佛暦2561年 1月10日
世間様は本日から通常営業ですが、私は本日やっとのお休みであります。
このところ雨やら何やらでジョビコンヌお嬢様ともご無沙汰している事もあり、今朝はいつもより長めの川っペリと相成ります。
(^^)みんなおはよ。
(^^)今朝のジョビコンヌお嬢様のお出ましはかなり遅く、このところモズ男くんに追い回されて……もしかしたら。
(T_T)嫌気がさして家出しちゃったのかも?!とか、気をもんでいたのが結局杞憂だったようで何よりであります。
ここしばらくは瞑想も……いや、それ以前の集中ですら頭打ちというか、進展もなかったのですが今朝は今までの「気づき」を総動員し「ありのままに気づくまで止めない」との、意気込みで静かに座りました。
吐く息(風)、吸う息(風)。
呼吸が五〜六回転もする頃には、すぐにいつもの雑念が湧き上がり、雑念が言葉に転ずると同時に私の意識は妄想に塗りつぶされます。
今まではこの時点で最初からやり直してはまた同じ顛末を繰り返す無限ループを繰り返していたのですが……今朝はやり直しではなく集中を継続して妄想を観察出来ていました。
雑念に巻き込まれた自分の意識をありのままに観察してみると、それが取るに足りない妄想である事がハッキリと確認出来てしまいます。
そして、また呼吸に意識を戻します。
すると、また水底からブクブクと泡が湧くように、雑念が意識に浮上して来ます。
再度同じように、雑念は言葉を型取り妄想が私の意識の中で展開します。
妄想が意識を侵食するプロセスが理解できたところで、この妄想を手放し、呼吸に意識を戻します。
四〜五回転くらいこのプロセスを繰り返していると妄想から呼吸に意識を戻す度に、呼吸そのものが細く長く……微かなものになっている事に気がつきました。
そして、今までに知覚出来た最も微かな呼吸を更に超えた、微細な呼吸が……思いの他に、大きくハッキリと意識出来ていました。
集中力がもたらした新しい知覚はとても新鮮で、魅力に溢れています。
だけど、これもまた「無常」だと意識の中で何かが囁きます。
新感覚に浮かれかけていた私の心は落ち着きを取り戻しつつ、新しいレベルの知覚で呼吸の観察を続けられました。
「トン、トン……」
ふいに私のおしりの下から小さな振動が発せられました。
その瞬間
何もかもが「地(大地)」に繋がっているという、ごく単純な事実が津波のような圧力を持って私の心を埋め尽くしました。……同時に
「風(空気)」も
「水(水分)」も
「火(熱量)」も……また
何もかもが分け難く、混ざり合い、統べてが繋がって「全」であることが一瞬の内に観察されました。
落ち着きを保ったまま瞑想を終了します。
そして先ずは、私のおしりの下から響いた「トン、トン」という振動の正体を確かめました。
それは私が座っていた簡易イスの脚が踏みつけていた小石が、少しづつ少しづつ私の体重を受けて地面にめり込み、やがてイスの脚の下で弾けてしまった時の……極々、小さな地震(振動)だったようだと推測出来ました。
訳も分からず瞑想というものを続けて早、三年。
(^^)ようやく一皮むける今朝の川っペリはこれまでに御座います。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝