されていました。
中生系大越瓜は奈良漬専用の瓜です。
引き取り手がなく、私がもらいました。
塩漬けにして食べようと思います。
我が家でも花壇で「野菜」が採れました。
茗荷 / ミョウガ 写真は私の家のミョウガです。
雑司が谷のすぐ近くは早稲田です。
早稲田は「江戸東京野菜・早稲田の茗荷」の産地でした。
江戸時代から大正時代にかけて早稲田周辺で広く茗荷が栽培されていました。
大きく赤味を帯びた美しさと香りのよさで徳川将軍家の食膳を彩りました。
明治時代以降、早稲田周辺は宅地造成が進み、ミョウガ畑はなくなりました。
近年、地下茎が見つかり、平成23年(2011)に復活を果たしています。
最後の1輪が咲きました。
鬼百合 / オニユリ
8輪、全部咲いています。
撮影後、植木鉢を動かしたら、花びらが落ちてしまいました。
遠くで蝉が鳴いています。
ミンミン蝉です。
やっと夏らしくなってきました。
近所の家から「スイカ」が届きました。
田舎から送られてきたスイカの「お福分け」です。
東京は野菜だけではなく、人情も江戸時代から続いています。