80ばあちゃんの戯言(2)

聞いてほしくて(つづき)

禅(4)

2016-04-10 14:14:00 | 最近の出来事
NHK テレビよりの抜粋

石井アナ

“禅”には、心を落ち着かせる言葉もあります。

阿吽、      一期一会、    喫茶去、 

脚下照顧、    行解相応、   禅即行動,  

知足、      而今、    日々是好日、 

平常心是道、   放下着、   本来無一物、

 莫妄想、   明珠在手、   夢、    

 和敬静寂  など。

こうした言葉の持つ意味を皆さんの具体的な悩みを、聞かせていただきながら、

ご紹介していきたいと思います。

まずは、内藤さん“

内藤さん

“僕は俳優をしています。今、61歳になって、若い時には、いくらでも

やれると思っていたんですが、60歳過ぎると、ああ、有限だなあと

感じて、後どういうペースで生きていったらいいか解らない。 何を目標

にしていいか解らない。 昔は楽しかった。今はあれやっていない、

これやっていない。何か積み残したものを感じますね。“

枡野さん

“解ります。”

内藤さん

“例えば、定年された方でもそう思っておられるかもしれない。”

室井さん

“ファンだから、もっとやって欲しい。”

内藤さん

“ァ。そう、じゃ頑張ろうって、出るけど、ちょっと・・・。”

枡野さん

“私は内藤さんに而今(にこん)という言葉を差し上げます。”

注:而今とは、今を大切に生きなさい。過去の

  失敗や栄光に執着すると、肝心な今が過ぎ去る。

枡野さん

“今という瞬間を生き抜くという、過去でも未来でもない・・・。”

内藤さん

“とらわれないって事ですか?”

イノッチさん

“とらわれないのにはどうしたらいいのですか?”

桝野さん

“自分が今、出来ること、目の前に巡り合っているものに対して、必死になって

集中することです。”

内藤さん

“心配しすぎないって事ですか?”

枡野さん

“心配って言うのは将来のこと。まだ来ていないこと。だから今のことに集中

 する。そうすると将来も変わってくるかもしれない。”

イノッチさん



“あの時やっておけばよかったってなるじゃないですか、心配だから最初に

準備しておくというのもありますけど? そう言う場合はどうしたらいいんですか?”

枡野さん

“当然、過去にいろいろ失敗がありますよね。なんで失敗してしまったか学習を

して、それを二度と繰り返さないこと。

消しゴムで消そうと思っても消せない。だから、忘れてしまう。

今、出来ることに集中する。“

柳沢さん

“集中することは”刹那“とは違うんですか?”


枡野さん

 “ちょっと違うんですね。”

柳沢さん

“今、目の前にあることに集中する。今、

生きていることに没頭するって、何か違いがあるかって気がします。”

枡野さん

“没頭するんですが、今、なすべきことに没頭するんですけども、どうしても

先のことを考えるから不安になってしまう。不安になるとそれが悩みになる。”

有働アナ

“今、イノッチが言っていたように、先を考えてないと、今だけだと、先が

見えないで、余計失敗したり、人生損したり、あるいは何か見えなくて不安に

なったりする気がするんですけど?”

桝野さん

“それは目標というか、夢というか進むべき方向をきちっと定めておかなければ

ならない、どっちへ行ってもいいというわけではないんですよね。

其の方向に、今、できる事、やらなければならないことを、一つ一つきちっと

やっていくってことですよね。あっちこっちに顔を向けていくことではない。”

イノッチさん

“じゃ、未来を見据えて、やるべきことをやるって事はこと準備していいってことですよね。”

柳沢さん

“場あたり的じゃないって事ですね。”

内藤さん

 “間口が広すぎるそんなことを考えるのはちょっと違うってことですかね?”

枡野さん

“ちょっと違いますね。”

石井アナ

“未来に対して、漠然と悩みを抱えておられる方も多いと思います。

 皆さんご唱和ください。



   而今、  而今!“


(つづく)