鎌倉街道とは中世において鎌倉から関東の諸国を通り信濃や越後、陸奥などの地方を結ぶ交通路で鎌倉幕府の御家人が「いざ鎌倉へ」とはせ参じた道で、鎌倉時代から戦国時代までの関東武士の栄枯衰退を物語る道です。しかし、今も詳細な道筋等は明らかではなく「幻の道」と呼ばれているのが実態です。
鎌倉街道といっても一つの道ではなく関東地方だけでも「上道」「中道」「下道」と呼ばれる3本の道が知られています。埼玉県ではその他にも「秩父道」「羽根倉道」「山の道」等が通っていたようです。それ以外にも沢山の支道や間道も各地で伝えられています。
ネット検索で「いにしえの旅いざない隊」という古道を扱うブログを見つけました。その中に、上尾市内を通る鎌倉街道は「羽根倉道」と推定される鎌倉街道のほかにもう一つの鎌倉街道があるという説を紹介してしました。それによると「大宮台地沿いに上尾市平方を経て桶川・北本・鴻巣を通過して吹上に至り、行田・羽生を経て利根川を渡河し上野に至る道」というのが「歴史の道調査報告書」に書かれていたということです。
北本市にも「鎌倉街道」と称される道が存在していてこの文章と合致します。
そこでこの「鎌倉街道」と思われる道を鴻巣から上尾まで北本の道を基にして徒歩は結構きついので自転車で通ってみました。
はっきりとしていることは北本市内の案内板以外はないので、地図上の道を見ながら自分勝手な想像力を駆使して進むしかありません。これはこれで結構面白いものです。
道沿いにある神社や寺院等の旧跡をいろいろ巡ってみました。石仏等は名称がよく判りません。これはあくまでも個人の思惑で書いたものですのでその上で見てください。
ぞれでは次回 鴻巣から出発です。(都合により飛び飛びになるかもしれません。悪しからずご了承ください)
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