先日訪れた毘沙門堂の近くで「牛頭尊」の石碑を見つけました。ちょっと見難いかも知れませんが「牛頭尊」の文字が読み取れます。「馬頭観音」や「馬頭観世音」はよく見かけますが「牛頭尊」は初めて見ました。ネット検索してもヒットしません。「牛頭観音」と同じなのでしょうか。
馬頭観音とは観音菩薩の化身で憤怒相を持って、人身で頭が馬のものと馬の頭飾りを戴くものがあり、諸悪魔を下す力を象徴していて煩悩を断つ功徳があるようです。一般的には家畜(馬)の無病息災の守り神として江戸時代に馬の供養と結びついて信仰されるようになったということです。
一方、牛頭観音はあまり見かけません。私感ですが牛は馬のように背中に荷物を積んだり早く移動できませんが、重いものを引いたり農耕の手助けをしたりしたので馬頭観音と同じように供養されたのかもしれません。馬頭観音と同じように頭に牛の飾りをつけた観音像もあるようなので見てみたいです。
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