昨日、「幼児期における運動遊び事業」の研究報告会が開催され、柳澤弘樹氏(<財>明治安田光星事業団 体力医学研究所研究員)のお話をお聞きしました。
平成19年度から導入された事業ですが、できた時の喜び、達成感や満足感を自信につなげ、挑戦する気持ちや意欲を育てるとともに、友だち同士でコミュニケーションをとりながら楽しく遊ぶことで、脳の前頭葉を活性化させ、抑制力や人を思いやる気持ちを育むという「こころ」と「体」の健やかな育成をめざす運動支援です。
本校でも、本年度の重点のひとつが「体力づくり・体づくり」ですが、運動好きな子どもは「こころ」も育つということばは、大変大きな力になります。
(豊岡市親子運動遊びパンフレットより)
★幼児期の全身運動が「脳」を育て、「こころ」を育てます。
脳の前頭葉の中には、運動をつかさどっている「運動野」と、感情をコントロールする「前頭前野」という部分があるそうです。
運動野は、身体を動かすことによって活性化しますが、このとき、前頭や全体の血流量が増加することによって、前頭前野も同時に活性化します。つまり、「全身運動することによって、前頭前野が活性化し、感情をコントロールする力(注意力・抑制力・判断力)が、よりうまく働く」ようになるそうです。
★脳のつながりは8才までに90%がつくられ、10才で完了します。
脳の成長は、他の器官より早く、大人の脳を100とした場合、8才で90%くらい成長します。つまり、8才までに基本的な脳の仕組み、神経回路ができあがってしまうということdす。運動好きな子どもを育てるには、10才ごろまでに多くの警官や体験をすることが重要だと考えられます。また、運動面に限らず、10才までの経験や体験は、その人の一生を支えていく生活習慣の基盤になるものといえます。
幼稚園での運動遊びを受け、1・2年生は「朝の運動」を実施していますが、来年度に向けて、本年度の様々な取り組みについて、評価・検討・見直しをしているところです。
参考にしながら、がんばっていきたいと思います。