一月や二月に多い心筋梗塞や脳梗塞は命にかかわるものですが、
“林修のいまでしょ!”という番組で、其の対策を取り上げていました。
池谷医院長 池谷敏郎先生のお話よりの抜粋
血管性疾患の一覧
脳の病気 脳梗塞、脳出血,くも膜下出血
心臓の病気 心筋梗塞、大動脈解離
何故冬に多いのかというと心筋梗塞、脳梗塞
どちらも、血管に血栓が詰まることで発症する。
毎日われわれの体の中に60兆ある細胞が血管から送られて
くる酸素や栄養で動いているが、運んでくる道である血管
が詰まるとエネルギー不足で細胞は死んでしまう。
血管の長さはすべてつなぐとすると、地球二周半(10万キロ
メートル)にもなる。
心筋梗塞の予兆は、階段を上がると、胸が圧迫されて痛いとか
脳梗塞の予兆は一時的に手足に痺れがきたり、ろれつが回らな
いという予兆はあるが、大抵の人は、疲労がたまっているのか
ななどど考えて予兆とは思わないので見過ごしてしまうケース
が多い。
何故冬に多いのかというと、寒さで血管が縮むからで、人間の
体は暖かい場所にいると、体温を下げるのに、血管を広げて、
熱を放出しようとし、寒いところにいくと、体温を奪われたく
ないので、血管を狭めて熱を放出しにくいようにするんので、
血管が傷つきやすくなる。
先生の患者さんで、ある寒い日に、焼き芋やさんが来たので、
食べたくなって、軽装のまま、何も羽織らずに家を飛び出し
焼き芋を買って家の玄関で倒れてしまったというケースも
あるとか。
脳梗塞や心筋梗塞を発症しやすい時間帯もある。
1)お風呂の時間
暖かいお部屋から寒い脱衣場へ行くと、急に血管が縮まり、
浴室も寒く、熱めの浴槽に入ると急激に体温が上昇し、
血管が広がる。全身の血管が広がると、血液が下に下がって
いき、脳の血流が減るので、立ちくらみすることがあるのは、
其の証拠で、長時間のお風呂は、よくない。
お風呂に入る前に服を着た状態で浴場に入り、洗い場にお湯を
流すと、洗い場の温度が30度くらい上がるので、体によい。
また、脱衣場に小さなヒーターを備えておくのも、湯船の温度
との差が小さくなるので、よい方法である。
息を吐きながら湯船に入ることもお勧めだそうで、息を止めて
はいるといきみがでて血圧を高くする。
2)寝ている時間帯
寝ているときに心筋梗塞や、脳梗塞を発症する人は、いびきを
かく人に多い。
いびきはとても危険で、女性にも多いが、いびきは血圧の上昇、
降下を繰り返すので、血管に負担を掛けやすい。頻繁にいびきを
かく無呼吸症候群は、いびきをかく度に血管を傷つけている。
3)朝の時間帯で、目覚めてから一時間以内が多い。
寒い朝に要注意。
散歩、ごみ出し、洗顔、トイレ、ジョギングなどの時、寒いので
血管が収縮し、ちょっとの間だからと何も羽織らずに外に出たり
することはとても危険で、ちょっとの間でも、マフラーやコート
を着ることが大事。
血管の中に悪玉コレステロールが入り込み、こぶができ、こぶが
傷つくと血栓ができるが、こぶが傷つくと血液の塊の血小板が出て
血液の中の成分を巻き込みながら血管を詰まらせる。
こぶがあるのは危険な状態だが、自覚症状がない人が多いので、
気になる方は、医師に相談されるとよい。
ぼろぼろになった血管は二度と回復させることは出来ないといわれて
いたが、近年の研究によって、血管を完全に回復させることは出来
ないが、こぶが出来たりして傷つきやすい血管の一番内側は生活習慣
を改善することで、ある程度、回復できるということが分かってきた。
池谷先生によると、バランスのよい食事を心がけた上で、味噌、チーズ、
玉ねぎをとるようにすると、血管にとって理想的だそうです。
LTP(ラクトトリペプチド)はアミノ酸の一種で血圧を低下させ、
動脈硬化をおこりにくくさせるもので、味噌、チーズに含まれていて、
もう一つは、ケルセチンで、玉ねぎに含まれている。
ケルセチンのもつ抗酸化作用で活性酸素によるダメージを防ぎ、血流を
良くすると言われている。これは血管の内部を修復させる働きがある。
玉ねぎにはとっても多く含まれていて、皮をむいて、一週間天日に干すと、
ケルセチンが三倍になるとか。
この三つの材料を使ったレシピで先生お勧めなのが、チース入り玉ねぎ
味噌汁。(わたしもい作ってみましたがおいしかったですよ)
次は 先生お勧めの運動で、名づけて桃太郎運動で、実はノーベル賞を
受賞した研究に基づいたものだそうで、椅子に坐って、両足を両手で
きつく抱きかかえ血流を悪くした状態で15秒、それからぱっと手を離して
桃から生まれた桃太郎といいながら、後ろに反り返り(背伸びをした状態)
で手をぶらぶらさせる。これが血流を良くする運動だとか。
このとき一回止まった血流が再開して、其の時、NO(一酸化窒素)が出
て血管をしなやかにさせ血管の傷をなおし、若返らせる。肩こりにも効く。
これは1998年アメリカのルイス・J・イグナル博士ら3人がノーベル賞を
受賞された研究に基づいて考えられたものだそうである。
この運動は立ったまま行うと立ちくらみなどして危険なこともあるので、
椅子に坐るかベッドの上でやるのがよい。
“林修のいまでしょ!”という番組で、其の対策を取り上げていました。
池谷医院長 池谷敏郎先生のお話よりの抜粋
血管性疾患の一覧
脳の病気 脳梗塞、脳出血,くも膜下出血
心臓の病気 心筋梗塞、大動脈解離
何故冬に多いのかというと心筋梗塞、脳梗塞
どちらも、血管に血栓が詰まることで発症する。
毎日われわれの体の中に60兆ある細胞が血管から送られて
くる酸素や栄養で動いているが、運んでくる道である血管
が詰まるとエネルギー不足で細胞は死んでしまう。
血管の長さはすべてつなぐとすると、地球二周半(10万キロ
メートル)にもなる。
心筋梗塞の予兆は、階段を上がると、胸が圧迫されて痛いとか
脳梗塞の予兆は一時的に手足に痺れがきたり、ろれつが回らな
いという予兆はあるが、大抵の人は、疲労がたまっているのか
ななどど考えて予兆とは思わないので見過ごしてしまうケース
が多い。
何故冬に多いのかというと、寒さで血管が縮むからで、人間の
体は暖かい場所にいると、体温を下げるのに、血管を広げて、
熱を放出しようとし、寒いところにいくと、体温を奪われたく
ないので、血管を狭めて熱を放出しにくいようにするんので、
血管が傷つきやすくなる。
先生の患者さんで、ある寒い日に、焼き芋やさんが来たので、
食べたくなって、軽装のまま、何も羽織らずに家を飛び出し
焼き芋を買って家の玄関で倒れてしまったというケースも
あるとか。
脳梗塞や心筋梗塞を発症しやすい時間帯もある。
1)お風呂の時間
暖かいお部屋から寒い脱衣場へ行くと、急に血管が縮まり、
浴室も寒く、熱めの浴槽に入ると急激に体温が上昇し、
血管が広がる。全身の血管が広がると、血液が下に下がって
いき、脳の血流が減るので、立ちくらみすることがあるのは、
其の証拠で、長時間のお風呂は、よくない。
お風呂に入る前に服を着た状態で浴場に入り、洗い場にお湯を
流すと、洗い場の温度が30度くらい上がるので、体によい。
また、脱衣場に小さなヒーターを備えておくのも、湯船の温度
との差が小さくなるので、よい方法である。
息を吐きながら湯船に入ることもお勧めだそうで、息を止めて
はいるといきみがでて血圧を高くする。
2)寝ている時間帯
寝ているときに心筋梗塞や、脳梗塞を発症する人は、いびきを
かく人に多い。
いびきはとても危険で、女性にも多いが、いびきは血圧の上昇、
降下を繰り返すので、血管に負担を掛けやすい。頻繁にいびきを
かく無呼吸症候群は、いびきをかく度に血管を傷つけている。
3)朝の時間帯で、目覚めてから一時間以内が多い。
寒い朝に要注意。
散歩、ごみ出し、洗顔、トイレ、ジョギングなどの時、寒いので
血管が収縮し、ちょっとの間だからと何も羽織らずに外に出たり
することはとても危険で、ちょっとの間でも、マフラーやコート
を着ることが大事。
血管の中に悪玉コレステロールが入り込み、こぶができ、こぶが
傷つくと血栓ができるが、こぶが傷つくと血液の塊の血小板が出て
血液の中の成分を巻き込みながら血管を詰まらせる。
こぶがあるのは危険な状態だが、自覚症状がない人が多いので、
気になる方は、医師に相談されるとよい。
ぼろぼろになった血管は二度と回復させることは出来ないといわれて
いたが、近年の研究によって、血管を完全に回復させることは出来
ないが、こぶが出来たりして傷つきやすい血管の一番内側は生活習慣
を改善することで、ある程度、回復できるということが分かってきた。
池谷先生によると、バランスのよい食事を心がけた上で、味噌、チーズ、
玉ねぎをとるようにすると、血管にとって理想的だそうです。
LTP(ラクトトリペプチド)はアミノ酸の一種で血圧を低下させ、
動脈硬化をおこりにくくさせるもので、味噌、チーズに含まれていて、
もう一つは、ケルセチンで、玉ねぎに含まれている。
ケルセチンのもつ抗酸化作用で活性酸素によるダメージを防ぎ、血流を
良くすると言われている。これは血管の内部を修復させる働きがある。
玉ねぎにはとっても多く含まれていて、皮をむいて、一週間天日に干すと、
ケルセチンが三倍になるとか。
この三つの材料を使ったレシピで先生お勧めなのが、チース入り玉ねぎ
味噌汁。(わたしもい作ってみましたがおいしかったですよ)
次は 先生お勧めの運動で、名づけて桃太郎運動で、実はノーベル賞を
受賞した研究に基づいたものだそうで、椅子に坐って、両足を両手で
きつく抱きかかえ血流を悪くした状態で15秒、それからぱっと手を離して
桃から生まれた桃太郎といいながら、後ろに反り返り(背伸びをした状態)
で手をぶらぶらさせる。これが血流を良くする運動だとか。
このとき一回止まった血流が再開して、其の時、NO(一酸化窒素)が出
て血管をしなやかにさせ血管の傷をなおし、若返らせる。肩こりにも効く。
これは1998年アメリカのルイス・J・イグナル博士ら3人がノーベル賞を
受賞された研究に基づいて考えられたものだそうである。
この運動は立ったまま行うと立ちくらみなどして危険なこともあるので、
椅子に坐るかベッドの上でやるのがよい。