萩日吉神社は埼玉県ときがわ町にある神社で欽明天皇六年(537年)十一月蘇我稲目によって創建されたと伝えられ萩明神と呼ばれていました。その後平安時代初期に天台宗関東別院となった慈光寺一山鎮護のため、近江の国(現滋賀県)の比叡山から日吉大神を勧請合祀し、萩日吉山王宮に改称したと言われています。
明治元年に神仏分離令の布告により再び萩日吉神社と改称し現在に至っている由緒ある神社です。当神社の神楽と境内の社叢は県指定の文化財に指定されています。
神社入り口にある天然記念物の児持杉(こもちすぎ)は見ごとな大木です。
人物と比べると大きさがわかると思います
カメラの電池切れのため写真はこれだけです。
余談ですが、小正月の一月の第3日曜日(今年は19日)には神社前の特設馬場で流鏑馬が行われます。この流鏑馬は3年に一度行われ今年がその年に当たります。
この周辺では昭和63年の調査では八か所※の神社で流鏑馬が行われていたのが確認されていましたが現在でも継承されているのは、毛呂山町の出雲伊波比神社とときがわ町の萩日吉神社(当神社)だけです。平成17年にその貴重さが認められ当神社の流鏑馬は埼埼玉県指定無形民俗文化財に指定されています。
※鳩山町大豆戸の三島神社、ときがわ町玉川の春日神社、嵐山町鎌形の八幡神社、小川町門山の八幡神社、同町大塚の八幡神社、越生町西和田の春日神社、毛呂山町岩井の出雲伊波比神社、日高市新堀の熊野神社
(資料:ときがわ町教育委員会発行パンフレットより抜粋)
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