市場調査をして「インフレ率」を計算すると、実際のインフレ率よりも少し高めに出るらしい。これは、計算式が+(プラス)の方向にバイアスがかかるようになっているから。
でも、計算して発表している側も、「インフレ率」を利用している側もそれを知った上で利用しているから、問題ない。
意外と知られていないのが、「円高」が企業業績に与える影響。
円高が進むと、輸出企業が業績を下方修正して、輸入企業が業績を上方修正する。そのことは、よく知られている。
知らない人が多いのは、余分に下方修正する企業が多く、余分に上方修正する企業は少ない、と言うこと。
日本企業は「保守的」に業績予想を発表するから、ここで、日本企業全体利益の総和が「多めに下方修正されてしまう」バイアスが生じる。
しかも、貿易業務を行っていない企業(輸出も輸入もしていない企業)は、為替変動から受ける影響を発表しない。
その分の上方修正も計算に現れないため、下方修正が目立つようになる。
全ての企業が、「日本円で計算した決算書」と「米ドルで計算した決算書」を出すようになれば世界の見え方が変わる。
例えば、
海外に100億円分の資産を持っている企業の場合、
円高が進むと資産価値が90億円に下がって、
「10億円の為替差損が発生した」と言うかもしれない。
でも、
国内に1億ドル分の資産を持っている日本企業が、
円高が進み、資産価値が1.1億ドルに上昇しても、
「1千万ドルの為替差益が発生した」とは言わない。
↑↑↑なぜなら、日本円での価値は変動していないから。
決算書が日本円で計算されているために起きる現象で、
これを疑問に思っている人は少ない。
10%の円高が進むと、(日本円で計算した場合)
輸出企業の海外での売上高が10%減少し、海外資産の価値も10%下落する、
一方、
輸入企業の仕入れ値が10%下落し、国内資産価値が10%上昇する。
貿易と全く関係のない国内企業が日本国内に持っている資産価値も、米$建で計算した場合、10%上昇する。
あなたの10万円のヘソクリも、
1000ドルだったのが、円高が進むと1100ドルになる。
これが正確に為替損益として表面化することが無いため、「下方修正バイアス」があることになる。
全ての企業が、「日本円で計算した決算書」と「米ドルで計算した決算書」を出すようになれば世界の見え方が変わる。
ついでに、預金通帳に、「日本円建での預金額」と「米$建での預金額」が表示されるようになれば、社会はより一層変わるかもしれない。笑
でも、計算して発表している側も、「インフレ率」を利用している側もそれを知った上で利用しているから、問題ない。
意外と知られていないのが、「円高」が企業業績に与える影響。
円高が進むと、輸出企業が業績を下方修正して、輸入企業が業績を上方修正する。そのことは、よく知られている。
知らない人が多いのは、余分に下方修正する企業が多く、余分に上方修正する企業は少ない、と言うこと。
日本企業は「保守的」に業績予想を発表するから、ここで、日本企業全体利益の総和が「多めに下方修正されてしまう」バイアスが生じる。
しかも、貿易業務を行っていない企業(輸出も輸入もしていない企業)は、為替変動から受ける影響を発表しない。
その分の上方修正も計算に現れないため、下方修正が目立つようになる。
全ての企業が、「日本円で計算した決算書」と「米ドルで計算した決算書」を出すようになれば世界の見え方が変わる。
例えば、
海外に100億円分の資産を持っている企業の場合、
円高が進むと資産価値が90億円に下がって、
「10億円の為替差損が発生した」と言うかもしれない。
でも、
国内に1億ドル分の資産を持っている日本企業が、
円高が進み、資産価値が1.1億ドルに上昇しても、
「1千万ドルの為替差益が発生した」とは言わない。
↑↑↑なぜなら、日本円での価値は変動していないから。
決算書が日本円で計算されているために起きる現象で、
これを疑問に思っている人は少ない。
10%の円高が進むと、(日本円で計算した場合)
輸出企業の海外での売上高が10%減少し、海外資産の価値も10%下落する、
一方、
輸入企業の仕入れ値が10%下落し、国内資産価値が10%上昇する。
貿易と全く関係のない国内企業が日本国内に持っている資産価値も、米$建で計算した場合、10%上昇する。
あなたの10万円のヘソクリも、
1000ドルだったのが、円高が進むと1100ドルになる。
これが正確に為替損益として表面化することが無いため、「下方修正バイアス」があることになる。
全ての企業が、「日本円で計算した決算書」と「米ドルで計算した決算書」を出すようになれば世界の見え方が変わる。
ついでに、預金通帳に、「日本円建での預金額」と「米$建での預金額」が表示されるようになれば、社会はより一層変わるかもしれない。笑