前回(29回)で小田原城の総構(惣構)についてふれました。
今回は小田原城のお城の門についてです。
その前にこれです。
天守にある売店で購入しました。
虎の印といわれるものです。
2代目の北条氏綱から使われました。
「祿壽應穩」(ろくじゅおうおん)とは
「領民の祿(財産)と壽(生命)は應(まさ)に穩やかなるべし」
領民の生命と財産は領主(北条氏)が守ることを意味しています。
虎にはどのような意味があるのでしょう。
現代では虎は百獣の王ライオンと並ぶ強い動物を表していると言えるでしょう。
虎が北条氏で、強い北条氏が領民の生命と財産を守ることを
表していると言えるしょう。
今回小田原城を訪問して見て新たな発見があったのは門についてです。
いつも下の地図にある学橋を渡って2の丸、銅門、常磐木門、天守と行っていました。
今回、正面入口は馬出門からという案内(掲示)従って学橋を渡らずに
馬出門を渡りました。
そこで、門について二つの発見がありました。
1 地図の正面入口、馬出門と内冠木門
2 住吉橋を渡ったところにある埋門についてです。
下の地図で青印があるところです。
馬出門についての解説です。
高麗門形式の馬出門
高麗門形式の内冠木門
この2つの門で桝形を形成しています。
わたしが知ってる桝形を形成する門は、高麗門と櫓門の組み合わせが多かったので
珍しいと思いました。
次は住吉橋を渡るとき前の門を見ました。
渡り終わって門をくぐりました。
石垣を割って埋み門埋門(うづみもん)であることがわかります。
京都二条城の西門が同じ形式の門だそうです。
小田原城の訪問は何回目かわかりません。
いつも書きますが、城を訪れるとそのたびに発見があって楽しいです。
新たな課題も見つかります。
わたしは、二条城の西門を見ていないことがわかりました。
次回、京都に行くときは二条城の西門を見ることを目指します。
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